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音楽人 さんのレビュー一覧 

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2018/11/13

    清新なアプローチを期待して購入しました。素晴らしい技術は予想通り。しかしながら、(ピアノ協奏曲第2番のみの聴取後の感想になりますが、)なぜか感動をもたらさない演奏なのです。理由は大きく2つあります。まず、TrifonovもSeguinの現在大注目の若手ですが、各々がそれを意識し過ぎて、上滑りや気負いがあるのではないかと感じるのです。もっとじっくり聴かせるべきところは聞かせてほしい。そっけなさやあざとさを感じる部分もあるのです。これに対して、例えばZilbersteinがAbbado/BPOと組んだ演奏ははるかに自然で適度な起伏があります。次に録音の問題です。第2番はセッション録音ですが、おそらく天井マイクとピアノ用ピックアップマイクを使い、天井マイク中心に録っており、録音自体は優秀ながらバランスの悪さを感じます。それにホワイトノイズのようがものもあるようです。こんなにもクラシック音楽を丁寧に収録できなくなっているのかと残念でなりません。以上の感想は繰り返し聴取しても変わらないものでした。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 6人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2016/02/08

    良好なスタジオ録音であり、リマスターが功を奏していると思われます。
    演奏に関しましては、純度が高く、率直であると思います。テンポ設定は一部緩徐楽章を除いて早めで、旧録音と同様のスタイルと思われます。(録音データを比較しました)但し、やや弾き急ぎと感じられる部分が多く、ペダリングについて細やかな配慮に欠けるとも感じられます。曲全体の仕上がりを意識しているのかもしれませんが、同時に聴いているヘブラーの新録音とは、1音1音の深みの違いを感じます。ともに60歳代の録音で、ヘブラーの方は包容力と丁寧さが際立っており、クラウスは従来のスタイルを貫いているのだろうが、やや安易に弾き飛ばしていないかなと感じられる部分もあるのです。
    旧録音をじっくり聴いてみようと思いますが、世評が一様に高い評価なことに疑問に感じます。★は最低でもマイナス1と思われます。(HMVはこのようなマイナスの評価を投稿するとカットされることがありますが、是非多様な感想を掲載して下さい。)

    6人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/04/07

    このセットは、リヒターのバッハ器楽曲を中心にコンパクトに集成されたものであり、結構重複はありましたが購入しました。これまで所有していなかった曲から一部を鑑賞し始めたところですが(フルートソナタ、ハープシコード協奏曲)、とにかく素晴らしいバッハの世界を味わうことができます。ミュンヘンバッハOの低弦を中心としたモダン楽器の美しさ、オーレル・ニコレのフルートの極上の響き。
    これからが本当に楽しみです。音も1960〜1970年台の録音と思われないほどのゆとりがあります。一部の方が、CD5、CD8に瑕疵があると書かれていますが、全く問題ありませんでした。(もしかしたら、製造期間により不良があるのかもしれませんね)確かに、ブックレットに各CDのトータル時間表示がなかったり、独奏者の表記がなかったりですが、これは輸入物では珍しくはないので許します。トラック表示が抜けているというのは具体的にどこなんでしょうね?(ちなみに、私は別のサイトから購入しています。)

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/02/17

    この全集はAbbadoとBPOとの共演の集大成であり、21世紀のベートヴェン像の提示と言える。小生はかつてライブを主体とする全集を聴いた時にこの演奏の真意を理解できず世評と同様にややネガティヴな評価をしてしまったが、改めて鑑賞して、自らの不明を恥じる次第である。
    ここでの演奏は、響きもテンポ、緩急もAbbadoが意図した通りのものであり、これ以外考えられないものであり、BPOが最高度の技術で指揮者の指示に順応していることに感服する。すべてが決まっているという感じで、個々について評価していると際限がないことになるが、敢えて挙げてみると、全ての終楽章が素晴らしく躍動感に溢れている。7番の4楽章のホルンはVPOの時と奏法が異なる部分があるが、これは新校訂版によるからと思われる。
    1990年代のBPOとの録音については、ややもすると不完全燃焼ではないか、抑制しすぎではないかと感じさせるものがあったAbbadoであるが、これはまったく違う。
    モーツァルト管とのモーツァルトの交響曲につながっていくような、いわば演奏し切ったような達成感に満たされている。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 13人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/12/11

    このセットの購入に当たっては、ベートーヴェンの交響曲に関して厳しい評価があるため躊躇しましたが、自分で評価したいとの決意をもって購入しました。現在交響曲6曲を聴き終えたところですが、私の評価はもっとも高い★5つです。特に印象が強いのは、3番4楽章(緊張感を伴いつつ抑制した出だしで最終に向けて盛り上がり)、7番2楽章(とにかくVnが美しい)、8番1楽章(低弦の刻みが明瞭)です。
    聴き込むほどに新たな発見がありそうです。もしかしたら近年のピリオド奏法や小編成オケによる明確な内声部の表出を先取りしていたのではないでしょうか。この録音時期はセルの遺産が確実に継承されており、壮年期のマゼールの見通しの良い構成感と表現意欲、適度な抑制を感じ、感服する次第です。とにかく1980年初頭までのマゼールは要注目です。残りの27CDもゆっくり聴いていきたいと思いますが、今期待感でいっぱいです。皆様もぜひ自分の耳を頼りに先入観を捨ててマゼールの芸術を堪能して下さい。

    13人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/05/11

    Buchbinderのピアノは、気品に溢れ明快であり、モーツァルトに誠実に取り組む姿勢が伝わってくる。ライブ録音とは思えないむらのない音作りである。但し、弾き振りライブによる難しさも出ているようだ。特にティンパニが加わる5番、13番、16番、22番、24番、25番はティンパニが突出している。スケール感が出るものの、音合わせ不足、プロデューサー等々の気配り不足ではないか。ピアノも流しているのでは、観客を意識しすぎではと感じてしまう所がある。これに対して、20番、21番、26番、27番、特に後の2曲は名演。弦楽器が相変わらず美しくティンパニも適度に聞こえる。現役のピアニストでこれだけ真摯に自然体でモーツァルトを弾く人は貴重な存在だと思う。ピアノソナタへの取り組みも期待したい。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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     2014/03/26

    難曲を十分な抒情性を織り込んで表現している。録音も概ね良好で広めのホールの響きを取り入れている。この曲を理解する意味でも、好演だと思われる。なお、小生はBrilliantの7CDセットを保有し、このセット内のもので聴いています。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/02/13

    第2番の評価が重要になると思います。小生の印象としてはツィメルマンの全体の解釈としてピアノを最大限に引き立たせてオケは抑制して要所要所でのみピアノと同列まで押し出す(ピアノよりは前に出ない)という成り立ちのように感じた。ピアノは同曲中でも極めて優れた出来ばえで、明瞭性、柔軟性、抒情性のいずれも高次元で実現されており、ピアノ中心の曲と考えれば十分に感動的である。ピアノのやや硬質な響きも好感が持てる。しかしながら、やはりこの曲は協奏曲なのであり、ピアノとオケが同列で掛け合うことが必須のはずです。そこがこの演奏に人口的なものを感じる所以です。(録音設定の問題だけではないと思います。)以上から、ピアノが感動的なだけに大変残念です。同曲については、ガブリーロフ、レーゼル、リヒテル、オグドン、ワイルド、それにルディ(サンクトペテルブルグPO)あたりで聞きたいですね。アシュケナージはプレヴィンとの共演以前がよく、ハイティンクとの共演は私としては評価が低いのです。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/05/23

    BRSOのしなやかで抒情性すら感じさせる弦楽パートは魅力的。しかしながら、金管・木管パートとクーベリック自身が好調とは言いかねると思う。
    金管(トランペットとホルン)のライブとしてのミスがあるのはやむを得ないがBRSOらしからぬ気がする。全体の一体感と緊張感に欠けると感じる。この曲は完璧な一体感が必要な曲である。続けて、1963年のジュリーニ/POのライブを聞いてみた。まったくタイプが異なるがはるかにいいと感じた。この演奏については残念な仕上がりと言えよう。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/02/07

    まさにこれを正統派のブラームスというのだと思います。小生はイッセルシュテットの多くのCDを収集しているファンでもありますが、イッセルシュテットのブラームスの交響曲の録音は少なく、アラウとのピアノ協奏曲N0.1No.2・ブレンデルとのピアノ協奏曲No.1・ヌヴーとのヴァイオリン協奏曲ともども素晴らしいブラームス体験ができたことに感謝します。特にこのNo.4はイッセルシュテットの白鳥の歌ともいえるだけにより感慨深いものがあります。NDRもヴァントとのブルックナー・ブラームスと並ぶ力演で、弦が時折聞かせる美しさは格別です。
    楽章・曲間のインターバルの短い編集になっているので、プログラム再生することで余裕をもって聞かれることをお薦めします。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/02/02

    大変素晴らしい企画であり一生の宝物になります。これまで単品で収集したり、ショパンやブラームスのセットで購入したりしてまとまりのなかったルービンシュタイン氏のディスコグラフィが集約されているのは有難い限りです。
    演奏についての評価は、また別の機会にしたいと考えておりますので、音の状態についての感想を述べさせていただきます。かなり音質を期待していましたが、私はアナログLPや90年代の国内盤の方が正直いいと思います。1960年代録音のチャイコフスキー・グリーグ・シューマンのコンチェルトを比較したものです。オーマンディとのラフマニノフ・ブラームスNo.2は同水準。このセットではPの鮮度はいいがやや硬質に感じられ、オケの弦のざらつきがやや強い感があります。もちろん全体的には高水準でしょうし、このセットでしか聞けないものも多くコストパフォーマンスも考慮すれば満足です。LPや初期国内盤CDをお持ちの方は継続保有されることをお薦めします。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/08/03

    弦楽器に極めて特徴的な表情付けを行っており随所にシューリヒトの個性を垣間見ることができる。第4楽章は約22分であるがうまく流れができており、幾多の演奏を聞いてきた中で申し上げると、決して飛ばしているとは感じられない。録音についても1961年のライブとは思えないほど良好なものです。再生装置に応じてさまざまな意見もあるようですが、私は満足しています。但し私は20CDのセットの中の1枚を聞いています。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/07/20

    結論からいうと面白味にやや欠ける演奏。若さからくる新鮮さはあるが、この曲を弾き振りする実力はないし、そもそも弾き振りすべき曲でないと思う。パッションのような熱きものを垣間見ることはできない。一層の成長を期待したい。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/07/12

    第29番の外数曲を40CDセットで聴き始めたところですが、素晴らしいモーツァルトだと思います。柔らか味があり、ただただそこにあるのはモーツァルトの音楽です。指揮者が誰か、演奏者が誰かを問う必要はありません。第29番2楽章7:45付近にクラッチノイズが1回あるようですが全く問題ありません。録音も全体的に音場が適度で雰囲気をよく捉えた良好な水準です。

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     2010/06/22

    さすが小澤の術中に収まっており、エネルギッシュな仕上がりである。しかし、ライブゆえか、やや前のめり過ぎに思われる。鮮明な音であるがホールの狭さを感じさせてしまう。また、前半楽章はモントゥーのようなしみじみとしたものを感じさせる落ち着きに私は惹かれる。残念ながら本盤は3以下の評価でしょう。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

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