くらもち花伝 メガネさんのひとりごと

くらもちふさこ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784797673616
ISBN 10 : 4797673613
フォーマット
発行年月
2019年02月
日本
追加情報
:
187p;19

内容詳細

椎名林檎さん推薦
「昨日なかったものを今日生み出す楽しみと苦しみ。全ての素は愛。」


1972年「メガネちゃんのひとりごと」でデビュー以降、
「おしゃべり階段」「いつもポケットにショパン」「天然コケッコー」「花に染む」など、
常に一級の少女まんがを描き続けてきたくらもちふさこ初の自伝&秘伝の書。
これまであまり語られることのなかったデビュー当時の別冊マーガレット編集部の様子や壮絶な制作秘話、
まんがの意外な裏設定など、知られざるエピソードが満載。
まんがを描く人にも読む人にも、必ず響くこと間違いなし!
読めば、もう一度「くらもちワールド」にダイブしたくなる、ファン必携の一冊。

※NHK連続テレビ小説『半分、青い。』の劇中まんがの原作者。

【目次より抜粋】
はじめに 言葉にならない「思い」がまんがの源

1章:ときめきの泉
「このときめきを忘れるものか」/「だってメガネかけているのよ」/好きになると一歩引く心理/コンプレックスからミーハーへ/
ひとめ惚れは一瞬のしぐさから/ギャップがあると、なお萌える/ちょっとひねったもので息を吐き出す ほか

はみだしコラム1・多田かおる先生が導いたオタク道 2・『駅から5分』の陽大と入谷 3・そよの父親=くらもちふさこ

2章:まわり道のまんが道
一期一会を大切に/「まんが」との出会い/ひらめいた「日常にひとひねり」/『メガネちゃんのひとりごと』で目覚める自我/
ストーリーにキャラが飲み込まれていく/アルファ波をコントロールする/『天然コケッコー』でつかんだ自分のペース ほか

はみだしコラム4・「小津桃子の生みの親」 5・プロを目指していた友だち 6・初の専属アシスタント 7・「病気の体験も、作品で活用する」

3章:言葉で語らず、心を残すまんが術
まずは見た目から/ネームは、頭から順に進める/納得いくまであきらめない/しぐさでキャラクターを表現する/友だちでセンスを見せる/
背景は引き算で/まんがで奏でるメロディ/気持ちは「ほわほわ」柔らかく/「繋がっている」何かを描く ほか

4章:くらもちふさこ作品解説
1972-1978「別冊マーガレット」Early Days/1978-1990「別冊マーガレット」連載時代/1992-now「コーラス」「ココハナ」中心の時代

作品よみがな索引

あとがきとお礼

【著者紹介】
くらもちふさこ : 1955年、東京都生まれ。1972年に『メガネちゃんのひとりごと』でデビュー。以来、心温まる名作を多数発表し、幅広い読者層を魅了し続けている。『花に染む』で第21回手塚治虫文化賞「マンガ大賞」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • あや さん

    長らく積読にしていた本書をやっと読む。硬い読書の合間の寄り道読書。くらもちふさこさんは大好きな漫画家さん。コーラス以降の作品は追えていないけれど、別マ時代の作品は単行本でかなり買い揃えてまだ手元にある。くらもち先生のご自身の子供の頃から本書刊行の2019年までのふりかえりインタビューを纏めたもの。各作品の裏話やご苦労などが窺えて、大変興味深く読みました。ご体調を崩された時期もあり、本当にご心血を注いで描いていらっしゃるのだなあと思いました。いつまでもお元気でいらしてほしいです。

  • スノーマン さん

    くらもちふさこを知ったのは、別マの『海の天辺』。絵柄がとてもスタイリッシュなのと、この詩的なタイトルで、お子ちゃまの私には無理なのでは、、と思ってしまったので、ほぼ覚えてない(笑)なんて勿体無いことを。。くらもち先生の学生時代の話や、作品のこぼれ話、そしてデビュー当時から現在までの作品紹介もあり、もっと私がくらもち作品に詳しければ更に楽しめたのに、、と思ったけど、知らなくても楽しめた。まずは海の天辺リベンジ!したい。

  • 小鈴 さん

    ファン必見!デビューのときには既にりぼんでは一条ゆかり、山岸凉子が活躍していたのか。萩尾望都の文学性が無理解な親との軋轢から来るとするならば、くらもちふさこの豊かな日常の世界は家族の仲の良さからくるのかなって思いました。私とは20歳以上離れているのに、陽大と入谷の関係が英雄伝のラインハルトとキルヒアイスの関係のようにと言われるとああ!って思ってしまうであった。くらもちふさこさんの解説を聞いてまた作品を読み返したい。陽大、陽向の名付け親は神社総代、陽生の祖父。記憶をなくした陽大と二人は繋がっていた!

  • marumo さん

    読友さんの感想から。持っているのは「おしゃべり階段」だけですが「東京のカサノバ」前後の作品は借りてよく読んでいました。お小遣い的に守備範囲ではなかったけど、いつかまとめて読みたいと思っていた作家さん。発想の種火、ネーム、キャラ作り、作画などについて、とても具体的に語っていて、今すぐ作品が読みたくなってしまいました。自らキャラクターを演じ切って作品作りをするタイプとのことで、それは消耗するだろうなと素人でも感じます。周りの方々にはぜひ制作環境を守ってあげて欲しいと思います。まずは「花に染む」からかな〜。

  • ちろ さん

    ずっと愛読しているくらもちふさこさんのエッセイ集。漫画に対する思いがつまってます。初めてたくさんのくらもちさんの言葉に触れることができて、とっても幸せ!いろんなの物事に関心を持って、種火を抱くことが作品のエッセンスになって活かされてるんだなぁと感じました。『絵で演じる』…あの場面の絵にはこんな想い入れが詰まってるんだと、コミックをまた読み返したくなってしまった。 そよの父親のセリフは、くらもちさんの心の声だったのコラムがお気に入り。ファンの知りたいエピソードがてんこ盛りの必読本です。

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くらもちふさこ

1955年、東京都生まれ。1972年に『メガネちゃんのひとりごと』でデビュー。以来、心温まる名作を多数発表し、幅広い読者層を魅了し続けている。『花に染む』で第21回手塚治虫文化賞「マンガ大賞」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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