『学生王子』全曲 ジョン・マウチェリ&ケルン放送管弦楽団、ドミニク・ヴォルティヒ、アニヤ・ペーターセン、他(2012 ステレオ)(2CD)
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レインボー | 不明 | 不明 | 2021年08月02日
ジークムンド・ロンバーグの『学生王子』の全曲盤です。 ジョン・マウチェリ指揮、ケルン放送管弦楽団の演奏で録音されたものです。 この作品、ロンバーグの代表曲であり、8曲目のセレナードは学生王子のセレナードという題名で昔から知られるポピュラーなもの。 通常はミュージカルとして扱われ、録音もミュージカル路線の軽いタッチの演奏が多いがこの録音では、クラシックスタイルで演奏されている。 このスタイルの演奏によって、この作品がウィンナ・オペレッタの流れを汲む作品である事がよくわかるだろう。 メロディはロマンティックではあるがやはり、学生王子のセレナードを超えるメロディはない。 マウチェリはアメリカの指揮者で映画音楽やガーシュウィン、ミュージカルのCDをフィリップスに録音した事で知られる。 ここではミュージカル路線の甘々ではなく、クラシック路線で、ウィンナ・オペレッタの後継である事をしっかりと示した演奏。 ケルン放送管弦楽団もフレキシブルに対応しており良い。 歌手は多少言葉の発音に疑問があるが、十分聴ける。 録音も良好で、現時点でこの曲の1番おすすめ出来る演奏だろう。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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フォアグラ | 愛知県 | 不明 | 2017年05月07日
ロンバーグの代表作なのに意外に全曲盤は見かけなかった。演奏はオリジナルのミュージカル劇場での上演形態によるもので、オケも小編成。カーメン・ドラゴンやマントヴァーニのゴージャスサウンドで親しんできた人が聴くと、おや?となるだろう。でもロンドンやニューヨークで聴くミュージカルはこんな感じだ。歌手はさほど魅力的でないが、まあ健闘している。ただ、台詞の大半がないのは感心しない。ドイツ人主体のため軽妙なやりとりは難しかったのかもしれないが、アルバニーから出ている米国のライト・オペラ勢に比べて楽しさはどうしても半減する。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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