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海が見える家 それから 小学館文庫

はらだみずき

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784094067965
ISBN 10 : 4094067965
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2020
Japan

Content Description

入社一ヶ月で会社を辞めた文哉が、急逝した父が遺した南房総の海が見える家で暮らし始めて、一年が経とうとしていた。そんなある日、元彼女から受け取ったメールには、「あなたは田舎に逃げたに過ぎない、楽な道を選んだだけ」と非難めいた言葉があった。都会を捨て、田舎に逃げただけなのだろうか?文哉は自問自答しながら、地元の人々や管理を任された別荘の所有者との交流を通して、働くということは何かを見つめ直し、自分なりの生き方を模索する。著者新境地。幸せのあり方を問う感動のロングセラーにしてベストセラー『海が見える家』の続編、待望の刊行!

【著者紹介】
はらだみずき : 千葉県生まれ。2006年『サッカーボーイズ 再会のグラウンド』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ろくせい@やまもとかねよし

    心地よく生きること。それは日々の生活で見つける幸せだと表す物語。南房総が舞台。亡き父の終の住処へ移住した23歳の息子を主人公として、そこに根ざす日常を綴る。彼が疲弊したのは、東京の雑踏、追われる時間、金でしか見いだせない仕事。彼の日常に、大学時代の彼女、不遇な生い立ちで心を閉ざしがちの女の子、ビワ農家で引きこもりがちな30代の男性、相続した別荘を金蔓として扱う男性が絡む。生きているのは確かに自分自身に違いない。だけど気が付く。自分の生は周囲の人々に支えられている。しかも、それは功利を超す利他であることを。

  • おしゃべりメガネ

    続編も変わらない読みやすさでサラサラと読了しました。前作から1年経過した話で主人公「文哉」はいちだんとたくましくなっており、前作を読んでいる自分としては、思わず頬が緩みます。前作ではとっぽいサラリーマン崩れだった「文哉」も色んなコトを自分で考えるようになり、成長の様子がしっかり確認できます。厄介者の姉は出番少なめなのが何よりで、「凪子」もだいぶ安定しているように感じます。本作を読むと改めて、自分が本当にやりたいコト、自分が大切にしてるコトはなんなのかを考えさせてくれます。今後の成長が益々楽しみな作品です。

  • まさきち

    前作ではどことなく頼りなかった文哉が立派に成長し、南房総でたくましく暮らし続けていた。さらに雑貨屋へのカフェの併設に自然栽培や陸穂栽培への挑戦、さらには別荘管理会社の設立と精力的に動き続け、自分の人生を充実させていく姿は本当に気持ちよかったです。そしてそんな彼をあたたかく包んで守っている地元や別荘街の人々の温かさも本当に気持ちよかったです。

  • ベイマックス

    続編。入社一ヶ月で退職したタイミングで父親が亡くなり、その父親が住んでいた千葉の海岸沿いの別荘地の古い家に引っ越しての田舎暮らしぶりが丁寧に描かれている。でも、まっ運良すぎだよね。そうなかなかうまくはいかないよね。

  • ふじさん

    会社を辞め、亡くなった父が残した海の見える家での暮らしが1年が過ぎた。元彼女から非難めいたメールが届き、自問自答する日々が続くが、地元の人々や管理を任された別荘の所有者との交流を通して、働くということを見つめ直し、自分なりの生き方を模索し、新しい道を踏み出すことになる。人にとって、幸せとは何か、問いかける感動の名作。続編もなかなかいい。

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