2つの舞曲、ピアノ作品集、歌曲集 ミハイル・モルドヴィノフ、スヴェトラーナ・ズロービナ、フィリップ・チジェフスキー&モスクワ交響楽団
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求道半 | 不明 | 不明 | 2021年07月22日
ブラームスのハンガリー舞曲集が好きであれば、ニコラエフスキーの作品も気に入るに違いない。このCDに収められた曲の大部分は、演奏時間が五分未満の歌曲と器楽曲であり、管弦楽作品である二曲の舞曲も演奏時間は短いのだが、東欧風の旋律に心惹かれる聴衆であれば、単調で通俗的な音楽だ、との見下すような烙印は、決して、押さないであろう。技巧的に凝った作曲手法を用いなければ、作品の価値は著しく低い、と考える人がいたならば、この一枚を聞き終えてから、再考して、その判断を撤回してもらいたい。ロシア革命後に亡命した作曲家の作品群からは、決して、味わう事の出来ない、肩肘の張らない感覚は、スターリン体制下に生きたニコラエフスキーの妥協の産物から生じたものではない。これこそが戦前のソ連で流れていた音楽だ。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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