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鴎外は何故袴をはいて死んだのか 「非医」鴎外・森林太郎と脚気論争

しだのぶお

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784875555407
ISBN 10 : 4875555407
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2009
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

陸軍軍医中枢部の権力的エリート軍医「鴎外」は脚気病原菌原因説に固執し、多くの脚気による戦病死者を出してしまう。そして、謎の遺書を残し、袴をはいたまま死んだ。その遺書と行為に込められたメッセージを解明。

【著者紹介】
志田信男 : 1930年東京深川生まれ。東京薬科大学名誉教授。医学研究家。西洋古典学者、詩人。1955年東京大学文学部言語学科卒業。1963年東京大学大学院博士課程修了。伝統医学・医学史・食事療法・各国民間療法に精通。薬用植物および菌類研究家。生活習慣病の代替医療にも詳しい。セルフメディケーションの実践家として、胃ポリープ・急性腎炎・胆のうポリープを、食事と民間薬草療法併用で克服。予防医学と全人医療としての統合医療を提唱し実践している。日本医史学会、日本東洋医学会、日本菌学会等会員。全時伝承医学研究所代表。「伝承と医学」誌主幹。特別非営利活動法人「日本医療情報福祉ネットワーク」理事。訳詩集として『セフエリス詩集』(土曜美術販売)、1993年この詩集でギリシア文学翻訳家協会賞(アテネ)受賞、詩集中の一節は2004年アテネ・オリンピック大会開会式冒頭のTV放送中引用放映された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • James Hayashi

    東京薬科大名誉教授、医学研究家、09年著。著者が過去に記したものを集めたものであり、重複している箇所も多い。日本海軍で脚気は克服されていたが、その事実を知りながら(鷗外は岡崎圭一郎「日本米食史」の序文で脚気は栄養障害説である事を認めている)陸軍軍医総監の森林太郎は病原菌説を曲げなかった。故に日清日露戦争で3万人以上の兵士が脚気で亡くなっている。著者は「未必の故意による大量殺人」p41と宣い、鷗外を医者と認めておらず非医と呼ぶ。タイトルはミステリ調だが、著者が類推する森鴎外の心底を暴露する良質なもの 続く→

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