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Dvorak, Antonin(1841-1904)

SHM-CD Symphonies No.8, 9 : Rafael Kubelik / Berlin Philharmonic

Symphonies No.8, 9 : Rafael Kubelik / Berlin Philharmonic

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Showing 1 - 15 of 22 items

  • ★★★★★ 

    meji  |  神奈川県  |  不明  |  04/October/2011

    「我が祖国」SACD-SHMの再レビューを投稿しようとしたが、システムが受け付けないのでこの場を借りて…。筆者はオリジナルスCDの音質を酷評した者であるが、SACD-SHMのサウンドは別物というほど改善されており、DG録音とは思えない自然なサウンドステージの再現性と、低域方向へのFレンジの伸びには目を見張るものがある。ディテールのミクロダイナミクス再現性も信じ難いほど向上し、その結果本ディスクをもってクーベリックの「我が祖国」の決定盤と推すことになんの躊躇も感じない。一方のドヴォルザークではDGお馴染みの低域成分のカットが致命的であり、さすがにオリジナルスCDより改善されてはいるが「我が祖国」ほどの感激は得られない。ちなみにヘルマンスが収録した第8番より、ヴィルトハーゲンが収録した新世界のサウンドステージの方がナチュラルであるのは、ヴィルトハーゲンがDGのエンジニアの中でも音場重視派で、使用するマイクの数も6〜12本と少ないためである。「我が祖国」のトーンマイスターはヴィルトハーゲンであるが、オリジナルスCDのサウンドが酷かったのは、マルチトラックのマスターテープからのリミキシング時にマスタリングエンジニアがバランスを取り損ねたことが原因だと思われる。

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  • ★★★★☆ 

    ヴォルフラム  |  東京都  |  不明  |  15/November/2011

    8番と9番とで録音状態がかなり異なる。8番は高音域がかなりキツく、拙宅の装置ではトーンコントロールでかなり絞らないととても聞いていられないが、9番は良いバランス。オケの配置も8番はストコフスキーシフトだが9番はVn対向配置+Cb左と異なり、続けて聞くと面食らう。演奏も8番は終楽章のコーダが尻すぼみ気味で私は不満。故に8番は星3、9番は星5で全体で星4です。なお、中折りに8番のオリジナルジャケット(たぶん)が印刷されています。このシリーズは高価ですし、LPのような音質による収録時間の制約もないので、このようなカップリングは大歓迎(しかし、エソのカラヤンのワーグナーのように2枚をまとめきれず、一部の曲は省くのは大反対)。さらに、SACDは(不確かですが)シングルレイヤーでは100分位は入るようなので、ハイブリッドをやめ、大容量をもっと活かした収録を望みます。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  20/June/2011

    クーベリックは、ドヴォルザークの交響曲、とりわけ第8及び第9については何度も録音しているが、その中でも最も優れた演奏は、本盤におさめられたベルリン・フィル盤であると考える。第8については、その後、バイエルン放送交響楽団とともにライブ録音(1976年)、第9については、バイエルン放送交響楽団(1980年)、次いでチェコ・フィル(1991年)とともにライブ録音しているが、バイエルン放送交響楽団との演奏は、いずれも演奏自体は優れた名演に値するものであるが、ノイズの除去のために低音域を絞ったオルフェオレーベルの音質が演奏のグレードを著しく貶めていることになっており、私としてはあまり採りたくない。第9のチェコ・フィル盤は、ビロード革命後のチェコへの復帰コンサートの歴史的な記録であり、演奏全体に熱気は感じられるが、統率力にはいささか綻びが見られるのは否めない事実である。こうした点からすれば、クーベリックによるドヴォルザークの第8及び第9の決定盤は、本盤におさめられた演奏ということになる。それどころか、他の指揮者による名演と比較しても、トップの座を争う名演と高く評価し得るのではないだろうか。このうち第8は、1966年と録音年がいささか古いが、それだけにベルリン・フィルが完全にカラヤン色に染まっていない時期の録音であり、チェコの大自然を彷彿とさせるような情感の豊かさや瑞々しさが演奏全体に漲っているのが特徴だ。テンポなども随所で変化させており、トゥッティに向けて畳み掛けていくような気迫が漲っているが、音楽の自然な流れをいささかも損なっていないのが素晴らしい。本盤の4年後に、セル&クリーヴランド管弦楽団による同曲最高の超名演(1970年)が生まれているが、本演奏はそれに肉薄する超名演と高く評価したい。これに対して、第9は1972年の録音。ベルリン・フィルがほぼカラヤン色に染まった時期の録音だ。それだけに、全体的にはチェコ風の民族色がやや薄まり、より華麗で明瞭な音色が支配しているように感じるが、それでも情感の豊かさにおいてはいささかの不足もなく、第9の様々な名演の中でもトップの座を争う名演であることには変わりはない。ただ、名演としての評価は揺るぎがないものの、クーベリックらしさと言う意味においては、第8と比較するとややその個性が弱まっていると言えるところであり、このあたりは好き嫌いが分かれるのかもしれない。ベルリン・フィルも、両演奏ともにクーベリックの指揮の下、素晴らしい演奏を繰り広げており、各管楽器奏者の卓越した技量には惚れ惚れするほどだ。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  20/June/2011

    クーベリックは、ドヴォルザークの交響曲、とりわけ第8及び第9については何度も録音しているが、その中でも最も優れた演奏は、本盤におさめられたベルリン・フィル盤であると考える。第8については、その後、バイエルン放送交響楽団とともにライブ録音(1976年)、第9については、バイエルン放送交響楽団(1980年)、次いでチェコ・フィル(1991年)とともにライブ録音しているが、バイエルン放送交響楽団との演奏は、いずれも演奏自体は優れた名演に値するものであるが、ノイズの除去のために低音域を絞ったオルフェオレーベルの音質が演奏のグレードを著しく貶めていることになっており、私としてはあまり採りたくない。第9のチェコ・フィル盤は、ビロード革命後のチェコへの復帰コンサートの歴史的な記録であり、演奏全体に熱気は感じられるが、統率力にはいささか綻びが見られるのは否めない事実である。こうした点からすれば、クーベリックによるドヴォルザークの第8及び第9の決定盤は、本盤におさめられた演奏ということになる。それどころか、他の指揮者による名演と比較しても、トップの座を争う名演と高く評価し得るのではないだろうか。このうち第8は、1966年と録音年がいささか古いが、それだけにベルリン・フィルが完全にカラヤン色に染まっていない時期の録音であり、チェコの大自然を彷彿とさせるような情感の豊かさや瑞々しさが演奏全体に漲っているのが特徴だ。テンポなども随所で変化させており、トゥッティに向けて畳み掛けていくような気迫が漲っているが、音楽の自然な流れをいささかも損なっていないのが素晴らしい。本盤の4年後に、セル&クリーヴランド管弦楽団による同曲最高の超名演(1970年)が生まれているが、本演奏はそれに肉薄する超名演と高く評価したい。これに対して、第9は1972年の録音。ベルリン・フィルがほぼカラヤン色に染まった時期の録音だ。それだけに、全体的にはチェコ風の民族色がやや薄まり、より華麗で明瞭な音色が支配しているように感じるが、それでも情感の豊かさにおいてはいささかの不足もなく、第9の様々な名演の中でもトップの座を争う名演であることには変わりはない。ただ、名演としての評価は揺るぎがないものの、クーベリックらしさと言う意味においては、第8と比較するとややその個性が弱まっていると言えるところであり、このあたりは好き嫌いが分かれるのかもしれない。ベルリン・フィルも、両演奏ともにクーベリックの指揮の下、素晴らしい演奏を繰り広げており、各管楽器奏者の卓越した技量には惚れ惚れするほどだ。

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  • ★★★★★ 

    fuka  |  東京都  |  不明  |  16/May/2014

    8番については私もこれが最も好きで何度聴いたかわからないくらいです。この作曲家の持つ土着的なメロディやリズムに都会的なスタイリッシュさが絶妙なバランスで表現されていると思います。後年のライブもいいですがやや荒っぽさが前面に出ていますので、出来栄えとしてはこちらをとります。ただしライブでのマーラーやベートーヴェン2番にみられるような豪快なドライブ感も両端楽章には十分ありますので、クーベリックらしい演奏です。同じチェコでもノイマンの演奏とは随分異なり、好みの分かれるところでしょう(コバケンもノイマンの方ですね)。カラヤンの一連の演奏や、緩徐楽章が素晴らしいブロムシュテットも忘れられません。さて、今年はドゥダメルVPOがどんな8番を聴かせてくれるのでしょう。今からワクワクです。

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  • ★★★★☆ 

    ゆりぞう  |  兵庫県  |  不明  |  08/November/2011

    こういうことは誰も書かないので、おそらく超マイナーな意見だろうと思うのだが、ひょっとして潜在的にファンの「隠れ本音」みたいなところがあるかも知れぬと考えなおしてしたためてみる。「第8」と「第9」、どうして別々に、つまり(オリジナル通りに)2枚に分けて出してくれなかったのだろうか。第8と第9のカップリングだと、コストパフォーマンスは良いのだろうが、このような高価なSACDシングルレイヤーを購入しようという人たちの中にはもっと別の付加価値を求めている人こそ多いように思う。それは一つには「オリジナルジャケット、オリジナル通りの編集」の形式である。私は本SACDシリーズに、ドイツプレスのオリジナルLP盤に大変近い音質を聴きとり大いに愛でるものであるが、ファン心理としては、同時に「当時の思い出」も演出して欲しかったと欲張ってしまう。その点で、カラヤンのオペラ間奏曲集もオリジナルジャケットでない点で同様の残念さがある。さらに言えば、近日中に出るEMIのSACDシリーズは、クレンペラーらの大名演がオリジナル通りのカップリングとジャケットで出るのは慶賀の至である(細かなロゴ等の変更は致し方ない)。またSACDではないが、カラヤン60年代ボックスもオリジナル通りであり、所有の喜びは大きい(ちなみにこのボックスは音質も大変良い)。このような(決してごく一部ではないと信じるところの)ファンの「こだわり」は、今後の商品開発の一つの方向性を企業側に指し示すものであると思っている。ところで、私にとっては、クーベリックの「第8」は演奏としては古いバルビローリのものと双璧で、冒頭の深々とした響きからもう別格である。何度も何度も繰り返して味わった。また録音も、当時の素晴らしいDG録音の中でもさらにひときわ素晴らしく生々しいものである(ただしオリジナルLPで聴く限りにおいて)。一方「第9」は、これが「第8」と同一人物の演奏かと疑うぐらい冴えないものであり、録音も「第8」より新しいはずなのにパッとせず、輪郭がぼやけたものであった。3度と聞くことはなかった駄盤であったのだ。つまり、私は、本SACDも別々に出ていれば「第8」は絶対買うし、「第9」は絶対買わない。あの懐かしいのオリジナルジャケットで第8だけが収録されたSACDがいずれ発売されるこを信じて、今回は購入をパスする次第である(もちろん人によっては第8と第9の評価は逆転するだろう)。さてこのような、いささか偏屈なファン心理というのは、他のリスナーの皆さんには眠っていないものだろうか・・・。

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  • ★★★★★ 

    mid-massa  |  三重県  |  不明  |  21/June/2009

    第9はともかく第8が最高の名演!これ以上のものはもう出ないんではないかな?とにかく1回聴いてみて下さいな、だまされたと思って・・・。 この第8に比べると第9はちょっと・・・。もちろん他の演奏以上のレベルではあるが、第8が素晴らしすぎて・・・。同じBPOを振ったフリッチャイの爆発的名演や、いかにも香りのするノイマン/チェコPOに比べるとちょっと物足りない。もっと爆発させても良かったのかも知れないけど、どうだったんでしょうか?でも第8だけでも満点ですわ。

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  • ★★★☆☆ 

    robin  |  兵庫県  |  不明  |  11/March/2024

    並みの出来だと思う。月並みという言葉がぴったりの演奏水準である。8,9番は他に優れたCDが多くあるので上位の演奏位置を占めるのは難しい。余談だが、素晴らしいのは7番の演奏である。どこかフルトヴェングラーを思わすよう響きがして、ある種のすごみが音に出ている。(許氏も同様の感想を述べている)

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  • ★★★☆☆ 

    アーノンクール  |  岡山県  |  不明  |  31/January/2013

    第8番は60年代のDGを代表するトーンマイスター(バランスエンジニア)であるギュンター・ヘルマンスが録音を担当している。氏の録音は鮮明さ・特に高弦を克明に録ることに力点が置かれ、中音域の広がりや、低域の深み・伸びを完全に抑え込んでいるのが特徴である。SACDでもこの特徴はそのまま残っていて、せっかくの名演をそこなっている。これよりもまっとうな音のするCDは枚挙にいとまがない。SACDだから音がいいということにならない見本というべきである。

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  • ★★★★★ 

    KANA07  |  石川県  |  不明  |  16/July/2011

    第8番に関しては、最初に買ったCDでその後、カラヤン、ノイマン、セルなど名盤を購入してきたがこのクーベリックの演奏を超えるCDの出現していない。スケールの大きさ、躍動感、フルートをはじめソロのうまさ、古いがすばらしい録音などどれをとっても最高の域に達している。 新世界のほうも名演であるが、演奏に一部クセがあり後のノイマンやカラヤンの演奏のほうが一つ頭抜け出している感がある。 また、この名盤のSACD化が予告されているが絶対の買いであり、買いそびれないようお薦めする。

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  • ★★★★★ 

    Foley, Detroit  |  不明  |  不明  |  28/June/2009

    両翼配置の弦楽が効かせる旋律の動き、鳴りっぷりの良い金管、斬り込み鋭く鈍重とならないティンパニ等々、純朴ながら心に迫る素晴らしい演奏です。

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  • ★★★★★ 

    abbadon  |  栃木  |  不明  |  28/June/2007

    クーベリックのおそらく4種(記憶では)ある「新世界より」の中では最高に脂の乗った時代の演奏。 LPを買ったのが30年近く前ですが、今でも歴史的名演だと思っています。 さすがベルリンフィルの合奏力。ベートーヴェンの3番もこの組み合わせで最高ですが、お国ものということもあり燃えています。

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  • ★★★★★ 

    にゃおにゃお金  |  市川市  |  不明  |  06/January/2006

    「新世界」でのベルリンフィルの密度の高い響き、ここ!という箇所でのド迫力には今更ながら感心させられる(アバド時代以降のこのオケには望むべくも無い)。加えてクーベリックのアツイ指揮ぶり!温厚な演奏の多いこの巨匠も、お国ものになると血が騒ぐのか、凄い燃焼力を見せる。

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  • ★★★★★ 

    よっちゃん  |  さいたま市  |  不明  |  26/April/2004

    第九番はアンチェル盤を持っていて、何気なく聴いていたのですが、某FM番組でクーベリックのを聴いて感動しました。うっすら目に涙が・・・。 望郷の念をなかなか吹っ切れないドヴォルザーク(クーベリック?)の気持ちが伝わってくる。第四楽章の有名な勇ましい旋律が哀しく聞こえる。 カタログ番号を調べて購入したのがこのCDです。なおカップリングの第八番もすばらしい。スラヴ舞曲風でどの楽章ものびのびとしている。映画音楽のような第三楽章が特に好きです。

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  • ★★★☆☆ 

    higashi.h  |  福岡県  |  不明  |  31/August/2013

    「第8」は、クーベリックがBPOをもてあまし気味で、曲の魅力を殺した音のドカドカしたうるささが耳につき、オーケストラを思い通りにドライヴできているのかちょっと疑問。1960年代半ばの彼は、若々しい魅力はあってもまだまだひよっこ。1972年録音の「新世界」は、8番よりはずっといいが、後年のバイエルン放送等での至高の素晴らしさには遠く及ばない。評価は「第8」星2つ・「新世界」は4つ。

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