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Beethoven (1770-1827)

CD [USED:Cond.A] Complete Symphonies, Overtures : Chailly / Gewandhaus Orchestra (5CD)

[USED:Cond.A] Complete Symphonies, Overtures : Chailly / Gewandhaus Orchestra (5CD)

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Showing 1 - 15 of 19 items

  • ★★★★★ 

    mravin  |  埼玉県  |  不明  |  28/December/2011

    レコ芸評が芳しくなかったので、それでは、と購入してみた。一聴して重厚で渋いが艶っぽさがあるコンビチュニー/ゲバントハウスOの音が鳴っているのを懐かしく感じた。演奏は速いが細部まで指揮が行き届いていて十分聴き応えがある。個人的には1番から5番が気に入り繰り返し聴いてみたいと思う。5番終楽章のピッコロの旋律や内声など、全ての交響曲に言えるが、普段聴こえにくいパートが聴き取れて明晰で面白い。6番以後は疾風怒濤な感じが私の感性に合わない部分もあるが、個人的な感情が入りにくい無駄が無い音楽作りなどそれはそれなりに傾聴に値し納得もできる。8番の2楽章など、ピッチカートが鳴っているのがきちんと聴き取れたりなど、テンポとリズム感がお見事。蛇足だが、レコ芸評のお二人にはシャイーのようには上手く見事に振れないし楽団員も納得させることはできないだろう。音楽が速いだけで人間性が軽いなどと決めつけるのも困ったものだ。ちなみに、初めて聴いたときにはガーディナーの全集のように無駄がない音楽作りが似ているな、と私は感じた。近年希に見る興味深く面白い全集だった。

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  • ★★★★★ 

    錦糸公園  |  東京都  |  不明  |  05/November/2011

    まだベートーヴェンでこのような演奏が可能だったのか?!ベートヴェンの交響曲を聞いてこれだけ心躍らすのは久しぶり。大御所の時代から、古楽、新古典と軽みへの流れに、どうも違和感を覚えていたけれども、シャイーはこれらを昇華させ新たな表現を開拓した。演奏は時間が示す通り一見快速。しかしながら、低音の豊かな響かせ方、効果的なホルンとティンパニの使い方が、流麗さだけに流れてしまわず、べートーヴェンらしい重厚さも兼ね備え、聴者の心をぐっと掴んでくる。私見ながら、シャイーは、エロイカを古典の集大成として一気に疾走する。終楽章などは崩壊寸前に倒れんばかりの勢い。これが4番以降、特にこういう演奏だと5、7番の終楽章も飛ばしまくるのかと思いきや、豊かな響き、明快なアーティキュレイションを駆使しながら、テンポについては、抑制の効いた大人な面も見せる(一般的な演奏からすると決して遅いわけではないけれども)。マーラーの全集は、あたりはずれが多少あったけれども、この全集については、完全に脱帽。序曲集も気合が入っており、コリオランなど冒頭から心が鷲掴みされる。初回前提版のパッケージも凝っていて、トータルで見て、数年ぶりにいいCDに出会えました。コリン・デイビスの全集とともに私の2大全集となりました。多くの人に是非聞いて欲しい演奏です。

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  • ★★★★★ 

    独居人  |  東京都  |  不明  |  19/October/2011

    快速である、なおかつ重厚でもある。 「英雄」第1楽章はあっさりと通り過ぎるが、さほど違和感は感じない。 展開部の頂点では強烈なトゥッティで煽られる。 「運命」動機もテンポよく、性急さは感じられない。 「田園」も早急なテンポで通り過ぎるがデュナーミクの幅が広いので飽きさせない。 第7番はそれほど速いという印象はない。 第一楽章冒頭のトゥッティからの速いパッセージへの展開が素晴らしい。 第二楽章はインテンポで淡々と進むがすっきりしていて聴きやすい。 舞踏の神格化と呼ばれる第三、第四楽章はもっと粘りを効かせても良い気がするが、ここでの主旨にはそぐわないのであろう。 第9番は静寂の中から始まり、力強く展開する。 第二楽章のティンパニはどうだ!耳を劈かんばかりの強打はあのフルヴェンの戦時下ライブをも凌ぐ勢いだ。 第三楽章は弦楽の天国的な美しさを十二分に堪能できるだろう。 終楽章も冒頭からティンパニの連打が炸裂だ! 静寂から浮かび上がる主題は快適なテンポだ。 声楽陣も絶好調で感動的だ。 各部が明瞭に聴き取れるクリアーな音質である。 ここぞと言う時には爆音を聴かせてくれるが音色が良いので聴き疲れしない。 「コクがあるのにキレがある」・・・新たなベートーヴェン像を確立したのではないか。 ベートーヴェンの生前から関わり合い、ニキシュ、フルトヴェングラー、ワルターなどの歴代巨匠の薫陶を受け、今シャイーと言う情熱溢れる創造者を迎えたゲヴァントハウス管は、新たなる高みへと飛翔を開始したようだ。

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  • ★★★★★ 

    ととべい  |  神奈川県  |  不明  |  13/October/2011

    素晴らしいです。コンビチュニ- ゲバントハウスのベート-ヴェンは私が最初にそろえた全集で(LP)穴のあくほど聴きました。その後、マズアと日本に来た時に(70年代)にベートーヴェンを聴きましたが、出だしの一瞬でレコードと同じ音が響いたので驚いた経験があります。 このCDもそのときの音がよみがえります。低めのピッチで音色が暗いのです。 この演奏は全体的にメトロノーム指示通りの速度なのではやい。最近のピリオド系のものは みんなそうなので、速度自体の意外性は無いですが、この音色との組み合わせは意外かな。 楽譜は最新のベーレンライター版ではないようですが、Vn両翼配置で思わぬところに 意外な音が聞こえます。 早いですがたっぷり歌っているので、軽快なのに豊かです。 序曲も一杯入って最新録音でこの価格ですから、全くこのごろは凄いですね。円高の恩恵でしょうか?

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  • ★★★★★ 

    Vigore  |  兵庫県  |  不明  |  09/October/2011

    シャイーのブラームスを聴いてから、ベートーヴェンのCDが発売されるのを楽しみにしていた。これは期待通りで最近の全集では快挙と言える。それに価格もお手ごろだし、ベートーヴェンファン必聴でしょう。

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  • ★★★★★ 

    蓮華人  |  千葉県  |  不明  |  06/September/2011

    CDの収録時間いっぱいに、全交響曲に序曲を盛り込んで、サービス満点。「演奏時間短縮のため」というわけでは、絶対ない…だろうが、多分、目も眩むような高速運転。悠然と進む大艦巨砲主義の生き残りのようなゲヴァント管には、厳しいお達しだったでしょう。シューマンでもアット驚くマーラー編。今回もただではございません。期待できそう。

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  • ★★★★★ 

    影の王子  |  大阪府  |  不明  |  28/August/2013

    まず、3年間にわたる丁寧なセッション録音によることを特筆したい。それにより高音質な全集になった。「速い」という指摘をされているが、ジンマンやラトルのような”「無理」して「急ぎ」ました”感、軽薄さは皆無。それはオーケストラの響きがやや暗くそして重厚感のあるものだからだろう。もちろん、それは指揮者とオーケストラの意志疎通が上手くいっているからこそ。個々の曲が全て最高とは思われないが、全9曲の出来のムラの少なさ・コンセプトの明確さ・高音質と「全集」としての存在意義はかつてないほど大きいと思う。

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  • ★★★☆☆ 

    kuniko89  |  愛知県  |  不明  |  15/November/2011

    速過ぎる。オーケストラのアンサンブルは見事に揃っているし、響きも深く美しい。ただテンポが異様に速くて、すわり心地が悪い。ポクウッドやガーディナーのベートーヴェン交響曲演奏が出て以来、ラトル、アバドの2度目の全集も然り、スコアにコダワリ過ぎではないだろうか。指揮者自身の音楽性は、何処へ行ってしまったのか。

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  • ★★★★★ 

    銀盤の狐  |  千葉県  |  不明  |  10/February/2012

    ここにあるのは無機質な音ではなく、シャイーと団員が作り上げた有機的な音楽だ!

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  • ★★★★★ 

    ケニチ  |  愛知県  |  不明  |  11/November/2012

     すみずみまで制御の行き届いた,かつ力強さに事欠かない模範的な演奏.全体的に速いテンポだが,単に譜面研究の結果であるだけでなく,シャイー自身の趣味が反映した積極的な音楽であるように思う.スタンスは,「当時の演奏を再現する」のでなく,「今ようやく正確に演奏される」.録音も極めて優秀.使用楽譜は,ペータース版をベースにした折衷版.  とくに,第3,4,5,7番の華やかな曲作りが印象に残った.

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  • ★★★★★ 

    sisina  |  千葉県  |  不明  |  25/February/2012

    もう多数の方が述べている通り、基本的にはラトルやヤルヴィに連なる新世代の全集だが、モダン楽器であったり必ずしもベーレンライター版に固執せずにシャイーのこだわりを感じさせるものと言える。特筆すべきは非常に情熱的なところだろうか。聴いていて、もしトスカニーニが現代に甦ったらこのような演奏をするのではないかと感じた。

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  • ★★★★☆ 

    宇野珍会長  |  埼玉県  |  不明  |  21/November/2011

    注目のリリースということで、早速購入して聞いてみた。まず音色は概ねマズア時代の素朴なもので、奏法によって煌びやかになることはあったとしても、基本的には鄙びてかつ質感のあるよい響きだ。解釈はピリオド奏法を随所に盛り込んではいるものの、モダンスタイルは貫いている。ただ、ナンバーによっては「ほとんどモダン」「ほとんどピリオド」と傾向が分かれてしまうようだ。本当はピリオド云々というものではなく、現代音楽の側面から見たアプローチ、というのが正しいといえよう。 結論が先送りでは読みにくいと思うので、ここで一応の結論を書いておきたい。ベトベンのコレクターのぼくからいわせると、特に珍しいものは感じず、強いて言えばペーター・エトヴェシュが猟奇的に振ったベートーヴェンを、少し大人しくしたようなものだ。しかもシャイーはやりたいことを強調してくるので、それ以外の部分が特徴に乏しくなっている。しかも録音編集でそれを強調している始末だ(どうやっても内声部に埋もれるフレーズがなぜ最も目立つ?裏青盤と違いすぎる)。特に第4番ではその傾向が顕著だ。あと、レビューではテンポについての意見が多いようだが、ぼくには「早いが自然」という印象だ。特に田園のテンポ設定は絶妙で、シャイーにはこういう才能があったのか、と感心してしまった。これはスケルツォのトリオを聴けばわかるはずだ。あまり長くなるといけないので、まとめに入りたい。いささか猟奇的なベートーヴェンだが、現代的な解釈の標準として万人にお勧めしたいといえよう。

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  • ★★★★★ 

    ミシェル・スズキ  |  静岡県  |  不明  |  07/February/2015

    この全集が出て初めて聴いた時はその演奏の速いテンポについて行けず、そこそこ聴いてお蔵入り。シャイーについては別に悪い印象はなかったのですがこのベートーヴェンは速い、それだけと思っていました。その後、他の色々の演奏を聴き二年余り、オーディオ装置の整備も行い最近久々に聴いてみました。すると、不思議なことにテンポの速さもそれほど気にならず聴き通しました。音量も大きめで聴くと内声部や管楽器の細部の動きも明瞭に聴き取れ録音の優秀さもよく分かりました。一過性の感覚ではなく何回か聴きなおしていくうちに自分の感性も変わるものだと思い、あらためてこの全集の価値を再認識した次第です。今後もベートーヴェン演奏を語る上で無くてはならいものと思いました。

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  • ★★★★★ 

    ニャンコ先生  |  Tochigi  |  不明  |  30/April/2013

    録音の良さ、主要序曲をすべて含む親切さ、演奏水準の高さ、価格を考えれば、既に数セットの全集をお持ちの方にも、自信をもってお薦めできるセットである。既に幾人かの方がお書きのとおり、「フル編成LGOの、重心の低い響きをそのままに、快速演奏をすると、どんなにものすごいことになるか」を聴くスリルを味わえるのがこのセット最大の魅力だ。とはいっても、一本調子の快速テンポというわけではなく、歌うところ、立ち止まるところではしっかり適切な音楽づくりをしている。9番4楽章のフーガをもっと快速で(ガーディナー並みに)やってくれれば申し分なかったのだが。

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  • ★★★★☆ 

    CHOPINIST  |  大阪府  |  不明  |  03/April/2012

    まず速い速いという意見がありますが、最近のパーヴォ・ヤルヴィなどに比べれば驚くほどの速さではないのでは?というのが第一印象。たしかに私が今まで聴いていたハイティンク&コンセルトヘボウ、C.デイヴィス&シュターツカペレ・ドレスデンに比べれば格段に速いのですが(笑) レコード芸術でも言われていたとおり、速いのに速いと感じないのは、「音が濃い」から。とくに第5番まではピリオド・アプローチ的な部分も多いのですが、そのうえにアンサンブルをしっかり鳴らしているので、かつてのピリオド演奏にありがちだった「軽さ」を回避しているのもシャイーのすごいところ。『田園』ではこの強力なアンサンブルをフルに生かして森の情景や荒れ狂う嵐を表現しています。落ち着いて聴くのには向いていないかと思いますが。第8番は第1楽章冒頭から少し速すぎる印象。聴いているとお尻が浮きそうになります。『合唱』についても賛否両論ありますが、私はこの曲に対してあまりこだわりがないので、コメントは控えさせていただきます。いずれにしても、伝統のオーケストラ、ゲヴァントハウスをこのレヴェルまで引き上げたシャイーには拍手を送り、今後の活躍にも期待したいと思います。

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