フンメル(1778-1837)
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投稿日:2021/07/20
モーツァルトを生涯敬愛していたフンメルの時代楽器によるピアノ協奏曲集第2巻である。ピアノ協奏曲イ長調はフンメル20歳前後の作品で、モーツアルトの作品に似た趣味の良さが感じられる。特に第2楽章ロマンツェの若々しく優しい美しさが魅力的である。ラ・ガランテの演奏はまあまあだが、コッメッラートのフォルテピアノは音にメリハリがあり、またよく歌う。ピアノ協奏曲ト長調はフンメル27歳の時の作品で、同世代と言えるベートーベンの個性的作風とは異なるが、いかにも古典派の作品と感じられる曲で、ソロのピアノとVnの掛け合いが楽しい。ミラノ・クラシカも標準以上の演奏で2人のソロを支えている。なお、第3楽章のカデンツァはコッメッラート自身によるものだが、その最後の所で金属棒を叩くような音がして驚かされるが、解説を見ると、janissaryの音であるという。モーツアルトの有名なトルコ行進曲をピアノで演奏する際にも使われることがあった当時の流行りの楽器である。コッメッラートは面白いことをするなあと感心した。
まさやん さん
投稿日:2021/02/24
まずフンメルの見方が変わった。BGM程度で聞いていたが、P5重奏辺りを聞いていて、これは、と感じ、p3重奏その他室内楽と聞きわたり、この人の実力を知り、魅力を理解した。ベートーヴェンの少し年少だが、モーツァルトの弟子だけあり、スタイルを踏襲したところが散見できるが指向はロマンチックを指しており上品な中に時に濃厚な和声が聞かれるのは、この人の持ち味。録音は時代楽器も多数交え新しいものがほどんどすべてで演奏もよい。34回聞いたらこの人の魅力がわかってくるんではと思います。曲種もバリエーション豊かで充実もしている。
ぷぅさん さん
投稿日:2021/03/21
当時、ベートーヴェンと並ぶ音楽界の巨匠とされたフンメルのピアノソナタ全曲であるが、彼自身が優れたピアニストであったため、いずれも技巧性が高く、また情感も豊かで聞きごたえがある。第1番、2番はまだモーツァルトのような響きがするが、それがまた心地よい。第3番はフンメルの個性が感じられるが、第3楽章の後半でモーツァルトのジュピター交響曲終楽章の有名なテーマが出てきて、フーガを形成するところは「おお!」とさせられる。第4番も充実した曲であるが、円熟期の第5番と6番はまさに名曲で、古典派の枠を超えて、ロマン派の響きが聞こえるが、それは第2楽章に顕著である。第6番の終楽章の後半は荘重なフーガとなっており、晩年のベートーヴェンのようである。マストロプリミアーノは繊細なニュアンスが出せるフォルテピアノの特徴を十二分に生かして情感豊かで、時に遊び心も感じさせる自由自在な演奏をして、フンメルの曲の良さを引き出している。モーツァルトの「フィガロの結婚」の主題による幻想曲は、フンメル晩年の作品で、彼のモーツアルトへの敬愛の念が感じられる良作で、マストロプリミアーノも気持ちを込めて弾いている。フンメルのピアノ曲は現在、コンサートやCDで取り上げられることがほとんどないが、何ともったいないことか。
まさやん さん
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ありがとうございました
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