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マーラー(1860-1911)

CD 【中古:盤質A】 交響曲第2番『復活』 ラトル&ベルリン・フィル、コジェナー、ロイヤル(2CD)

【中古:盤質A】 交響曲第2番『復活』 ラトル&ベルリン・フィル、コジェナー、ロイヤル(2CD)

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検索結果:20件中1件から15件まで表示

  • ★★★★★ 

    eroicka  |  不明  |  不明  |  2013年01月30日

    バーミンガム市立交響楽団の名演がまず思い浮かぶが、これはベルリンフィルという優れた手兵でさらに自在に自分の思うところを描ききっている名演。この録音より少し前のウィーンフィルとの公演をFMで聴いたが、巨匠的に音楽の器が大きくなった。緩急自在なテンポもベルリンフィルやウィーンフィルの技なればこそだろう。響きの美しさ、壮麗さも印象的だ。ただし、バーミンガム盤のような若さゆえの覇気や鮮烈さは薄れており、その意味でも若き日の録音の素晴らしさを再認識させられる。また独唱者はもっと表現力の高い歌手を起用すれば、さらに演奏の質を高めるのに貢献しただろう。

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  • ★★★☆☆ 

    みたけ  |  不明  |  不明  |  2012年07月08日

    さすがはベルリンフィル!うまさはもう舌を巻くばかり。けどなんだろう、完成された物には何かが欠落する。そんな感じがしてなりません。特にその欠落したものこそが、ラトル&バーミンガムの復活には充満していたように思えます。一概に”若さ”だとは結論付けられない何かなのです。

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  • ★★★★★ 

    youone  |  東京都  |  不明  |  2011年12月17日

    サイモン・ラトルという音楽家には、これまで心底感動したと言うことはなかったのですが、この「復活」については1本とられました。 遅めのテンポであらゆる声部に目配りして、丁寧に音楽を作り出していく様は、これまでの多くの音楽家が表現してきたマーラー演奏を全て包み込んでしまうような新しいマーラー様式とでも言うような表現を感じます。また、その指揮に完全に呼応する、ベルリンフィルという超一流音楽家集団の素晴らしさには目を見張ります。美しい木管、力強い金管、しなやかな弦、渾身の一撃で参加する打楽器群など、どこをとっても欠点無です。このオーケストラは、いつもこのような全身全霊の音楽表現をするので、ひと昔前のウィーンフィルと競い合っていたと言う時代とは違って、いまやひとり横綱といった感があります。

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  • ★★★★★ 

    Straussist  |  香川県  |  不明  |  2011年09月11日

    現在、マーラー演奏において最も信頼できる指揮者はラトルである。ラトルの指揮するマーラーの魅力は、感情の起伏の激しさにある。マーラーの交響曲を演奏で重要なカギとなるのが、人間の感情を音でしっかりと表現できるかである。最近の感情表現の乏しい演奏が多い中で、ラトルの思い切りの良さは特筆している。ラトル盤を聴いて、やっぱりマーラーは感情を曝け出さない限りマーラーの音楽にならないと思った。クールなマーラーなんか絶対にいらない。

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  • ★★★☆☆ 

    ほんず内閣総理大臣  |  北海道  |  不明  |  2011年06月29日

    さて、絶賛の嵐のところながら、いたしかたなし。私は感動はもとより、特別感心もしませんでした。ラトルの悪いところ、つまり「人とは違うぞ」的意識の発露の部分、はっきり言えば「あざとさ」が先に立って、マーラーよりもラトルが前面に出ている感じ。第2楽章での緩急のつけ方など、いかにもその典型。おまけにベルリンフィルなので、やりたいことができてしまうというところもまたその傾向を助長する。残念ながら感心しなかったな。声楽陣も特別高水準とはいえない。録音は、鮮度は不足ながら、量感は充実。ま、そこそこでしょう。インタビューでラトルはマーラーへの愛を随分と語っています。演奏経験を重ね、よく研究もし、大変な情熱を以て打ち込んでおられるようです。そこに大いに敬服はするのですが、いざ音楽として鳴りだすと、マーラーへの共感というよりかは「サイモン君のパフォーマンスだよ!どう?!」的な表情付けや効果狙いが気になってしまいます。甚だ遺憾に存じます。

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  • ★★★★☆ 

    G.v.Eisenstein  |  BRAZIL  |  不明  |  2011年06月26日

    一言でいえばとても完成度の高い演奏…だとは思うのですが、一点だけどうしても気になるのはアルトパートを歌うコジェナー。と言っても彼女の歌唱が悪い訳ではなく、私の個人的な意見としてはマーラーの求めるアルトの声質はもっと深い声であるべきで、彼女の声質はその点明らかに軽すぎると思います。彼女の声自体は好きなのでこんな事書くのは心苦しいのですが。。。もしこれが例えばオッターだったら。。。一段と素晴らしい演奏になったはず。。。

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  • ★★★★★ 

    とかげのおっさん  |  TOGO  |  不明  |  2011年06月12日

    「復活」といえば、ショルティのような爆発型、バーンスタインのような情念型が思い浮かぶ。このような方向に一石投じたのがブーレーズ・ウィーフィルの演奏だったように思う。しかし、ブーレーズのディスクからは私は感動は得られなかった。このラトルの演奏は、基本的にはブーレーズの流れに沿ったもののような気がする。常に音は過剰にならないように周到に整理されており、木管の響きが美しい。弦の艶やかさや柔らかさも特筆もので、ウィーンフィルかと間違う程である。ときより見せるラトルなりの仕掛けも無理がなく、繰り返し聴くほどに、ラトルの方が正当派とも思えてくる感じさえする。ここでのラトルとベルリンフィルのアンサンブルは、オーケストラ史上、最高レベルにあることはまず間違いない。この演奏を聞いてしまった我々は、いったい他の演奏を聞いて感動できるのか、心配するほどである。

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  • ★★★★★ 

    たけっちゃん  |  兵庫県  |  不明  |  2011年03月30日

    これまで私は、バーンスタインやテンシュテットが演奏した、“情念の炎が燃え盛る…”といった趣の『復活』を好んで聴いてきました。    ラトル/ベルリンpoのこの演奏を聴いた後「最上のオーケストラ音楽を堪能した…」という印象を持ちました。合奏は見事にコントロールされて極限まで整っていますが、決して無機質ではない。音の一つ一つに魂が込められ「ベルリンフィルが本気で怒っている、本気ですすり泣いている!」と感じる音が聴こえます。表現の幅はとても広くて、さすがベルリンフィル!と言いたい。そして、息の長い、スケールの大きなフィナーレを聴きながら、心の底からこみ上げるものがあり、涙があふれて止まりませんでした。感動!! 前2者のようなドロドロとした表情は無いのですが、現代最高のマーラー演奏、ということになるのでしょうか…。どちらが良いというのではなく、ディスクの入れ替えだけで古今のいろんな演奏が楽しめることにシアワセを感じます。

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  • ★★★★★ 

    恐怖のタヌキ男  |  不明  |  不明  |  2011年03月16日

    ラトルにより、ベルリン・フィルはマーラー・オーケストラになりました。そのことを示す録音であり、ライヴとは思われない録音クオリティで、EMIのライヴ録音も良くなりました。復活を熱演しており、葬送行進曲の第1楽章での重みや、スケルツォのユニークなアイロニーはさすがです。そして原光でのコジェナーの清楚なる歌唱に魅了され、フィナーレは爆発的な盛り上がりであり、ラトルによる理想的なマーラーでした。このコンビでもっとマーラーを録音して欲しいです。

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  • ★★★★★ 

    singet225  |  岐阜県  |  不明  |  2011年02月27日

    ラトルの復活の新録音。ラトルとベルリン・フィルの蜜月が生んだ最良の成果ではないかと感じる。オケは当然ながら上手い。上手いだけでなくラトルの指揮と本当に一体になった、密度の濃い音楽に酔いしれる。ソリストも素晴らしい。特にラトルの奥様でもあるコジェナーの心に染み入る歌唱は素晴らしい。また、ベルリン放送合唱団も素晴らしい。音楽の美しさを知的に捉えながらも、ラトルのこの作品への思い入れも相俟っての大変な熱演であり、名演である。

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  • ★★★☆☆ 

    やまC?  |  京都府  |  不明  |  2011年02月17日

     一言でいえば、凡演だとおもう。最終楽章で、神がかり的に復活したのではなく、茫漠とした霞の中から、ぬるったるく、ぬぼっと復活しているようでなんともいただけない・・・。 逆境と苦難の中から激しく復活回帰するような演奏が好みなので、ハイティンクBPOを聞き続けると思う。 ただしこの演奏の美点は疲れなく聞けるマイルド感で、しっとりとした感動があり、なぜか和風な佇まいをかんじさせるところもあって、そこに標準を向ければ中々いいのかもしれない。

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  • ★★★★★ 

    村井 翔  |  愛知県  |  不明  |  2011年02月15日

    このコンビによるマーラー録音の第1弾であった、1986年録音のラトル/バーミンガム市響による録音を私はこの曲のベストディスクとして、ことあるごとに人に勧めてきたが、この演奏はそれをも凌ぐ。しかし、これはいわゆる爆演ではない。ラトルはきわめて冷徹にスコアを読んで、若いマーラーがこの曲に盛り込んだ、山盛りの「効果」を生かそうとしているだけだが、それが本当に実現されると、たとえば第1楽章再現部前の凄まじいリタルダンドなど、楽譜に書いてあることとはいえ、鳥肌が立つほどの盛り上がりになる。コーダが事実上の葬送行進曲となって、大きくテンポを落とすのも全く必然。この時のBPOは18型(コントラバス10台!)の超大編成だったが、無敵のスーパーオケがシャカリキになると、どういう凄いことが起こるかを如実に見せてくれる。さらにコジェナーの独唱がまた、素朴にして深い。合唱の出は、欲を言えばもう少し音量を抑えてほしかったが、無伴奏での歌い始めは至難で、pppにこだわるとピッチが下がってしまうのは了解できる。画竜点睛を欠いた感があるのはケイト・ロイヤル。私はEMIが売り出しに熱心な、このソプラノの良さがまだ分からないが、この空前絶後の名演にとっては、僅かな傷でしかない。

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  • ★★☆☆☆ 

    norry  |  東京都  |  不明  |  2011年02月11日

    大いに期待をもって購入したが、結論から言って非常に残念な出来である。大きな理由の一つは、1楽章のテンポ設定が非常に恣意的なことである。後半当たりから非常に間延びして、緊張感がなくなり、音楽に全く必然性が感じられなくなってくる。スコアを見ても、どこにそのテンポを取る手掛かりがあるのか全く分からない。もちろん、クレンペラー等、遅いテンポでも説得力のある演奏はあり、それは、各楽器間の音色を対比させるに必要な緊張感が常に維持されているからであるが、この演奏ではそのような緊張感もテンポの弛緩と平仄を合わせたように萎えて失われてきてしまう。終結の下降音型にたどり着くころには始まりのときと同じ楽章とはとても思えない。どこにそのような指示が書いてあるのであろうか。これに対し、2楽章、3楽章は、まずは及第点である。ただ、ベルリン・フィルであれば、もっと実力が出せたはず。4楽章も、あえて自分の奥さんを起用しなければならなかったほどの歌唱であるとは思えない。5楽章も1楽章と同様のテンポの弊があり、もともとの弱点であるこけおどし風の音楽が本当にこけおどしに聞こえてしまったのは残念である。同じベルリン・フィルであれば古くなったがハイティンクを聴くべきであろう。私はマーラーでは断然インバルを支持しているので、バイアスがかかっていることは否定しないが、その頑固者の私でも、例えば、ショルティ/シカゴ、小澤/サイトウキネン、アバド/ルツェルン等は極めて高く評価している。これらの秀演に比べれば、これは初演のオケのベルリン・フィルであるだけに残念という他ない出来である。1点ラトルのために申し添えれば、EMIの録音でかなり損をしているとは思われる。いずれにしても、マーラー・イヤーにおけるベルリン・フィルとその常任指揮者の演奏だから誉めなければならないわけではなかろう。

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  • ★★★★★ 

    ポックン  |  千葉県  |  不明  |  2011年02月07日

    ベルリン・フィルの復活! ラトルが苦手だったり嫌いだったりする人にもお奨めできるディスクだと思う。私もラトルの時代になって、栄光のベルリン・フィルはもう死んでしまったのではないか、と嘆いていた。考えすぎ、作りすぎで音楽に生気が乏しく感じられるディスクばかり。でも、マーラーの第9番でラトルの持ち味がプラスに働き始め、この第2番でいよいよ大輪の花が咲いたように思う。ベルリン・フィルはよみがえった。「復活」という名曲のなせる業か、ラトルの成長の証か、未だ判らないが、今後の活躍を見守っていきたい。

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  • ★★★★★ 

    I amSterdam  |  東京都  |  不明  |  2011年02月07日

    マーラー・イヤーとはいえ、ここのところ「復活」が相次いでリリースされるのは何か特別の理由でもあるのでありましょうか…。さて、それはともかく、このサイモン・ラトル&ベルリン・フィルによる「復活」は他を寄せ付けない別格の出来映え。サウンドに威圧感は微塵もなく、むしろ軽やかで透明度も抜群。聴き終えて清々しい感銘が余韻となって残ります。これほどの大曲でありながら、何度聞いても疲れない、飽きが来ない、ということそれ自体が何より演奏水準の高さを物語っているのではありますまいか。こうした秀でた演奏は、たんにベルリン・フィルのポテンシャルの高さのみで得られるものではなく、やはりラトルの手腕に負うところが大きいことは明らかでありましょう。ベルリン・フィルから重厚なサウンドを奪った、と批判されることもあるラトルですが、音楽の世界も国際化した今日にあって、オーケストラのサウンドに解像度の高さや優れたバランス感覚が求められるのは時代の要請とは言えないでしょうか。またそうしたサウンドを得るのにラトルほどの適任者は他にいないのではないでしょうか。事実、旧い既成の概念にとらわれることなく、まったく新しい視座からスコアを精読したであろうこの清新な演奏を聴いていると、ラトルと良好な関係を築いたベルリン・フィルが旧い殻から脱皮して真に世界をリードする存在となったことを得心するのみならず、マーラーの音楽に何か逸話めいたものや、濃厚なロマンティシズムなどの夾雑物を求める時代は、もはや遠い昔となったと思わずにはいられません。

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