つげ義春コレクション 苦節十年記/旅籠の思い出 ちくま文庫

つげ義春

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480425461
ISBN 10 : 4480425462
フォーマット
出版社
発行年月
2009年03月
日本
追加情報
:
15cm,414p 図版16p

商品説明

つげ義春のエッセイ・イラストをセレクトした一冊。「夢日記」や旅行記、自分史など、マンガ作品とは違った楽しみが味わえる。
【解説: 池内紀 】

内容詳細

つげ義春が、エッセイとイラストで描く、もう一つの世界。旅籠、街道、湯治場の風景や旅先で出会った人。貧乏旅行の顛末を綴った文章、自らの少年時代などを記した自伝的エッセイなどをセレクトした。つげ的世界の極致ともいうべき「夢日記」は、絵と文章のコラボレーション。さらにカラーイラストも付いた、ファン必携の1冊。

目次 : 旅のエッセイ(旅籠の思い出/ 上州湯宿温泉の旅 ほか)/ イラスト(旅の絵本/ 桃源行 ほか)/ 自伝的エッセイ(断片的回想記/ 密航 ほか)/ 夢日記

【著者紹介】
つげ義春 : 1937(昭和12)年、東京葛飾生まれ。子供のころからいくつものアルバイトを経験し、小学校卒業とともにメッキ工場に勤める。その後職を変わりながら、職業としてマンガ家をめざし、1955(昭和30)年に単行本『白面夜叉』で本格デビュー。貸本マンガや子供向け雑誌で活躍。1965(昭和40)年から「月刊漫画ガロ」に作品を発表し、じょじょに注目を集めるようになる。独特な作風で知られ、寡作ではあるが、根強いファンを持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
1
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
つげ義春は漫画も面白いけれども、紀行文や...

投稿日:2021/06/21 (月)

つげ義春は漫画も面白いけれども、紀行文やイラストもしみじみとした味わいがあってとても良いです。単なる漫画家というよりも、正に芸術家だと思います。

やすじい さん | 千葉県 | 不明

0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • Shoji さん

    『苦節十年記』どころではなく、生まれてこの方、ずっと苦節続き。ジメジメしていて暗い。しかも赤貧、人前には出られない、挙句、心身は耗弱。いいことなんて一つもない人生のようだが、それを題材にしてこうして執筆活動をしている。恥も外聞も捨て赤裸々に生きることで、人生を謳歌しているかのようだ。つげ義春なる人、全くもってカオスだなあ。

  • アズル さん

    新潮文庫の「つげ義春とぼく」(絶版)が収録されている形になっていました。「苦節十年記」や弟・つげ忠男、密航、自分史が収録されているので、読み応えがあります。

  • ブラックジャケット さん

    唯一無二のタッチで、強烈な個性を誇るつげ義春のマンガ。そんなつげの回顧録的な旅日記。しかも観光旅館ではなく商人宿に泊まり続ける。昭和には全国を回る商人たちのためのベース基地となった。秘湯めぐりも超マイナーな選択で、モノクローム的な印象となる。後半の自伝も自虐的で、売れないマンガ家つげ義春の軌跡を綴る。つげが生きた昭和にはマンガブームがあったのだけれど、光の当たるところは縁のないマニアだけの世界に支持を得た。最終部の夢日記は、活字とイラストで、つげのノスタルジックでシュールな夢を再現する。創作の秘密だな。

  • 六波羅 さん

    つげ義春のエッセイ集。絵も掲載。温泉紀行と日常エッセイと夢日記という構成。温泉紀行は「逆上(のぼせ)引下げ湯」と呼ばれる精神病に効用のある温泉滞在記が再読ながらやはり興味深かった。この温泉。つげのエッセイのおかげ(?)で温泉マニアには有名で、健常者なのに宿泊を希望する人が後を絶えないらしい。しかし、けんもほろろに追い返され絶対に宿泊できないのだ。日常エッセイは、自殺未遂の話。河原で石ころ拾う話などマンガになった、エッセイや貧乏話が主。貧乏話は暗膽としていて気が滅入ってしまった。 つづく

  • Mark.jr さん

    つげ先生の漫画ではなく(いくつかのイラストは収録されてますが)、旅行紀や自伝的エッセイ、夢日記などの文章作品を収録した本です。フィクションというある種のフィルターを通してない分、良くも悪くも著者の気質・人間性が強く出ています。故に全体の雰囲気はかなり暗いですが、ストレートに漫画の元ネタが書かれてもいるので、ファンには一読の価値があるのでは。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

つげ義春

1937(昭和12)年、東京葛飾生まれ。小学校卒業前後から中華屋、メッキ工などアルバイトや職を転々とし、職業として漫画家を目指す。1955(昭和30)年に単行本『白面夜叉』で本格デビュー。貸本漫画を経て、1965年から「月刊漫画ガロ」に発表した諸作で漫画界芸術界に衝撃を与える。連作「無能の人」をはじ

プロフィール詳細へ

コミック に関連する商品情報

おすすめの商品

HMV&BOOKS onlineレコメンド