Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• よっち

  読了日：2024/06/05

  花街・戯蝶巷で陰の気が高まっているらしいという噂を聞き、凶后が潜伏しているのではないかと疑う皇帝・天凱に代わり変装した美凰が調査に行く第3弾。名妓たちが美貌や技芸を競う行事「花案」が開催される戯蝶巷で起きた、芝居小屋の階段から妓女が転落死する悲惨な怪異による事件。一方、野心家の叔父・義流から幻を見せるからくり仕掛けの美しい箱を受け取る天凱。お互い意識してはいるものの、叔母であり皇太后である美凰への想いは禁忌という葛藤を抱えていて、結ばれて欲しいですけど果たして上手い落とし所があるのか気になるところですね。

• らび

  読了日：2025/01/27

  人が人を想う形はそれぞれですがここまでの情念、執着は正直怖い。念に捕らわれ邪悪なものにがんじがらめにされるんだろうな。何をもって自分の物になると思うのだろう？美凰と天凱の関係は何らかの力が働かなければ変わるのは難しいでしょうが何とかしてあげたい。ドロドロの偏愛模様の中、鹿鳴と飛燕が思いを遂げたことが唯一の救いです。そしてあの凶后が再び・・

• 鳩羽

  読了日：2024/08/01

  花街で陰の気が高まり、凶后の仕業ではと調査に出かける美凰。そんな時、見物客が多くいる芝居小屋から、妓女が転落死する事件が起こる。事故のように見えたが、それは人ならざるものによる殺人だった。事件を追う美凰だが、けっして結ばれてはいけない、甥であり皇帝である天凱と惹かれ合うようになり…。かつての許嫁が妓女となり、宦官となった男はその汚れた身ゆえに積極的になることができないという、美凰と天凱が進展させられない恋を代わりの２人に動かしながら、凶后と対峙する苦しい巻。人の気持ちを利用する嫌らしさが存分に感じられた。

• 一柳すず子

  読了日：2024/10/14

  ついに自分たちの感情に向き合う恋情たっぷりの巻。ラスボス登場なのでどう収束していくのかも気になる。

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