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M.D. さんのレビュー一覧 

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     2013/06/23

    No Border Holden’s Magic.多少大袈裟な表現を赦して貰えるなら、地球の重力から解き放たれた真にFree Fromな音楽群。ノイジーでヴァイオレントな曲が多いが、アナーキーでフリー・ジャズ的な#4、美しい旋律を持った#14等、相変わらずその振れ巾は広く(古代民族音楽を彷彿とさせる曲まで)文字通りNo Border。嘗てのザ・ポップ・グループ、リップ・リグ&パニックの自由な創造性の正統的な後継者(=Inheritor)は、プログレッシヴ・トランス/ハウス出身でありながら、異質且つ異端に変貌を遂げたDJ&プロデューサーであるこの男か!?と、思ったくらい。レーベルメイトであるネイサン・フェイクの昨年のアルバムが時流を意識し過ぎた故に小作品化したのに対して、このホールデンの新作は己の世界観を徹底的に追求し拡大したものであったという事実は、筆者にとっては嬉しい誤算でした。

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     2011/09/12

    9/11@TAICOCAMPS'11。2時間半にも及んだJ.ホールデンのDJプレイの後半で、本作のLittle Bullet(Pt1)が流れた瞬間はさすがに驚いた。帰ってきて久しぶりに聴いたら、今でも充分聴けるので2度ビックリ。さすがC.メイ(サシャの創作パートナー)。

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     2010/05/17

    こんなに「真剣」にCDを聴いたのは本当に久しぶり。ちょうど1年前の同じボーダーコミュの弟分ネイサン・フェイクの2nd以来だ。そんなJ.ホールデン久々のMIX CDは、(!k7からという事もあるのか)以前にも少し書いたがジャーマン・ロック的なアトモスフィアが濃厚に漂っている。まず、カリブー/ルーク・アボット/モグワイ/キエラン・ヘブデンの流れが秀逸。カリブー(ex-マニトバ)の#5は本人のキャリアの中では異色で、ちょっとスティーヴ・ライヒ的な作品。そして、#11のアシッド・ハウス期のプライマル・スクリームを連想させる曲や#19のトッド・ラングレンズ・ユートピアを彷彿とさせる楽曲等を聴くにつけ、意図的に70年代や90年代のドラッグ・カルチャーの壮大な俯瞰図を構築しようとしているかの様な印象を受ける。が、その分この人の特性の一つである変態さや革新性は、必然的に薄まらざるをえない。それが残念といえば残念だ。とにかく本人のホームグラウンドたるボーダーコミュからのオリジナルの新作を早く出してもらいたい。ファンもみんなそう思っているはずだ。

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     2009/05/29

    いかにもボダコミ的‐つまりジェイムズ・ホールデン的な良い意味で変態的‐な音になった。前作にあった多様性とネイサン・フェイクらしい美しいメロディ・ラインは影を潜めてしまったが、相変わらず楽曲のクオリティは高い。J.ホールデンの1st同様「早過ぎた名盤」になりそうな予感がする。前作のセンシティヴさはあれはあれで大切なものだが、これからの時代、これくらいの気概(ノイジーなミニマル・サウンド)がないと生き残っていくのは難しいのかもしれない。

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     2007/08/14

    全体的に平坦で地味な印象。唯CD1の後半は、ややホールデン的閃きを感じる。#9のオリジナル~#10に続いて登場するのは、ナント70年代ジャーマン・プログレ(ハウスじゃないよ)・ユニット‐ハルモニア(このMIX CDの中では突出して古いソース)。再びオリジナル~#13と来てネイサン・フェイクへと続く‐。この様に本作には、かつてのノイ!やラ・デュッセルドルフに代表されるジャーマン・ロックとの共通項が幾つか窺える…というよりリッチー・ホウティンのミニマル・テクノ的世界に影響されている‐と云った方が判りやすいか(プラスティックマンの曲も使われている)。個人的には、ミニマル・テクノよりもプロッグ的方向性がホールデンには合っていると思うが、それらを全て包括したものを狙っているのでしょう。過渡期的作品。

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     2007/07/11

    やはりこういう音になったか、というのが第一印象。予想していた通りの音で、ある意味逆にビックリしてしまった。端的にいえば、プログレッシヴ・ハウス系のDJ達がこぞってヘヴィーローテしそうな"エレクトロ・シューゲイザー"な音。聴いていると、ジェイムズ・ホールデン、ネイサン・フェイク、サシャ、ケヴィン・シールズ、マニュエル・ゴッチングといった人達の作品と音像が、浮かんでは消えてゆく。エコーギンギンにかかりまくりで、繊細過ぎる面もあるものの、一聴の価値はあると思う。特に#8のインパクトが大。ホールデンかサシャのDJ MIXを聴いてみたい。

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     2007/06/08

    とにかく今迄に無かった音と質感である(ちょっと昔のアシッド・ハウスっぽい所もあったりするが)。近いとすれば、やはりサシャ&ジョン・ディグウィードやサシャがremixした頃のケミカルの音か。#15のPETTER/These Daysは両者使用の共通曲。唯あちらがアルバム(INVOLVER)の序盤で、UNKLEの曲とのmixだったのに対して、こちらはCD1のクライマックス部分に入っている。この男ひょっとすると、かの2人よりも先へ行っているかもしれない。キックの音をこれだけ鮮やかに出せるのは、今のところホールデンとサシャしかいない。次点‐リチャード・ディヴィス(?)。

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     2007/05/08

    「デリック・メイとカール・クレイグが本作からの影響を公言している」というのは実に納得させられる。それと同時に本作及びアシュラ・テンペル&アシュラの諸作が、英国のNWや現在のプログレッシヴ・ハウス系のTOP DJ(サシャとジョン・ディグウィード。特にこの2人によるNORTH.EXPO.MIX CDの連作)に多大な影響を与えたのは明白。唯もうHMVさんのリストからは外れてしまったが、弦楽アンサンブルと共演したE2-E4 LIVE(05)が、この音世界の魅力を再現出来なかったのは残念。いっそのことマニュエル・ゴッチング(g,snth)+DJ サシャとして共演してもらいたい。サシャ vs アンダーワールドに劣らぬ世界を展開する可能性があると思うが。

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     2007/04/23

    80年代をリアル・タイムで経験した私の様な者にとっては、つくづくあの時代が、対象として相対化された事を思い知らされる1枚。でもそこがいい。それに単なる懐古趣味でなく、ちゃんと現代的な視点も持っている。さすがオックスフォード大首席卒業(?)。クラフトワークの「ヨーロッパ・エクスプレス」のメロを使ったDESTROY R&Rのリミックスには、いい意味で笑ってしまった。ロイクソップをサシャの軟派北欧版とするなら、これはクラフトワークの同様なUK版か。

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     2007/04/22

    北欧出身のデュオが、80年代エレ・ポップに触発された2ndという以上に、Sashaの「エアードローンダガー」の影響を感じる。という事はつまり、この音が好きな貴方は、UKプログレッシヴ・ハウスへの入口に立っている、という事だ。そこから先へ進むかどうかは、貴方の自由だが。

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     2006/10/14

    例えばアンダーワールド/Rezの次にこのアルバムの曲が流れても全く違和感が無い。ロックがまだ、カウンターカルチャーの色を強く残していた時代にこの音は本当に驚異だ。反体制?青春の苦悩?そんなの知るか!という、何処までも唯我独尊、マイペースのBobさんなのでした。

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     2006/10/06

    80年代初頭のアシュラ/M.ゴッチングは、悪くいえばフュージョン崩れに堕していた。それを一挙に覆したのが大作E2-E4だったが、89年の本作では70年代前年のアシュラ・テンペル時代にも通じるエクスペリメンタルな要素が戻って、80年代アシュラの佳作といえる。昔買ったCDはバイオグラフィ付きだった。

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     2006/09/30

    非常に中途半端な印象。演奏時間が約20分となり、オーケストラとの共演(しかもLIVE)という事で、E2-E4のより根源的な核の部分が表出すると思っていたのだが。淡い電子音のトランス感も、その中を流麗に飛翔するゴッチングのギターワークも無かった。

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     2006/03/06

    そのカルト度数(?)的には、英国ロック3本の指に入るであろうスペースメン3。ソニックにはドイツのM.ゴッチングが引き合いに出されたりするが、現在のテクノにも通じる#1は確実に彼より先を行っている。テクノは、ソニックやニュー・オーダーがやっていた事を時代に合わせて作り直しただけという気もする。

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     2005/09/05

    久しぶりにアンダーワールドやダフトパンクがリミックスに参加した、10年前のシングル'LEAVE HOME'を聴いてみた。これと比べると本作のテンションの低さは歴然。両作共T.BURGESSが参加した曲があるがそれだけでも雲泥の差。ヴォーカル曲が増えたのはBASEMENTJAXXの影響と思われるが完成度の低さは致命的。

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