高田渡に会いに行く

なぎら健壱

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784909646354
ISBN 10 : 4909646353
フォーマット
出版社
発行年月
2021年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
336p;19

内容詳細

伝説のフォーク・シンガー、高田渡。その影響力は死後15年を経た今でも衰えることはありません。その実像を探るために、なぎら健壱が家族も含めた関係者へのインタビューを敢行。高田渡のほんとうの姿に迫ります。

【目次】
・出会いと黎明期
証言1:高田烈(いさお、3男、高田渡の兄)
証言2:高田漣(長男、ミュージシャン)
証言3:高田富美子(最初の配偶者、漣の母)
証言4:佐久間順平(ミュージシャン)
証言5:シバ(ミュージシャン)


《著者情報》
なぎら 健壱(ナギラ ケンイチ)
フォーク・シンガー、俳優、タレント、執筆家。 1952年、東京都中央区銀座(旧木挽町)生まれ。1970年、第2回中津川フォーク・ジャンボリーに飛び入り参加したことがきっかけでデビュー。1972年、ソロアルバム「万年床」をリリースして現在に至るまで、数多くのアルバムを発売している。以後、音楽活動だけでなく、映画、ドラマ、テレビ、ラジオへの出演、新聞・雑誌の連載など幅広く活躍中。東京の下町とフォーク・ソングに造詣が深く、カメラ、自転車、街歩き、酒をはじめ、多彩な趣味を持つことでも知られる。1977年、「嗚呼!花の応援団 役者やのォー」で日本映画大賞助演男優賞受賞。2009年、第25回淺草芸能大賞奨励賞授賞。代表曲に「葛飾にバッタを見た」、主な著書に「日本フォーク私的大全」(ちくま文庫)などがある。

【著者紹介】
なぎら健壱 : フォーク・シンガー、俳優、タレント、執筆家。1952年、東京都中央区銀座(旧木挽町)生まれ。1970年、第2回中津川フォーク・ジャンボリーに飛び入り参加したことがきっかけでデビュー。1972年、ソロアルバム「万年床」をリリースして現在に至るまで、数多くのアルバムを発売している。以後、音楽活動だけでなく、映画、ドラマ、テレビ、ラジオへの出演、新聞・雑誌の連載など幅広く活躍中。東京の下町とフォーク・ソングに造詣が深く、カメラ、自転車、街歩き、酒をはじめ、多彩な趣味を持つことでも知られる。1977年、「嗚呼!花の応援団 役者やのォー」で日本映画大賞助演男優賞受賞。2009年、第25回淺草芸能大賞奨励賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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高田渡の伝説を剥ぐとばかりに、関係者への...

投稿日:2021/06/18 (金)

高田渡の伝説を剥ぐとばかりに、関係者へのインタヴュウを通じて、高田渡の隠された側面に光を当てている。お兄さんや元奥さんへの話など、著者でなければ実現しなかっただろう。殊に父子で江東区辺に住んでいた頃の話が興味深かった。 著者の高田への強い思慕はいさささかも減じることがないことが、斯様な本を生み出したと言えるが、一方で自分が一番知っている、思っているという独占欲が垣間見えるのが気になった。 また、インタヴュウの人選がどうしてこの面子になったか--おそらく断られた人、端から話を聴きたくない人もいただろう--に関する説明は最低限欲しかった。

アーチ さん | 東京都 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • MICK KICHI さん

    盟友、なぎら健壱氏による高田渡回想。没後聖人化するイメージとは逆の姿を浮き彫りにする。と言ってもそこには限りなく愛に溢れていて露悪的な姿勢は全く感じない。高田渡と言うペルソナに意識的にか、我知らずか埋没したあげく、酩酊伝説を数限り無く残して去っていった幼少期からの孤独感と人好きな寂しがりの人生がそこに見えてくる。フォークソングをルーツミュージックの側面から根本的に考え直すきっかけになり、「替え歌」による日本の詩歌との芸術的に昇華されたカバーソングに魅了された自分にとって非常に興味深い内容であった。

  • へくとぱすかる さん

    ベルウッドからリリースされたLPと比べて、今までそんなに聴かなかった、URCの「汽車が田舎を通るそのとき」について、意外に頻繁に言及されていることが興味深い。近いうちに聴き返してみようと思う。なぎらさんにとって、高田渡は憧れの先輩であったと同時に、長らく音楽世界をともに生きてきた仲間。既存の詩や歌をアレンジして歌っていたことは有名だが、あの「ブラザー軒」までが事後承諾で、なぎらさんの曲さえも使われていたことは驚き。負の側面も人々を惹きつける不思議な人。自分自身を演じていたとは、よく言い当てたものだと思う。

  • りょうけん さん

    <渡> この本,渡るさんと親しかった方との対談の合間に筆者のなぎら健壱が自分と渡るさんとのエピソード話をうまく挿入して語り繋いでゆくという方法がとてもいいです。 対談の丸写し記述だけだとどうしても面白みに欠け ますもの。対談って一字一句をそのまま書くだけでは本当につまらない本にしかならないですから。だってそもそも100%本になる前提で対談しているわけではないかもしれないし,目の前に相手が居るからばこそその話をして面白かったりするのです。

  • 古本虫がさまよう さん

    証言(インタビュー)が「二段組」の小さめの活字。還暦世代には読むのが辛いかも?彼のお父さんは共産党員だった時期があるとかそんな話も出ていた。なるほどね? だから自衛隊風刺歌を作ったのか。高田さんも「赤旗」に関係する印刷所の文選工の仕事に就いたりすることもあったとのこと。自宅では「赤旗」を購読していて、その影響を受けた? ファンには興味深い一冊でしょう。「自衛隊に入ろう」は、歌詞はともかくメロディ的にはまったく好きになれない代物(ネットで聴きました)。「人民解放軍に入ろう」なんて歌も作ればよかったのに?

  • ターさん さん

    高田渡氏は今や伝説の人物になった。その実像は、「渡ちゃんは優しい人」と思われているが、「誰に対しても“その人が言われたら一番嫌なことを言う人”だった」という。在りし日、なぎら氏と並んで歌っていた姿を思い出す。なぎら氏は時折、渡氏の様子を見ていた。あれは音楽的な視線だけではなかった様な気がする。釧路で亡くなって、羽田に櫃が運ばれたのを迎えたのは井上陽水氏だった。それに、なぎら氏は「なんだか分からないんだよね」と、今でも納得していない様子。学生時代、ぐゎらん堂に一緒に行ったW君。あれからどうしてる?元気かあ?

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