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いまだ、おしまいの地

こだま

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784778317225
ISBN 10 : 477831722X
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2020
Japan

Content Description

講談社エッセイ賞受賞作家、こだまの最新作!


集団お見合いを成功へと導いた父、とあるオンラインゲームで「神」と崇められる夫、小学生を出待ちしてお手玉を配る祖母……“おしまいの地”で暮らす人達の、一生懸命だけど何かが可笑しい。主婦であり、作家であるこだまの日々の生活と共に切り取ったエッセイ集。

17年に発表したデビュー作『夫のちんぽが入らない』は20万部を突破し、翌年刊行した『ここは、おしまいの地』は歴史ある文学賞のひとつ「講談社エッセイ賞』を受賞、そして19年には『夫の〜』がNetflixにてドラマ化(タナダユキ監督)され世界へ配信されるなど、デビューから過ぎた怒涛の3年間。

そして2020年、待望の新作として『いまだ、おしまいの地』が発売される。作品が日本のみならず世界へと広がったにも関わらず、いまだおしまいの地で暮らし、いまだ彼女が作家であることを家族は知らないまま。ぜひ、こだまさんの秘密を共有するような気持ちでご一読ください。


[目次]
プロローグ もっと悩め/面白くない人/先生と呼ばれる人たち/逃走する人/小さな教会/ちょうどよくなる/その辺に落ちている言葉/嘘つきの血/九月十三日/崖の上で踊る/錆び星/おそろい/メルヘンを追って/ネット大喜利という救い/猫がくれた石/転げ落ちた先も悪くない/探検は続く/郷愁の回収/珍しい苗字の男の子/エピローグ あなたは輝いている

※『Quick Japan』で連載したエッセイを大幅に加筆・修正をした全20篇を収録。


【著者紹介】
こだま : 主婦。2017年、『夫のちんぽが入らない』でデビュー。2018年、エッセイ集『ここは、おしまいの地』で第34回講談社エッセイ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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前作からすこし間が空いた本作は、やはり続...

投稿日:2021/04/14 (水)

前作からすこし間が空いた本作は、やはり続いていく穏やかな日常が中心でひと安心。この情報化時代でも、おしまいの地であればバレないものなんでしょうか。近況報告も思い出話も好きなので、これからも読み続けていきたい。

てのりくじら さん | 愛知県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    こだま、3作(全作?)目です。相変わらずのエッセイですが、今回は家族の話題が多めでした。メルヘンに騙された詐欺事件が面白かった。おしまいの地に棲む著者が、さいたまスーパーアリーナのSEKAI NO OWARIのLIVEに出没しているとは思いませんでした🎶 挿入されている写真が意味不明です(笑) https://www.ohtabooks.com/sp/oshimai2/

  • sayuri

    こだまさんのエッセイを読むのは初めてだけど、読む毎にこだまさんをもっと知りたくなり、こだまさんをもっと好きになる。パニック障害を持つ夫に突如襲い掛かった奇病、こだまさん自身も鬱やゆっくり進行する病と向き合う日々、身体も心も途轍もなく苦しいだろうに、俯瞰して冷静に見つめ、ヘタするとそれさえもユーモアに転じようとするこだまさんに強さと優しさを感じる。生き辛さを感じ時々堪らない気持ちになるけれど、このエッセイを読むと無理しなくて良い、そのままで良いと優しく背中を押して貰えるようだ。こだまさんの包容力に救われる。

  • 青乃108号

    折角の休日の朝に「何もかも憂鬱な夜に」というヘビーな本を読んでしまった俺が、きっと憂鬱な気分になるに違いないから、とカンフル剤として用意しておいたのが本作。偶然だが著者のこだま氏も俺と同じメンタル系の病気を患っているらしい。締め切りの恐怖におしつぶされそうになりながら、必死に執筆された作品群なのだろうが、やはり彼女の語り口はいつも優しく、次々披露されるエピソードの数々は今朝から憂鬱になって困っていた俺のこころに良く効いてくれた。

  • 美登利

    こだまさん、初読み。話題になった私小説は結局読まずじまいですが、あらすじなどはネットで拝見。教師だったことも知っていましたが、その後難病を患われ、最近は鬱病になったと知り、またご夫婦共にここに来るまで大変だったんだなと思うと、色んな形の夫婦があっても良いし、上手く補っていけるのなら周りが言うことでは無いと感じます。こだまさんの鬱症状が昔の自分と重なったところもあり、ああ分かるなと思うところが多かったです。エッセイ賞を受賞された前作を読んでみたいと思います。

  • どんぐり

    覆面作家こだまの自虐的エッセイ第3弾。好きなものを最初に食べるか最後に取っておくかという好みの問題にこだわったり、詐欺師に言われるままお金を振り込んでしまったりする。主婦と作家を行き来しながら、自分の正体をいまだに家族に言えずにいるってどういう二重生活を送っているんだろう。次の4弾を待とう。

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