Books

寿命が尽きるか、金が尽きるか、それが問題だ

こかじさら

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784866214320
ISBN 10 : 4866214325
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2022
Japan

Content Description

わがまま、逆ギレ、能天気、人任せ…一般常識も理屈も通用しない4人の介護が始まった。「これは修行か!はたまた罰ゲームか!」彼らから解放される日を指折り数えながら奮闘する日々。全力で頷けるせきらら介護エッセイ。

目次 : 第1章 老父母の辞書に「聞き分け」という文字はない(他人事だった介護がついに自分事に!/ 千葉県大停電!今は相撲どころじゃないんですけど/ 高齢者は弱者なのか… ほか)/ 第2章 浮世離れも甚だしい叔父と叔母を巡る事件簿(半年にわたる無免許運転が発覚!/ 二十四通の書類を書くはめに/ 当人は困っていることに気づいていない ほか)/ 第3章 老父母の介護という世にもやっかいな物語(三日に一度は付き添いで病院へ/ いい人とは、耳の痛いことを言わない人のことである/ このままでは訪問ヘルパーが消滅する ほか)

【著者紹介】
こかじさら : 1958年千葉県生まれ。中央大学専門職大学院国際会計研究科修士課程修了。出版社勤務を経て2016年『アレー!行け、ニッポンの女たち』講談社刊(『負けるな、届け!』として文庫化)でデビュー。2019年9月、現代ビジネスに両親の介護生活を描いた記事を掲載し、大きな反響を呼んだ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • いつでも母さん

    参った。いちいち刺さるのだ。『老親の寿命が尽きるのが先か、介護する側の気力が潰えるのが先か、はたまた貯金が底を突くのが先か……。』ここに私の頭から離れない現実と不安の全てがあった。介護は綺麗ごとじゃない。私の人間性を試されているのだ。こかじさらさん初読みながら、ガンバレとエールを送りつつ、私は私の現実を思う。あぁ私も老いるのだ。長寿を目指したツケが「待ったなし」なのに国はどう考えているのだろう。いや、それより今は「明日もデイに行ってくれますように」「妄想に拍車がかかりませんように」と願うのだ。

  • sayuri

    「この人、一体いつまで生きるつもりなんだろう」「とっとと逝っちゃってください」本文中に登場する本音にドキっとする。本作を面白いと言うと語弊があるけれど、高齢者介護を扱ったエッセイの中で群を抜いて面白かった。介護の為に故郷にUターン移住したこかじさん。一人を介護するだけでも大変だろうに、そこで待ち構えていたのは92歳の実父、90歳の実母、更には子どものいない89歳の叔父叔母夫婦、癖の強い4人の介護地獄。こかじさんの奮闘と献身ぶりに尊敬の念を抱く。誰もがいずれは通る道。これは他人事と思わず読んだ方が良い作品。

  • nyaoko

    両親だけでなく、子のいない叔父夫婦の介護まで引き受けなければならないなんて、なんて恐怖!と言ったらいけないんだろうけど、もう読み始めてすぐに「キッつい!無理!」と声に出ました。リアル介護地獄です、終わりが見えない介護地獄《育児は先が見えるけど、介護は終わりが見えない。確かに終わりはあるのに見えないから恐怖》金で解決出来る事は金で、と言っても金だって使えば無くなるし、長生きすれば当然使い果たすわけで、あぁ地獄…。自分の親は、叔父夫婦は弱者なのか?分かります、その気持ち…。

  • ケイト

    笑いながら読んだけどこれは笑えない。介護あるあるは自分にも重なる所があって身につまされる。自分もこの先『施設に落ちた日本死ね!!!』という子供達の声を聞くかもしれない。有料老人ホームは高いし、施設はあっても人手不足はどんどん加速するだろう。この間近所の人と「旦那が認知症になってエロに走ったらどうする?」て笑ったけど、徘徊する奥さんを在宅で見ている旦那さんもいるしやっぱり笑えない。生きるのも大変だけど死ぬのも大変だ。認知機能向上のために目をつぶって片足で何秒立っていられるか?この動作をしている今日この頃。

  • はつばあば

    初っ端から笑った笑った。作者と同じく大学入学と同時に家を離れた娘達。我が娘達は作者のように親に甘くもないので、この本娘達にも勧めました。「断捨離、断捨離と言う前に一番大事なのは実印・銀行印・登記簿と」そんなん聞いてないと娘。そういう会話の時間を持たず、親の作った食事を食べて片付けもせずごちそうさんとお持ち帰りの品を持って月々15万の家賃を払って猫様とお住まいの地へ。親として子の世話にはなりたくないが甘えたい。私も毒母故余計自分の人生の区切りは自分でと。思い通りになった人生、自らで引き際を決めたいものです。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items