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0 people agree with this review 2017/03/26
給料が出たら、好きな音楽、アーティストのCDを、一枚一枚吟味して、思い悩み、いい演奏であります様、祈りつつ、店頭で買い求め、日々の更なる糧として、音楽を味わう。そんな時代は、もう、無くなってしまった。暖かい、微笑み、こぼれる涙。繊細で、それを支える強い意志と、鍛練、才能、継続する力、技能に健康。支えてくれる人々、技術者、職人に商売人。電脳の世になる前、発売された名盤。Songs Remain The Same.I Wish You Were Here.
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0 people agree with this review 2017/03/19
現在では、ノルウエ―室内管等を率い、意欲作を出しているノルウエ―のパガニーニとも呼ばれた、テルジェ・トンネセンさんの’93年録音の、本国、グリーグのソナタ。よく聴けば、期待をを裏切りませんでした。もちろん、巧いし、強奏、叙情、突然の民謡旋律も見事、思ったよりは、民族色は、濃くなかった(ピリスさんよりは、民族調は強いです、もちろん)。音が、古目に聴こえて、何だか、アイザック・スターンの時代みたいだなあと、思ったら、トンネセンさん、スターンの弟子でした。
1 people agree with this review 2017/03/19
グリーグの音楽に魅せられてしまった。北欧の透明感、ノルウエ―の安らぎの音、叙情、そして、ノリと哀しみ、自然と人間の生活感、愛を包みこんだ民謡。シンフォニックな曲もあるが、弦楽だけの音楽が、すこぶる良い。ノルウエ―の中堅、ルードとグリーグの地元ベルゲン・フィルの音が、やっぱり、グリーグには、フィットする。ペール・ギュント全曲、組曲に、一度は、聴いて欲しいホルべルグ組曲は、ピアノ協奏曲と並んで最高傑作。余り演奏される事の少ない曲、編曲ものも、しっかり演奏されている。唯一、他国からの血を混ぜているのは(それも必要!)、日本の小川典子さん。Engeset 等の全集もありますが、グリーグを誇りとし、民謡を身体を持って知る人々のこのオーケストラで聴きたかった。それは、おそらく、正解だった。
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3 people agree with this review 2017/03/18
古色蒼然と表現されることの多い、バンべルグ響。設立は、ヒトラー治世のプラハにドイツの名を冠して。戦後、やはり、同じく戦禍のなかったバンべルグに移り(逃れ?)、70年。日本でも馴染みの深い、渋い、名匠と共に、ボヘミアンにしてドイツ本流と言われるこのオーケストラならではの名演、怪演が、収められている。どれも、選りすぐりで素晴らしい。 Keilberth との涙が出てくるような演奏、端正。若いSuitner,Sawallisch、Leitner、ベテランClemens Kraussの典雅な演奏、Kerteszの本質を突いた見事なマーラー、ここでも気迫とジェントルな演奏のKempeさん、音楽への愛と奉仕で言葉を失う御大Jochumの名演(Sonyは、このコンビの「Prager」世に出して欲しい)。正調、テンポも中庸だけれど、タメなど、こうあるべき、これ以上の演奏はなかなか無い名演奏が記録されているブルックナー(ドイツの森そのもののホルンを吹いているのは日本の水野さんでしょう!)。対して、晩年、重厚で、崩れかかった演奏を必死に支えているオケによるSteinさんのブラームス1番。この頃の強奏、ぶっ飛びトロンボーンが聴けるEschenbach、これぞ、ベートーヴェンの「田園]のSanderling、極めつけは、最近、来日もしてくれたBomstedtとのブラームス4番。 オケとしての方向、イメージを変えて、イギリス人のNottとのマーラー、シュトラウス、「春の祭典」。音楽を奏で続け、成功しているオーケストラの良質BOX SET。 合従連衡、消滅の激しいレーベルの音源、ドミニク修道院でのセッション、カイルベルト・ザールでのライヴ録音(トーンマイスターの姿勢、仕事も素晴らしい)、バイエルン放送協会、結局大レーベルの元に集結の労作。 そして、バンべルグ響は、街の誇りになり、この最初の70年を経て、次代へむけて原点の国、チェコの若い、これまた実力者、フルシャを迎える。オーケストラと歴史、経営、特色、音楽産業、これからの時代についても、いろいろ考えさせられました。
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5 people agree with this review 2017/03/18
日本人だけれど、海外での研鑽、演奏活動の方が多い樫本さんと、同じく幼少からソ連で神童として紹介され、世界各地で演奏してきたリフシッツ。お二人は、10代の頃から一緒に演奏経験もある。ベルリンフィルのコンサートマスターになられた後の30代での、目標だったというベートーヴェンのヴァイオリンの録音。6,7,8番をスイスのスタジオで、その後は、ベルリンのスタジオでの録音。お二人の火花が散る様な9番、10番がより秀逸、ベートーヴェンがこの二つの楽器に託した凄さを充分に堪能させてくれた。ピアノ主導の前半曲でも、豊かな、意地と推敲の音楽が聴ける。特に4番の冒頭など、ちょっと無い凄まじい音。ベートーヴェンのリズム造形は、凄い事も改めて感じました。でも、お二人にとっては、まだ通過点、バッハへの挑戦、何十年後かの再録を予感させてくれるアルバム。
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0 people agree with this review 2017/03/10
ブロムシュテットさんは、アメリカ生まれの北欧人で、若い頃から東ドイツで、ブルックナー(ドレスデンのオケの稀有な美と相まって、愛と情熱が感じられる)、ベートーヴェン、モーツアルト、ドヴォルザーク、シューベルトなど、素晴らしい音楽を残してくれたが、壮年期にサン・フランシスコでは、北欧のグリーグやシベリウスやニールセンで、これまた、流石の演奏を残してくれている。ニールセンの不思議な、独特で豊か、特にこの2曲では、モーツアルトの様に流麗、素朴、シンプルに聴こえる音楽を見事に、心地良く、丁寧に聴かせてくれる(毒もスケールもありますけれど)。ブロムシュテットさんの自然で、無理なく、音楽に熱意を強く持って奉仕する姿勢が如実に表れた名盤。一聴の価値あり、私の愛聴盤。長く指揮されているデンマーク放送響とのEMI盤より、録音がいい。 ニールセンは、シェーンヴァント、ブライデン・トムソン、コリン・デイヴィスの録音で聴いていますが、ブロムシュテットさんが、優しく最も心に入って来る。 成熟期、老年期は、再び解放なったドイツで、巨匠の音楽を披露してくれている。これが、又、名演揃い。まだまだ、聴かせて欲しい。
7 people agree with this review 2017/03/09
EMI、Warnerとの契約が無くなり、BPOが、自主レーベルを創設、ライヴチクルスを重ねて、まとめて一気に録音、デジタルコンサート等の特典も付けての販売。満を持してのベートーヴェン全集。私の様にこれだと狙いを定めて、1枚ずつちまちま買うという事が現状出来ない。21世紀、ベルリンフィルなんだから、仕方ないか、とも、思う。分売も希望と、記しておく。 「英雄」は、2002年のウィーンフィルとのムジークフェラインでのEMI盤がある。ウィーンフィルとは、刺激的ピリオドスタイルと若々しいビルディングロマンスの賛否両論の演奏でした。私は、FM等で聴いたバーミンガムとの演奏の方が徹底と、お互いの経験、信頼感が感じられて、より好んでました。でも、ウイーン盤もよく聴いてました。 そして、13年後、ベルリンフィル退任を発表した後のこの演奏。やはり、ピリオドもありますが、そこは器用なイギリス人、これまでのベルリンでの経験と、カラヤン、アバドの音色も残しつつ、スケールの大きさよりも、円熟、真摯に、求められている音楽を、オーケストラと共に、細部にも気を使いながらの崇高と言ってもいい位のベルリンフィルの熱演、高揚と絶望を含み、感動、新鮮。深化した情感と進化した技。これまでの21世紀、ラトルにとっても、シベリウスと並んで、自信たっぷりの代表、後世にも誇るべき名演。 「ポーギーとベス」を見て、心酔いし、応援してきたラトルは、ここまでクラシックの王道にも、革新にも身を捧げ、成し遂げた。 まだまだ、ベルリンでも、ロンドンでも東京でも、やってくれるだろう。理想と目標を、多くの人に揉まれ、支え、導き、導かれて。
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2 people agree with this review 2017/03/02
セッション録音では、考えられない音楽が詰まってる。これこそ、ブロムシュテットさん、ドレスデン・シュターツカペレのベートーヴェン「第九」ライヴ。しかも、戦争で破壊された劇場が再建され、聴きに来る人々(当時の国のエライさんが沢山居る!)だってわくわく、緊張感を増してくれる。今のブロムシュテットさんにもう一度、と言われても、出来ない貴重な記録。燃えたドレスデンの演奏が、生々しく聴ける貴重な盤。当時、日本では必ずしも評価の高くなかったブロムシュテットさんの面目躍如、音楽の匠だった事を証明する演奏。少々のミスを超えて、まごうこと無き、名演。ゾンダ―マンさんのティンパニが、やはり、見事。
2 people agree with this review
1 people agree with this review 2017/03/02
アルゼンチンのピアニストと、スペインの新鋭指揮者、スコットランドの快調室内楽団との共演は、瑞々しさと心地良いテンポ、ピアノテクニックによる快演。録音もこのレーベルらしく仕上がりも良し。ショパン、モーツアルトにベートーヴェン、次なるラパートリーに期待が持てる。イギリスで活躍する女性ピアニストは、本当に多いので、如何なる特徴が出せるかがカギ。
0 people agree with this review 2017/02/28
60年経ても、これ程のスケール、今じゃありえない演奏。クナさんは、唯一無二の芸人、エンターテーナー、凄い演奏を導く音楽家。ウィーンフィルが、ここまでやれるなんて。クナ、ウィーンフィルに敬意を表さざるを得ない。ここでのカーゾンさんは・・・。
1 people agree with this review 2017/02/28
グラミー賞受賞も納得の作。特に9番が良くて、意外にも、じっくりめ、私には、コンドラシン、チェリビダッケと伍する様な名演。録音が良くて、ソロ、木管の音が素晴らしく生々しく聴こえる。どれほど、現在の技術で加工したのか、生の音を重視しているのか、私には、判り兼ねますが、演奏の熱意は、生かされています。ボストンはいい指揮者を擁しました。腰を落ち着けてと期待してたけど、ライプチヒと兼業になる。ドイツ音楽は、そちらでと、なってしまうのだろうか?
0 people agree with this review 2017/02/27
先日、バンべルグ響との来日公演での矍鑠たるベートーヴェンも放送されました。(いづれ、CD、DVDになるかな?)この盤は、85歳、変わらずお元気、やはり凛々しさとドイツのオケらしい堂々たる崇高さと、切れの良さも持ち合わせた流石の名演。合唱の比重が大きいが、オケとのバランス、兼ね合いもお見事。ブロムシュテットさん、現代最高の巨匠、、その証の様な演奏。セッションでも端正と情熱、慈愛に満ちた音楽づくり、ライヴでは、更に大きくなる。尊敬の人になりました。
ドレスデン・シュターツカペレの「プラハ」、39番には、スイトナーさん、コリン・デイヴィスさん、38盤のみのハイティンクとの演奏が残されています。そして、このブロムシュテッドさん。どれも音楽への慈愛、奉仕が感じられる名演で、優越なんてつけられない。最も素のまま演奏した様なスイトナーさん(39番絶品!)、細かい処まで表情を施したやや重厚なデイヴィスさん、その中間に位置するのが、このブロムシュテットさんでしょうか。この音楽の持つ、ノリ、ビート感。叙情性、悲哀と遊び、強い意志、ユニークな展開、悦楽、心地良さ、厳しさを見事に刻んでくれていて、心が暖かくなる。録音当時の頃は、真価が私は、伝わらず、齢を経て、今聴くと良い意味での中庸、適切、自然で、弦、管楽器の見事なブレンドと相まって、若きブロムシュテットさんの、巨匠となった今に通ずる素晴らしい演奏。特にアンダンテ、2楽章は、鳥肌もの。いやあ、聴いて良かった。
0 people agree with this review 2017/02/19
今更この盤について書くのは、気が引けるのですが、カラヤンは、小澤征爾さんに、交響曲史上の最高峰の交響曲と、言っていたそうです。’79年にセッション録音しましたが、バーンスタインのベルリン芸術祭、4月の2日間の壮絶演奏の影響があってか、思い通りの演奏にならなかったようです。 ’82年、カラヤン、べルリンフィルは、年頭から、この曲を頻繁に取り上げ、5月のベルリンフィル創設100周年のコンサートでも、ベートーヴェンの英雄、合唱、モーツアルトのジュピター等とも演奏。この時は、リハ徹底成らずか、やや粗い処も見受けられました。8月には、ザルツブルグでも演奏、これは、変貌してカラヤン、ベルリンフィルらしい、テヌートの見事な演奏になっていた。そして、更に、9月、くしくもベルリン芸術祭での最終日の本拠での演奏のライヴ録音がこれ。セッションの予定もあったらしいが、カラヤン、ベルリンフィルには珍しい一発(修正はしているでしょうが、)録音。ようやく、多くの演奏体験を経てのカラヤン、ベルリンフィルの、録音に3年を掛けた、R.シュトラウス「薔薇の騎士」と並ぶ、全霊を掛けた最高峰の演奏盤。カラヤン、ベルリンフィルの本領発揮の最終回答。人間ここまでやれるのだ。この盤に影響を与えたバーンスタインのマーラー9番も、どれでもいい、もうひとつの20世紀の最高峰マーラー演奏として聴いてみる事もお勧めする。
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