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夫のちんぽが入らない 講談社文庫

こだま

User Review :5.0
(2)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065129708
ISBN 10 : 4065129702
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2018
Japan

Content Description

同じアパートに暮らす先輩と交際を始めた“私”。だが初めて交わろうとした夜、衝撃が走る。彼の性器が全く入らないのだ。その後も「入らない」一方で、二人は精神的な結びつきを強め、夫婦に。いつか入るという切なる願いの行方は―。「普通」という呪いに苦しみ続けた女性の、いじらしいほど正直な愛と性の物語。

【著者紹介】
こだま : 主婦。2017年1月、実話を元にした私小説『夫のちんぽが入らない』(扶桑社)でデビュー。たちまちベストセラーとなり、「Yahoo!検索大賞2017」小説部門賞受賞。二作目のエッセイ『ここは、おしまいの地』(太田出版)で第34回講談社エッセイ賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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運良くサイン本を手にいれることが出来た。...

投稿日:2021/04/14 (水)

運良くサイン本を手にいれることが出来た。自伝に近い私小説の場合、サインは物語の続きといえるのではないだろうか。久しぶりに読んでも泣いてしまうほど共感出来る本作は、すでに単行本を持っていても、書き下ろしのあとがきを読むためだけにでも買う価値はある。

てのりくじら さん | 愛知県 | 不明

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タイトルからしてコミカルな内容なのかと思...

投稿日:2021/04/12 (月)

タイトルからしてコミカルな内容なのかと思いきや、とてもシリアスな内容なのでその落差が面白いです。 結婚したら当然のように子供をつくるといった夫婦に対する世間一般の当たり前について考えさせられる内容です。

chet さん | 神奈川県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 青乃108号

    「おしまいの地」シリーズで馴染んだ覆面作家、こだまさんのデビュー作。そのタイトル故か地元の図書館には待てど暮らせど所蔵されず、かといって本屋で買う勇気もなく、ネットでポチるという技も身に付けていない俺は、読みたい読みたいとずっと思っていたのだが、運営さんのキャンペーンのお陰で電子書籍版を購入出来、やっと読めた。読み始めるとこれはまるでジェットコースターの様、遅読の俺がなんと2時間半で読み切った。こだまさん夫婦の赤裸々な事情。彼女が夫にも作家である事を明かしていない理由が漸く腑に落ちた。素晴らしかった。

  • しゅら

    おもしろい、興味深い、とても心揺さぶられた。心情が共感。言葉遊びが絶妙で笑えるのに切なくて辛くて泣ける。好きな人と繋がれないのはすごく辛い。でもこの夫婦お互い必要としてるし、支えあってるのに干渉し過ぎないから素敵すぎる。精神病んだ時はもう少し頼った方が良かったけど、言えないのも分かる。この2人に希望の光が見えるといいなと思う。「そうですか?僕はこんな心の純粋な人、見たことがないですよ」「さんざん考え、悩み抜いた末に出した決断を、そう生きようとした決意を、それは違うよなんて軽々しく言いたくはないのです。」

  • yoshida

    タイトルで驚く作品だが、この作品はこのタイトルが良い。生きづらさを抱える夫婦の形を、妻の眼線で描いた切実な私小説。入らないことよりも、作者が病んでいく心理が印象に残る。私は数年をかけて病んだが、作者は急速に病む。作者が様々な考えの拘りや執着、固定観念から、真の意味で離れることが出来たのは本作を書けた為と思う。人はそれぞれに悩みや闇を持つ。程度の差はあれど、他人はそれを批判することは出来ない。その悩みや闇の深さは本人にしか分からない。つらいものはつらい。人間の普遍的な悩みを描いた作品である。一読の価値あり。

  • ゆいまある

    ブログのような軽いものを予想していたら違った。とても美しい文章。親に虐待され、自分は醜いと思い込んでる女性が自然と好感を持った男性と結婚。だが彼のちんぽが大きくて入らない。行きずりの相手なら入ることからも心因性が疑われるが、極端な恥ずかしがり屋のこの人にその事を強要することなどできない。鬱になり自殺を考えてもひたすら自分を責め続ける姿に、いっそ精神科に行って、医者の治療が悪いから何もかもうまくいかないと八つ当たりしてくれと心がひりひりした。最後まで一貫して誰のことも責めずに生きる姿が尊い。お勧め。

  • キ♡リン☆か

    タイトルがすごすぎて、興味を持って読んでみました。しかし、テーマはなかなか深く、いろんな意味で考えさせられる小説でした。当たり前とは何か?、夫婦とは?人の幸せは何か?いろんななことを問いかけてきます。実際このタイトルの夫のちんぽが入らないという言葉で、重いテーマに対して、一服の清涼剤のごとく、笑いを入れてくるこの作者のセンスには脱帽です。

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