Die Walkure : Nemirova, Thielemann / Staatskapelle Dresden, Seiffert, Harteros, Zeppenfeld, Kowaljow, etc (2017 Stereo)(2DVD)
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TOCHIPAPA | 広島県 | 不明 | 01/October/2019
オケと歌手だけなら文句ナシで★5個なんですけど、演出は、私が保守的というか通俗的に傾きすぎてるせいもありますが、「よけいなことしなくていいから・・」という感じ。 それでも、これまでに映像で見たティーレマンのオペラとしては一番マシ以上の好印象でした(ウィーン国立歌劇場のものを見てないので)。 ハルテロスのドイツ物を見たのは初めてでしたが、かなり良いと思いました。イゾルデやブリュンヒルデの方向ではなさそうですが、フリッカをやってみてもらいたい気がします。 コワリョフのヴォータン、ミラノでもそうでしたが、出ずっぱりのヴォータンは終盤はつらそうですね。リアリティがあって却って好ましく思いました。 そして、なんといってもツェッペンフェルト!! 舞台が引き締まります。 歌手の良し悪しは分かりませんが、有名どころを集めて豪華で楽しめる舞台だと思います。 なんだかんだで繰り返鑑賞しています。0 people agree with this review
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村井 翔 | 愛知県 | 不明 | 14/July/2019
演奏だけなら大変充実した公演だが、なぜかまだレビューがありませんね。ティーレマンはすでにバイロイト(2008)とウィーン(2011)で『指輪』全曲をライヴ録音。バイロイト版は『ワルキューレ』のみ2010年に録画もされている。したがって指揮は緻密で、こなれている。もう少しアグレッシヴに行っても良い気がするが、今回の落ち着いた印象はドレスデンのオケのせいだろう。歌手陣はクリスタ・マイアのフリッカがめり込み気味なのを除けば、ハルテロス、カンペの両ソプラノ以下、ティーレマンの関わった『ワルキューレ』では過去最高の陣容。特にカンペの初々しい感触は貴重。両ソプラノが並ぶと、ブリュンヒルデの方が声はドラマティックであっても、ジークリンデの方が人生経験を積んでいるように見えるべきだが、この演奏ではちゃんとそうなっている。ザイフェルトも見た目を気にしなければ(ボータよりは幾らかマシ)、まだまだ素晴らしいジークムント。コワリョフは確かにホッター、アダム、モリスのようなカリスマ性はないが、『ラインの黄金』での権力欲ギラギラの家父長とは違って、『ワルキューレ』のヴォータンは人間的な(?)弱さを見せるべきキャラなので、これもまた悪くないと思う。少なくともこれまでティーレマン指揮で歌っていたドーメンよりは遥かに良い。ツェッペンフェルトの性格的な悪役ぶりも相変わらず見事。 シュナイダー=ジームセンの半世紀前の装置をそのまま使うという「縛りプレイ」を引き受けた奇特な演出家はネミロヴァ(つまりカラヤン演出の舞台ではないので、お間違いなく)。もちろん盛大にプロジェクション・マッピングを投入すれば、舞台の印象を全く変えることができるだろうが、さすがにそれはいけないだろうというわけで、最小限に自粛。幕切れなどはナマの火を使うことにこだわって見せたが、印象は何ともしょぼい。フンディング家での露骨なDVの有り様など(略奪結婚だから、これで当然)、女性演出家ならではの視点もあるが、これは2012年にフランクフルトで録画されている彼女演出の『指輪』全曲ですでに見られるもの。そこでの演出に比べると、やはり「縛りプレイ」の制約がはっきり見えてしまう。それでもバイロイトの、箸にも棒にもかからないドルスト演出に比べれば断然良いけれどね。2 people agree with this review
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