CD

Bruch Septet, Weingartner Octet : Octuor de France (+Japanese Booklet)

Bruch, Max (1838-1920)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
CAL1103
Number of Discs
:
1
Label
:
Format
:
CD

Product Description

ブルッフ:七重奏曲、ワインガルトナー:八重奏曲
フランス八重奏団

日本語解説付き

ヴァイオリン協奏曲で有名なブルッフの最初期重要作をあざやかな名演で聴いたあと控えているのは、大指揮者ワインガルトナーの、精妙優雅な大編成室内楽。
 「Calliope」レーベルの最大の魅力のひとつが「偏見なく良いものを見つけてくる慧眼」。演奏者の選択にしてもそうなのですが、このレーベルのカタログには非常に多くの、いわゆる「秘曲」に属する部類の音楽が含まれているうえ、それらがことごとく驚かずにはおれない名品ばかりなのですから、これはやはりプロデューサー自身のセンスによるところが大きかったのでしょう。ちょっと記憶にあるだけでも、たとえばヴァイオリンの名手でモーツァルトと同時代に活躍したフランスの混血児サン=ジョルジュの傑作集、ピッコロのためのロマン派・近代小品集(吹き手は「管の国」フランス随一の名手ボーマルディエ)、ホルン合奏のための「聖フベルトゥス(サンチュベール)のミサ」、デュカスのピアノ曲全集、古楽器によるクロンマーのハルモニームジークなど、ポテンシャルの高い「知られざる名品」に続々と光を当ててきた「Calliope」の功績は、世界規模での大きな文化貢献とさえ言えると思います。
 このたび新体制になってからの完全新譜としてお目見えするこのアルバムにも、そうした「Calliope」本来の良心がありありと息づいています。ベートーヴェンやシューベルトの傑作でおなじみ、明らかにポテンシャルの高い編成ながら作品に恵まれない管弦まじえての大規模室内楽編成で、かたやブラームスと並ぶヴァイオリン協奏曲の名品で有名なブルッフ最初期の隠れ名作(第一次大戦後まで生きたこの巨匠がショパンの歿年に手がけた、つまり11歳で書いた(!)とはとうてい思えない天才的充実作)、かたや日本でも早くから熱心なファンの多かった大指揮者フェリックス・ワインガルトナー(この人はベートーヴェンのハンマークラヴィーア・ソナタを管弦楽編曲したことでも知られる、生前は作曲家としても活躍していた人物でした)の「古き良き」かぐわしさにあふれたネオ=ロマン派的大作を、フランス楽壇が誇るヴェテラン奏者たちばかりが結集した豪華アンサンブルがきわめて意識の高い演奏でじっくり聴かせてくれます。ワインガルトナー作品にはピアノも入って、さながらロマンティックな室内交響曲とでも呼びたくなるようなシンフォニックな広がりが美しく、ブルッフ作品ではロマン派初期の息吹もまだ健在な音作りがたまりません。「Alpha」でもおなじみ名技師J-M.レネの精妙録音も聴きどころです。(マーキュリー)

【収録情報】
・ブルッフ:七重奏曲変ホ長調(1849 遺作)
・ワインガルトナー:八重奏曲 op.73(1925)

 フランス八重奏団
  ジェフ・コーエン(ピアノ)、ジャン=ルイ・サジョ(クラリネット)
  アントワーヌ・デグルモン(ホルン)、ジャック・タロー(ファゴット)
  長沼由里子、ジャン=クリストフ・グラル(ヴァイオリン)
  ローラン・ジュアンノ(チェロ)、ミシェル・フーケ(コントラバス)

 録音時期:2010年1月
 録音方式:デジタル(セッション)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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