医者とラーメン屋 「本当に満足できる病院」の新常識

ラーメンを注文したのにチャーシャーメンが出てきて、八百円も請求されたらどうしますか？払いませんよね。大将がいないとスープの味が落ちる店はどうですか？たとえ有名店でも行く気がなくなりますよね。病院だって同じです。患者の要求に合わせたサービスを一定の水準を保って提供する。これができていない大病院…けっこう多いんですよ。現役医師がそっと教える病院オモシロ事情。病院と気持ちよく付き合うための心得が満載。

目次 : 第１章　フレッシャー花形くんの理想と現実/ 第２章　おせっかいな小瀬先生ＶＳほったらかしの堀田先生/ 第３章　「診察室」トイウ異次元空間デ異星人ト遭遇セリ…/ 第４章　カリスマ司会者はドクターの先生だって！？/ 第５章　看板と評判、ご注文はドッチ？有名中華料理店の味とは…？/ 第６章　花形くん、大ピンチ！研修医はツライよ/ 第７章　堀田先生、チームプレーを斬る！/ 第８章　ファミリーレストランで「ヒヤリとしたり、ハッとしたり」/ 第９章　ピラミッドの王国とドーナツの王国/ 第１０章　病院とラーメン屋さん

【著者紹介】
きむらとも : １９６８年カナダ生まれ。練馬区在住。医師。祖父の死をきっかけに外科医を志す。１９９４年、一般・消化器外科の修業開始。がん遺伝子治療の研究で医学博士取得後、５００件以上の手術経験を積むと、一時、自信過剰状態となる。が、医療の質研究を行うにつれ、しだいに大学医局の封建的体質に疑問と閉塞感を持つようになり、医局を離脱。現在、「ひとりよがりの外科医」を改め「どんな相談にものれる総合臨床医」を目指すかたわら、患者さんの満足度を探究すべく執筆活動中（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）