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書物の王国 10

『書物の王国』編纂委員会

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784336040107
ISBN 10 : 4336040109
Format
Books
Publisher
Release Date
March/1999
Japan

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Book Meter Reviews

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  • 藤月はな(灯れ松明の火)

    ジャン・コクトー版「ウィタ・セクサリス」な「白書」の屈辱も含めて甘美だった学生生活の瑞々しさに対し、大人になる為に女を知った筆致には苦みが迸る。「ロオレンザチオ」放たれた刺客ですらも手籠めにし、篭絡する手管に既視感を覚えていたらヴァンコラック(『パタリロ』)だ!「ジョイ・リオの秘密」は自分の抱えていた秘密を唯一、理解してくれた者への惜別が滲む。同時にアメリカでの同性愛者への迫害も見事に描き切っているのだ。「前髪の惣三郎」は映画『御法度』や朱川湊人氏の雪華シリーズの元ネタになったのだろうか。妖しい美少年。

  • 魔魔男爵

    「前髪の惣三郎」司馬遼太郎がダントツに面白いが、中世や近世の古いネタの詩や小説はつまんないやつばっか。小説よりエッセイや評論の方が参考になります。同性愛というテーマだが男色率87%、百合ネタのまとも(普通レベル)な小説は「朝雲」川端康成のみ。女優萌えだった川端康成は判り易くて単純でつまんないよな。複雑で雅なる男色の方が文学として深みでるよなw肛門性交の細かいネタもあるが、ネタが古いので、参考にして実践しないように。8巻の『美少年』同様これも実用性の乏しい学術書寄りのアンソロジーですな。

  • 椙松欅

    『朝雲』少女だった頃の年長者への憧れは、甘酸っぱいというより胸が痛くなるものだと思う。「あの人が傷つくと私も痛い」みたいな。川端康成の霧がかったような滲んでいるような情景が好き。その他収録されているものでは『岩津々志』『近世衆道笑話選』が面白い。近世〜は本当に笑い話。可笑しい。

  • すがし

    司馬遼太郎はなるほど文章がうまい。作品を選ぶ基準はよくわからないが、様々な点でインスピレーションが得られた。

  • ふゆきち

    この手の話には欠かせない、稲垣足穂や江戸川乱歩はもちろん収録されています。同性愛というテーマがどうでもよくなるような気もしますが、小栗虫太郎の『石神不意人』からは得体のしれない突き抜けた何かを感じ印象に残ります。全体的に男性同士の話に偏っていたのは残念でした。

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