スペイン フェリペ二世の生涯 慎重王とヨーロッパ王家の王女たち

にしかわかずこ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784882029885
ISBN 10 : 488202988X
フォーマット
出版社
発行年月
2005年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,241p

内容詳細

4人の華麗なる王女たちを娶り、勝手放題の人生を送ったのかと思いきや、フェリペ2世に付けられた名前は「慎重王」。スペインの黄金時代を生きたフェリペ2世71年の歩みと4人の王妃の素顔に迫る。

【著者紹介】
西川和子 : 早稲田大学理工学部応用化学科卒。特許庁審判長。神奈川県逗子市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ジュンジュン さん

    フェリペ二世は生涯四度結婚した。相手はポルトガル、イングランド、フランス、オーストリアと皆違う王女と。この政略結婚を軸に彼の生涯を描いていく。ついたあだ名が「書類王」「慎重王」の彼はカトリック一徹の真面目人間。正直面白みに欠けるだけに、人間性及び足跡を振り返るのに、王妃たちの視点を加えると華やいで読みやすい。また、複雑なハプスブルク家必殺の結婚ネットワークも、冒頭の系図と丁寧な解説でなんとかなる。ただ、彼個人をフィーチャーしているので、当時のスペイン帝国の実態は掴めない。

  • viola さん

    研究でスペイン史の知識が必要になり、色々探しています。しかしスペイン史の本がとても少ないことに気付き、フェリペ二世なんて超!有名なはずなのに恐らくはこれしか単行本として出ていません。目的が目的なので専門書でないのが大変残念・・・ですが、それは仕方ありませんね。内容としてはとても面白いのに、著者の口調が気に障ります。誤字脱字が非常に多い・・。でも、貴重書だし、内容は面白い・・勿体ない!さらっと読めるタイプの本ですが、どこまで想像なのかが分かりにくいという難点が。著者は何者?研究者じゃないしなぁ。

  • K.Yamaguchi さん

    これまでオーストリア・ハプスブルク家の本はいくつか読んだけど、スペイン・ハプスブルク家の本は初めて読んだ。っつうか本屋さんでもスペイン・ハプスブルク家の本はあまり見かけない。 で、フェリペ2世。これまではカトリックに凝り固まった頑迷虎狼な印象だった。もちろんそれはその通りなんだけど、それもハプスブルク家の担う重積あっての故ということで、この本でちょっとは人間らしさを感じるようになった。そしてこの時代にしては長寿の70歳超まで生きたということを知り何事も慎重なっだのだなぁと感じ入った次第。 語り口がやや…

  • 遊未 さん

    歴史というより物語的です。基本ははフェリペ二世の幼年期、十代・・・七十代というまとめ方です。とにかく近親婚に次ぐ近親婚ですので、系図が凄まじいことになっていますが、説明は大変親切でわかりやすいです。系図自体がもう少し親切ならもっと助かった。人物の描き方は本当に優しいというか、明るい面が中心というか。疑問は残るけれど、次の本は・・・存在しないのが残念です。

  • Sana さん

    西川和子『スペイン フェリペ二世の生涯』読了。同じような名前と、近親結婚のせいか短命な王家の人々の入れ替わりに混乱したが、スペインの歴史の一部分がとても身近に感じられた。エル・エスコリアルを訪れて、この時代と彼らの足跡に少しでも触れてみたいと思う。#読書

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