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天然ゴムの歴史 ヘベア樹の世界一周オデッセイから「交通化社会」へ 学術選書

こうじや信三

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784876988600
ISBN 10 : 4876988609
Format
Books
Release Date
May/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

タイヤの原料として現代の交通化社会を支えるゴム。天然ゴムを産み出すヘベア樹(パラゴムノキ)は現在主に東南アジアと南アジアで栽培されているが、その原産地はアマゾンである。ゴムの樹はどのようにしてアマゾンを脱出し、世界中に広まったのか?また、それは人類の社会に何をもたらし、どこへ導くのか?ヘベア樹の移植と交通化の立役者である4人の男たちの生き様を軸に、天然ゴムのダイナミックな歴史を生き生きと語る。

目次 : 序章 天然ゴム前史/ 第1章 キナノキのプラント・イントロダクション―ヘベア樹に先行したマーカムの試み/ 第2章 若きウイッカムとゴムとの出会い―ニカラグア、オリノコ、そしてアマゾンへ/ 第3章 ヘベア樹プラント・イントロダクションの始動―ウイッカムとキュー植物園・インド省の綱引き/ 第4章 ヘベア樹のオデッセイ―アマゾンからキュー植物園、そして南アジア・東南アジアへ/ 第5章 ウイッカム、失敗に魅入られたプランター/ 第6章 ゴム・プランテーションの確立とリドレイ/ 第7章 ブラジルへ里帰りしたヘベア樹―フォードとフォードランディア/ 第8章 天然ゴムに魅せられた人々―この奇妙な植物資源の科学/ 第9章 21世紀における「交通化社会」と人類/ 終章 天然ゴムの未来

【著者紹介】
こうじや信三 : 1942年大阪に生れる。1965年京都大学工学部(高分子化学科)卒業。1969年京都大学大学院工学研究科博士課程(高分子化学専攻)中退、京都工芸繊維大学工芸学部(工業化学科)助手、(同助教授を経て)1991年同(物質工学科)教授。1993年京都大学化学研究所へ転任。2006年京都大学名誉教授。同年から2009年までマプア(Mapua)工科大学(フィリピン、マニラ)、マヒドン(Mahidol)大学理学部(タイ、サラヤ)客員教授を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 人生ゴルディアス

    現在のゴムのほとんどはタイヤ用途で、その前はイングランドの雨合羽、とある。けれどどうもブラジルではそれよりも前にゴムの有用性が理解され、盛んに取引されていたようで、いったい何に使っていたのだ……と混乱した。ググると、靴や陶器にゴム樹液を塗り付けて、基本的には防水で利用していたようだ。本書はブラジルのゴム樹が英国の植物園を経由してインドに根付くまでの冒険が書かれていて大変良い。何万粒を原産地から送りだして発芽率がどのくらいで…とかなかなか見ない数字(発芽率は2%前後のよう)。フォードランディアの記載も貴重

  • takao

    ブラジル原産のゴムの木がどうやって東南アジアに

  • 神戸

    超面白い

  • 放浪のヴァイオリン弾き

    日常使われている天然ゴムというものについてその歴史からよく説明されていた。特にヘベア種をイギリスからアジアへ持ち込んだウイッカムという人への興味が尽きない。

  • Fordlandia / Americana sp

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