ブルックナー (1824-1896)

CD 【中古:盤質A】 交響曲第3番 ヴァント&北ドイツ放送響

【中古:盤質A】 交響曲第3番 ヴァント&北ドイツ放送響

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    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2011年04月29日

    ヴァントが1990年代後半にベルリン・フィルやミュンヘン・フィル、そして手兵北ドイツ放送交響楽団を指揮して行ったブルックナーの交響曲の演奏は、いずれも至高の超名演である。同時期に朝比奈が成し遂げた数々の名演と並んで、今後ともおそらくは半永久的にブルックナーの演奏史上最高の超名演の地位を保持し続けていくものと考えられる。もっとも、そうした地位が保全されているのは、ブルックナーの交響曲のすべてにおいてではないことに留意しておく必要がある。要は、ヴァントの場合は第4以降の交響曲に限られるということである。本盤におさめられた第3は、ヴァントによる第3の最後の録音である。ヴァントは、ベルリン・フィルと第8をライブ録音した後、惜しくも鬼籍に入ったが、存命であれば第6のライブ録音が予定されていたと聞いている。そして、おそらくはその次に第3のライブ録音を想定していた可能性が高い。仮に、最晩年における第3のライブ録音が実現していれば、決定的な超名演になったと思われるが、これは無いものねだりと言うべきであろう。本演奏は1992年のライブ録音であり、オーケストラは手兵北ドイツ放送交響楽団。ヴァントが、前述のような至高の超名演を成し遂げるようになる直前の時期のものだ。それでも、私としては、朝比奈&大阪フィルによる名演(1993年)に次ぐ名演と評価したいと考える。そして、往年の名演として定評のあるベーム&ウィーン・フィルによる名演(1970年)よりも上位に置きたいとも考えている。本演奏においても、ヴァントは例によって厳格なスコアリーディングの下、峻厳に楽想を進めていく。造型もきわめて堅固であり、金管楽器などを最強奏させているのもいつもどおりであるが、本演奏においてもいささかも無機的になることはない。ただ、音楽全体を徹底して凝縮化させているので、スケールはいささか小ぶりと言わざるを得ない。このあたりが、1990年代後半以降のスケールも雄渾なヴァントとは異なる点であろう。しかしながら、スケールがやや小さいという点が気にならなければ、演奏自体は文句のつけようがない至高の名演と評価したい。なお、前述の朝比奈&大阪フィル盤を超える名演を成し遂げる可能性のある現役の指揮者としては、スクロヴァチェフスキのみが考えられる。そのスクロヴァチェフスキが、来年来日して第3を指揮する予定とのことである。高齢であり一抹の不安はあるが、昨年の第7や第8の超名演に鑑みると、私としては超名演を大いに期待したいと考えている。

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    kura-ota  |  不明  |  不明  |  2010年07月28日

    楽章が進むにつれて、奇妙な響きが散見されるようになる(アンサンブルが乱れているとかではなくて)。確かに、この時期のブルックナーって精神的に不安定な時期だったそうだけど。だからと言って、この響きが本当の響きだったのかは個人的には疑問です。ヴァントの良い所は、肝心な部分は押えているところだと思います。第4楽章終結部で第1楽章の冒頭主題戻る直前のファンファーレの力強さは評価できると思います。もう少し長生きしてくれていたらと思うのは私だけでしょうか?録音は良好だと思います。

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  • ★★★★★ 

    旅人  |  長野  |  不明  |  2009年02月14日

    私が感動したのはヴァントの3番とザンデルリンクのゲヴァ管だけ。クーベリックもチェリもシモーネもだめでした。この楽曲は名演するのが難しいのでしょうか。枯れ果てた燻し銀のような名演奏に一票。

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    戦艦ミズーリ号  |  光市  |  不明  |  2001年07月08日

    ヴァントの3番には、本当に感動してしまう。<細かい音作り>と<迫力のある音>、これらを両立させてしまうところには脱帽!!BPOとの録音、第1稿での録音。是非、実現して欲しいものである。かなわぬ夢かな?

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