Books

ポンコツ一家

Sumiko Nishioka

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065305102
ISBN 10 : 4065305101
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

家族紹介。
うちは、
母、80歳、認知症。
姉、47歳、ダウン症。
父、81歳、酔っ払い。
ついでに私は元SMの一発屋の女芸人。45歳。独身、行き遅れ。
全員ポンコツである。
ただ、皆が皆ずっとこうだった訳ではない。
何十年かぶりに、私は実家に戻った。
まずはその理由を、いや長めの愚痴にお付き合い頂けたら、とても嬉しい――。

***
変わり果てた実家。私の知らない母。実家に戻って
住もうなどと、その時は夢にも思っていなかったのに。

ローテーブルの上に、割りばしが突っ込まれたままのカップ麺や缶詰、茶色いお惣菜がこ
びりついたプラスチック容器、半分セメント色したミカン、黒炭のようなバナナの皮等々
の食べ残し、残骸が溢れている。ちょっとしたゴミ屋敷だ――。

どんな状況だって、病気だって、「ポンコツ」な人はいない。
でも、愛を持って私は家族を「ポンコツ」と呼ぶ。

***
「どこのどいつだ〜い?」「あたしだよっ!」「にしおか〜すみこだよっ」
ロングヘアをなびかせ、SMの女王様の格好で行う漫談で人気を博し、エンタの神様にも出演していた芸人・にしおかすみこさん。現在46歳で、髪もバッサリショートヘアにカットしたにしおかさんが「全員ポンコツ」と語る、自分の家族と介護の物語。


[ポンコツ一家 目次]
1 実家が砂場になっていた
2 記憶力テスト
3 背比べ
4 ヘドロとドロボー
5 疑惑
6 大晦日の大事件
7 一月にクリスマス
8 地域包括支援センターと冷凍マグロ
9 大事な話
10 姉のバタフライ
11 ホタルイカ
12 ママ速報
13 私の大事な話
14 花火とぎゃくたい
15 干支
16 ワクチンで発熱
17 青い花
18 ソワソワ
あとがき


《著者情報》
にしおか すみこ
1974年生まれ。千葉県出身。
2007年日本テレビ「エンタの神様」で女王様キャラのSMネタでブレイク。
春風亭小朝師匠の指導のもと落語に挑戦。高座名は「春風こえむ」
著書には自叙伝エッセイ「化けの皮」を出版。
現在ではテレビ東京「なないろ日和!」など、リポーターとしても活躍中。
趣味のマラソンでは、2019年にフルマラソンで3時間05分03秒、
2015年ウルトラマラソン100キロ女子の部にて第2位!!
最近はベジタブルカービングにハマりクオリティーの高さで話題になる。
デジタルメディア「FRaUweb」にて「ポンコツ一家」連載中(毎月20日更新)。

【著者紹介】
にしおかすみこ : 1974年生まれ。千葉県出身。2007年日本テレビ「エンタの神様」で女王様キャラのSMネタでブレイク。春風亭小朝師匠の指導のもと落語に挑戦。高座名は「春風こえむ」。現在ではテレビ東京「なないろ日和!」など、リポーターとしても活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • きみたけ

    終始笑いつつも、どこか哀愁の漂う内容でした。著者は、かつて「エンタの神様」にSMキャラで出演し一世を風靡した芸人にしおかすみこ。母、80歳、認知症。姉、47歳、ダウン症。父、81歳、酔っ払い。「全員ポンコツ」と語る彼女の家族と介護に奮闘する女芸人のお話。FRaU web 2021年9月から2022年9月公開記事を加筆修正の上、書き下ろしの原稿を加えた一冊。正直、もし自分が彼女の立場だったらどう対処していいやら途方に暮れるし、投げ出してしまいそう。家族のためとはいえ、にしおかすみこの根性に敬服です。

  • mint☆

    芸人にしおかすみこさんの家族エッセイ。表紙とタイトルはかわいいのに、母は認知症、姉はダウン症、父は酔っ払いと中身はとても壮絶。にしおかさんのツッコミで思わずクスッと笑ってしまうのに同時に涙が出てくる。この大変な状況でも家族への愛が感じられてとても温かい。母の料理が食べたいと実家に帰ったはずなのに様子のおかしい母が心配で実家に戻る決意をしたすみこさん。お母様の料理は二度と食べられないかもしれないと思っている中、突然作ってくれた肉じゃがを頬張るシーンは胸がギュッとなりました。#NetGalleyJP

  • モルク

    45歳芸人にしおかすみこさんの介護エッセイ。コロナ禍で仕事がなくなりちょいと実家に帰ってみたところあまりの惨状に新たなマンションへの転居予定を止め実家に戻ることを決意。それから80代のアル中の父と認知症の母そして47歳ダウン症の姉を抱えたすみこの格闘が始まる。全く笑い事ではない。家族を大切に思いながらも毒舌は止まずその家族のポンコツぶりもすさまじい。でもすみこさん、吐き出すことは大事、地域包括支援センター、基幹相談支援センターあらゆるものに相談利用しあなたが休める時間をとってください。

  • ALATA

    PHPでみかけ、興味がわき読み始めた。認知症、酒飲み、ダウン症など家族に振り回されて疲弊していく著者の姿が悲しくてなかなか進まなかった。でも持ち前のバイタリティーで生活を切り回すところや、疲れを溜めない、ストレスフリーで立ち回る頭の良さに感心しました。今日と明日だけ笑顔で迎える、うん。★3※疲れた時は「自分ファースト」で、ゆっくりお風呂に浸かって切り替える。これ、大切ですね。

  • ネギっ子gen

    【母80歳認知症。姉47歳ダウン症。父81歳(パパクソと呼ばれる)酔っ払い】REIさんのレビューに惹かれ――。著者は、元SMの一発屋芸人。家族全員のポンコツぶりがリアルに綴られる。連載が始まったと知り、正気の状態の母は言う。<ワルが入ってなきゃいいよ。そんな単純じゃないだろ。そんなきれいごとじゃないでしょ。それがウチで、それを書いてるんでしょう。あんたはあんたらしく胸を張りなさい。堂々と気持ちを伝えなさい。ウチらはどこにでもある普通の『ボンクラ一家』ですって>と。“家族への悪口”ではなく、“愚痴”だと。⇒

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items