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地下芸人 集英社文庫

おぎぬまx

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087441710
ISBN 10 : 4087441717
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

“お騒がせグラビティー”のふたりは、まさに地下芸人だった。
十年経っても売れる気配もない。赤塚賞受賞の著者が描く傑作長編。
ジャンプ小説新人賞 銀賞受賞作品。

【著者紹介】
おぎぬまX : 1988年東京都生まれ。元お笑い芸人。ギャグ漫画家として2019年「だるまさんがころんだ時空伝」で第91回赤塚賞入選。同賞29年ぶりの入選受賞者として話題となる。20年「地下芸人」でジャンプ小説新人賞2019フリー部門銀賞受賞。『地下芸人』が小説家デビュー作(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • きたさん

    激レアさんでおなじみの漫画家、おぎぬまXさんの書かれた売れない芸人コンビを描いた小説。なんかもう切なくて、とてもリアルさを感じました。こんなに辛くて苦しいのに、でもその世界が好きなんだよね、という沼のような話。

  • 須戸

    大体は人気が出てきた後に興味を持つようになる人間で申し訳ないと一旦考えたけれど、芸人になりたくてなった人達なのだから別に良いかとも考えた。作中の登場人物だとネタを見たら面白いと感じそうなのは三ツ星だけどすごいと感じそうなのは半額ボーイズで、好きなのはお騒がせグラビティー(ただしネタではなく普段の方)だから、お笑いとは何かという問いが浮かび上がって、正解は見つからなさそうと思った。

  • Kanonlicht

    芸人の世界を舞台にした物語が総じて出口の見えない閉塞感とすさんだトーンになるのは、むしろそれが普通で、脚光を浴びることは奇跡に近いから。元芸人が書いているだけに、それが痛いほどに伝わってくる。「職業・お笑い芸人」が今現在どれぐらい存在するのかはわからないけれど、テレビで見るような芸人たちは、たとえその他大勢の出演であっても、この話のような苦しい時代を乗り越えたごく一部の成功者なんだろうな。芸に対するスタンスの点でさまざまな類型の芸人が出てくるのも興味深かった。

  • harukawani

    全然キラキラしてないし、物語がドラマチックになるような熱さも、登場する芸人たちは持ち合わせていない。それでも、地下のその場所から離れられない芸人たちの姿が、なかなか良い。売れる未来は全く見えないけど、なんかカッコよくて、なんか羨ましくなる。芸人を辞めた作者だからこそ書ける芸人像なのかも。あえて言うなら、作中のネタがあまり面白くないのが残念だなと、『おもろい以外いらんねん』と比べて。小説で笑いを書くのって、たぶんいちばん難しい。

  • 緋莢

    「俺、今月いっぱいで、芸人辞める」中学校からの友人で、現在はお笑いコンビの相方でもある広瀬から 解散を告げられてしまったオダ。広瀬の心変わりを期待するオダだったが… 10年間売れていないコンビの物語。錦鯉とかハリウッドザコシショウなど、ある程度年齢がいってから ブレイクする人もいますが、そういうのは一部。巻末で、著者と対談したカズレーザー(メイプル超合金)が バッドエンドと言ってましたが、その通りかも…本を投げたくなるほど悪い訳では無かったですが 何か残ったかというと、う〜ん…となってしまいます

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