だるまちゃんの思い出 遊びの四季 ふるさとの伝承遊戯考 文春文庫

かこさとし

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167916961
ISBN 10 : 4167916967
フォーマット
出版社
発行年月
2021年05月
日本
追加情報
:
280p;16

内容詳細

幼いころ駆け回った、故郷福井の野山。蕗の薹を見つけて春の訪れを知り、夏になれば笹の枝を手折ってホタルがり。鬼ごっこや影ふみは自分たちでルールを変えてスリル満点!飽きずにくり返し遊んだ。自身の子ども時代の「遊びの記憶」をたどった名エッセイ。文庫版には貴重なカット満載のカラーページを増補。

目次 : ささ舟さらさら―春の遊び(草のうた花のしらべ/ 練兵場のタンポポ ほか)/ ほたるの唄―夏の遊び(夏草原の大立まわり/ 河原の魚とり ほか)/ 風とねこじゃらし―秋の遊び(緋いろ妖しきひがん花/ 誰そかけし草のわな ほか)/ つららと霜やけ―冬の遊び(たそがれの祈りと願い/ ガラス玉のおはじき ほか)

【著者紹介】
かこさとし : 絵本作家、児童文化研究者。1926年現在の福井県越前市に生まれる。東京大学工学部応用化学科卒。工学博士。技術士(化学)。大学卒業後は民間企業の研究所に勤務しながら、セツルメント活動に従事。子ども会で紙芝居や幻灯などの作品を作り、1959年『だむのおじさんたち』で絵本作家の道へ。1975年に『遊びの四季』で久留島武彦文化賞、日本エッセイスト・クラブ賞受賞。2008年菊池寛賞、2009年日本化学会より特別功労賞、2017年巖谷小波文芸賞受賞。2013年福井県越前市に「かこさとし ふるさと絵本館『〓(らく)』」が開館した。2018年5月2日、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • keroppi さん

    だるまちゃんの絵本作家、かこさとしさんが、子供の頃の遊びを紹介する。私もやっていた遊びがいくつもある。何の道具もなくても、自然の中にある草や土や光や、自分の手や足さえも、遊び道具となった。かこさんの優しい絵とともに懐かしさが込み上げてくる。今の時代、何でもあるようで失ってしまったものも一杯あるんだなぁと思った。でも読みながらNetflixドラマ「イカゲーム」を思い出していた。全く方向性は違うけど、あのドラマも懐かしい遊びと失ったものを描いていたなぁ。

  • へくとぱすかる さん

    たとえば「ささぶね」といっても、その作り方をどれほどの人が知っているのだろう。エノコログサのてんぐとか、イタドリを使ったままごととか。実はわたしも全然知らなかった。自然の中の遊びとか、今ではおそらく、年配の人の記憶にしか残っていそうにない。注意すべきは、著者は昔がよかったと言っていない点。大人の気づかない子どもの力について書きたかったということだ。2018年。著者は2月に復刊のための「新あとがき」を書き、5月に92歳の生涯を閉じている。福井の武生で過ごした、子どものころの素朴な遊びを書き残した貴重な記録。

  • 雲をみるひと さん

    戦前、戦中の子供達の遊びが季節毎に纏められた本。自身の体験がベースになっていることから偏りはあるかもしれないが、作者も含め当時を知る人達の多くが物故された今となっては希少性は高いと思う。戦前の自然環境や子供達の工夫が窺える。

  • たぬ さん

    ☆3.5 1926年福井生まれの著者による幼少時の遊びの思い出、各地のわらべうた、季節ごとの遊びなど。たぶんこれ小さい頃に絵と写真だけ眺めてる。当時保育士をしていた母の本棚にあったのだと思う。ゴムとび、パチンコ、鬼ごっこ諸々。懐かしいなあ。よそのお宅の庭のを無許可で食べてた桑の実はめっちゃ甘くておいしかったなあ。サルビアやつつじの花の蜜を吸ったらごくまれに蟻も一緒に吸い込んでしまい、あわててペッペッしたのもいい思い出です。

  • 遠い日 さん

    伝承遊びの記録としてもだいじなものだと思います。昔の遊びは年かさの子に教えてもらうのが普通でした。わたしも缶ぽっくりや竹馬などは父に作ってもらったものですが、遊び自体は子どもだけでしていたように思います。わたしのしてこなかった遊びもいろいろあって興味深く読みました。かこさとしさんの挿絵も豊富で楽しい一冊。

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人物・団体紹介

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かこさとし

1926年、現在の福井県越前市に生まれる。工学博士、技術士(化学)。東京大学工学部卒業後、化学会社に勤務しながら、ボランティアで子どもたちと関わり、『だむのおじさんたち』で絵本作家としてデビュー。科学絵本も含め、著作は600冊以上に及ぶ。菊池寛賞、日本化学会特別功労賞、巖谷小波文芸賞など受賞多数。越

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