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梨杏 さんのレビュー一覧 

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     2021/03/17

    The Deviants が、1969年にリリースしたアルバムです。「THE DEVIANTS」としか表記されていませんので、ファースト・アルバムっぽい感じですが、実際は、「Ptooff!」(1967)、「Disposable」(1968)に続く、3枚目のアルバム(その後も”The Deviants”名義での作品が出されていますが、60年代の”The Deviants”としては、ラスト・アルバム)です。”Acid Rock”や”Psychedelic Rock”にカテゴライズされるバンドですが、”Upper”系とでも形容できそうな「Ptooff!」とは大きく異なる、不可思議な脱力感が漂う”Downer”系のアルバムですので、「Ptooff!」の騒々しさを期待する方は、がっかりするかもしれません。他方、この気持ち良さが分かる方にとっては、強い中毒性のある作品です。CDにボーナス・トラックは付加されていないため、カヴァー・アートも素敵なので、アナログ(ダブル・ジャケット)を購入するのもお勧めです。

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     2021/03/16

    才人 Al Kooper が、1971年にリリースした(ソロでの)4枚目のアルバム「new york city (you’re a woman)」です。録音は、1970年9月〜1971年3月、ハリウッドとロンドン。初出時は、track 1-5 が Side A、track 6-11 が Side B でした。track 8 の「Come Down in Time」は Elton John の作品、track 9 の「Dearest Darling」は、Bo Diddley の作品です。 Al Kooper のソロ・アルバムの中でも、(ジャケットの雰囲気も含めて)地味な印象の強い本作ですが、メロディや楽器(特に、12弦Guitar や Organ)の響きが美しく、曲調もバラエティに富んでいて、何度聴いても飽きない作品です。

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     2021/03/16

    北アイルランドのバンド THEM が、1967年にリリースしたアルバム「BELFAST GYPSIES」です。圧倒的な歌唱力をもち、ある意味 THEM の”顔”であった Van Morrison が脱退した後の作品ですから、どれだけパワーダウンしてしまうのか心配してしまいますが、音も歌も、むしろパワーアップして”あらくれ”ている印象です。この後、彼らは、(当時の多くのバンドがそうであったように)”Psychedelic”な音に傾斜していきますが、このアルバムは、ガレージ・パンク的な勢いや迫力が感じられ、Van Morrison 時代とは別の The ”Angry” Young Them といった風情です。CDは、EPやシングルの音源を追加収録し、全18曲です。

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     2021/03/16

    (The) West Coast Pop Art Experimental Band が1969年にリリースした5枚目のアルバム「WHERE’S MY DADDY?」です。当時、様々なバンドがリリースしていたコンセプト・アルバムに彼らも取り組んだ作品で、”Patty”という名のホームレスの少女が、父親を捜して旅をする、というストーリーを、12の楽曲で表現しています。コンセプト・アルバムにありがちな、組曲形式等による長尺の曲は無く、全曲通して30分に満たない作品です。これまでの彼らの作品で感じられた”Psychedelic”な雰囲気はだいぶ後退しており、所謂”Summer Of Love”が終わりつつあった頃を感じさせる佳曲揃いです。

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     2021/03/16

    Strawberry Alarm Clock が、1967年にリリースしたファースト・アルバム「Incense and Peppermints」(track 1-11)と、1968年にリリースしたセカンド・アルバム「Wake Up...It’s Tomorrow」(track 12-23)にシングル2曲(track 24-25)を併せたCDです。どちらのアルバムも収録時間が35分前後なので、シングル2枚を加えても、1枚のCDの収録可能時間に収まります。ファースト・アルバムの表題と同名のシングル「Incense and Peppermints」の大ヒットにより、それ以外の事項に触れられることの少ないバンドですが、その後も「Tomorrow」や「Sit with the Guru」(この2曲は「Wake Up...It’s Tomorrow」に収録 + シングルver.も付加)、「Barefoot in Baltimore」といった佳作をリリースしています。アルバム・ジャケットやアーティスト写真等のイメージから、”Psychedelic Rock”や”Acid Rock”のバンドとして語られがちですが、作品の雰囲気は、Organ や Vibraphone、エフェクトのかかったGuitar等による浮遊感のあるサウンドと美しいコーラスが心地好く、”Psychedelic Pop”や”Acid Pop”といった感じです。

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     2021/03/16

    紹介される際、「Paul McCartney と同級生」とか「Brian Epstein と契約した」など、The Beatles に関連した事項がまず扱われ、肝心の「音」についての言及があまり無い The Remo Four 。そんな彼らが1967年にリリースした唯一のアルバム「Smile!」です。破綻の無い、堅実な演奏と歌は、特筆すべき点が無く、彼らを紹介する際に「音」への言及が少ないのも宜なるかな、と感じます。編成的には、Steve Winwood 在籍時の The Spencer Davis Group のような「音」が出てきてもおかしくないのですが、…。CD化にあたって、4曲が追加収録され、全13曲。

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     2021/03/15

    今年(2021年)70歳を迎えた Richard Strange が、2019年9月に、 ”Doctors of Madness” 名義でリリースしたアルバム「Dark Times」です。Def Leppard の Joe Elliott や、Sister Paul の Susumu Ukei と Mackii Ukei らが制作に参加しています。プロデュース、エンジニア、ミックスは(一部を除き)John Leckie が担当しています。現代的なメッセージ性を帯びた、加齢による衰えを感じさせない、これまでの歴史に裏付けられたような重厚な8曲、トータル38分45秒、楽しめます。

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     2021/03/15

    The Amboy Dukes が、1967年にリリースしたデビュー・アルバムです。翌年リリースのセカンド・アルバム「Journey To The Center Of The Mind」では濃厚となる”Psychedelic Rock”や”Acid Rock”と形容されるような雰囲気よりも、(シタールの音が入っていたり、「Let’s Go Get Stoned」と高らかに歌い上げる曲があったりするものの、)”Garage Rock”や”Blues Rock”といった雰囲気が、バンド・サウンド全体にも、Ted Nugent のギターのフレーズにも、濃厚です。Cream のカヴァー「I Feel Free」や The Who のカヴァー「It’s Not True」には、独自の解釈がなされている感は無く、好きな曲だから or ライヴで演奏し慣れていたから、といった理由で採用された感じがします(ノリが良く、愉しめます。)初出時は、track 1-5 が Side A、track 6-11 が Side B で、CD化の際にボーナス・トラックが付加されました。

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     2021/03/15

    Robert Wyatt が、1968年(一部は1969年)に制作した4つの音源を収録し、2013年にリリースされた「’68」です。録音は、基本的に、才人 Robert Wyatt が Drums はもちろん、他のパート(Vocal, Piano, Organ, Bass,
    Percussion)もすべて担当していますが、「Slow Walkin’ Talk」(track 3)の Bass は、Jimi Hendrix が担当しています。また、20分を越える長尺の「Moon In June」(track 4)の ”Second Half” には、Soft Machine の Hugh Hopper(Bass)、Mike Ratledge(Organ)が参加しています。付属のブックレット(16頁)には、6つ(1972年, 1991年, 1992年, 1991年, 1991年, 2007年)のインタヴューが収録されています。Robert Wyatt の世界への入り口としては、他の盤が良いでしょうが、より深く愉しみたい方にとっては、価値ある盤であると思います。

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     2021/03/14

    The Incredible String Band が1970年4月にリリースした、彼らの6枚目のアルバム「I LOOKED UP」です。この当時のメンバー構成は、Robin Williamson, Mike Heron, Rose Simpson, Licorice McKechnie の4名で、「The Letter」には、(交通事故で急逝した Martin Lamble に代わって Fairport Convention に加わった)Dave Mattacks が参加しています。プロデューサーは Joe Boyd です。収録曲数は6曲と少なめですが、10分超の曲が2曲(track 3,5)あり、トータル41分18秒。ボーナス・トラックの収録はありません。多忙な活動の中、短時間で制作されたアルバムらしく、スタジオでの凝った音処理などが少なく、シンプルで聞きやすい印象です。

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     2021/03/14

    The (American) Amboy Dukes が、1968年にリリースしたセカンド・アルバムです。1968年という時代、ジャケットには様々な形状の「パイプ」の写真、そしてタイトルが「Journey To The Center Of The Mind」ということから想像できる、如何にも”Psychedelic Rock”とか”Acid Rock”とか形容される音が愉しめます。特に、表題曲で始まり、表題曲のフレーズが再登場する「Conclusion」で締めくくられる、アナログ盤での Side B の構成は素敵です。CDでは、この後に、同年リリースのシングル「You Talk Sunshine, I Breathe Fire」(track 14)が追加収録されているので、(この曲がCDで手軽に聴くことが出来るのは嬉しいものの)Side B の余韻に浸るのを妨げてしまうのが少し残念です。

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     2021/03/14

    1960年代後半の所謂ガレージ・パンクの楽曲を、州ごとに集めたコンピレーション・シリーズ「PSYCHEDELIC STATES」のイリノイ州版(Vol.1)です。この手の企画盤では当たり外れがありますが、1曲目のファズ全開の「Tastee Freeze」(Poother, Unltd.)で「当たり」との期待が高まり、続く、チープなキーボードが鳴り続ける「She’s Mine」(The Children Of Darkness)で「当たり」を確信し、あとは、ラストの「Don’t Waste My Time」(The Daughter Of Eve)まで、全27曲、合計65分15秒、一気に楽しめます。付属のブックレットは、8頁仕様で、収録曲や演者の情報が小さな文字で掲載されています。

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     2021/03/13

    ストリングスを多用したサウンドから「Baroque Pop Band」と呼ばれた The Left Banke が、1968年11月にリリースしたセカンド・アルバム(再結成後を除くと、ラスト・アルバム)「THE LEFT BANKE TOO」です。7曲目の「Desiree」は、前年の6月にリリースされたシングル曲ですが、Billboard で98位とふるわず、その後リリースされた「Dark Is the Bark / My Friend Today」(1968年6月)、「Goodbye Holly / Sing Little Bird Sing」(1968年11月)、「Bryant Hotel / Give the Man a Hand」(1969年2月)、「Nice to See You / There’s Gonna Be a Storm」(1969年5月)は何れも圏外と商業的に失敗し、バンドは1969年に解散(その後、何度か再結成)します。悪くない内容のアルバムだと思いますが、1968-69年という時代に「Baroque Pop」は厳しかったのかもしれません。CDの収録可能時間を考えると、初出時と同じ、10曲で約32分というのは短く感じ、せめて、解散前のラスト・シングルとなった「Myrah / Pedestal」(1969年11月)を追加してくれたらなぁ…、と思います。

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     2021/03/13

    THE WEST COAST POP ART EXPERIMENTAL BAND という長い名を持つアメリカのバンドが、1968年7月にリリースしたアルバム「THE WEST COAST POP ART EXPERIMENTAL BAND VOL.3 - A CHILD’S GUIDE TO GOOD & EVIL」です。タイトルに「VOL.3」とあるため、彼らのサード・アルバムと考えたくなりますが,実際には、彼らがリリースした4枚目のアルバムです。(ややこしいです。)1968年という時代を反映したような、(バンド名にある)「POP」で、「EXPERIMENTAL」な音(敢えてカテゴライズすれば「ソフト・サイケ」になるのかな?)が楽しめます。John Van Hamersveld による素敵なジャケット画も、中身(音)に似合っています。

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     2021/03/13

    (再結成後の)Vanilla Fudge が、2015年リリースしたアルバム「SPIRIT OF ’67」です。1967年のデビュー・アルバムでの、その当時のヒット・ソングを、重厚なサウンドでカヴァーするという趣向を継承したと思しきタイトル及び内容で、Mark Stein による「LET’S PRAY FOR PEACE」(track 11)を除いた10曲がカヴァーです。それなりにお歳を召したメンバーによるサウンドは、全盛期と比べても遜色ないくらい重厚で、Mark Stein の歌も力強く、その「現役感」に驚きます。Pete Bremy による Bass には全く問題ないのですが、ファンとしては、(当時、病気療養中であった)Tim Bogert(2021年1月13日に死去。R.I.P.) の不在が残念に思われます。

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