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芥川也寸志 (1925-1989)

CD 交響曲第1番、交響三章 鈴木秀美&オーケストラ・ニッポニカ

交響曲第1番、交響三章 鈴木秀美&オーケストラ・ニッポニカ

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    風信子  |  茨城県  |  不明  |  2018年06月26日

    ピリオド・チェロ奏者そしてピリオド・オーケストラ指揮者である鈴木秀美の現代オーケストラ舞台への頻出が止まない 言うまでもなく止める必要はない それにしても芥川作品の新録音を久々に聴いたような気がする 聴けば分かるように大変魅力ある作品たちであり 共感を持つばかりでなく無辺大に想像力を刺激される そして鈴木秀美が邦人作品を奏でる意外性からか 既知の交響楽に新鮮な響きを聴く思いにとらわれる やはり奏法にピリオド的指導が入ったからだろうか 音響が澄んでいるのに野太さを感じる 軽やかさをまとい流麗に進行しながらも豊かに響き渡る爽快感は如何許りか 明治維新以来150年にわたって西洋コンプレックスが消えない 芥川也寸志に限らない 日本人作曲家の作品を日常に聴く生活を獲得したいものだ それにはオーケストラ・ニッポニカのように邦人作品に特化した楽団のみならず 日本中の演奏家が同胞作曲家作品を取り上げるべきだろう 勿論作品単位で取捨選択が為されなければならない また偽巨匠などが現れないためにもわたしたち聴衆も耳を肥やさなければならない 先ずは聴こう朋よ あたなも如何       

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