風信子  |  茨城県  |  不明  |  2018年05月18日

一昔も二昔も時を経てしまったけれど　ご期待の更なる名演奏など出ようはずも無く　大栗裕を管弦楽で聴くディスクの最右翼に未だに立たされている　大栗博と彼の音楽を喧伝した過去の指揮者や演奏を贔屓するために却って大栗裕の音楽と新しい演奏の足を引っ張るがごとき物言いは聞き飽きた　高木和弘は若き頃よりわが国を代表する名ヴァイオリニストだった　長岡京室内アンサンブルや山形響のコンサートマスターとしての演奏も数多く聴いてきた　彼の働きなしにこうしたオーケストラの現在の知名度はない　下野竜也は無理解な読売日響を率いて真に誠実な音楽活動をしていた実力者だ　二人とも音楽を愛し生涯を捧げている　また大阪との縁もご承知の通りだ　そして何より二人が大栗裕を尊敬しその音楽を世界へ伝えんとする心意気に燃えている　この演奏を聴けば自明のこと　NAXOSに録音されたことがすでに世界基準なのだ　加えて大阪フィルの演奏もNAXOSの録音も一級品である　ディスクはきちんとした装置と環境で聞こうではないか　大栗裕は伊福部昭と共に日本を代表する音楽家だ　あなたも如何　

 

レインボー  |  不明  |  不明  |  2010年10月30日

録音がナクソスにしてはやや不発な気がしますが、大栗裕と縁の深い、大阪フィルハーモニー交響楽団を起用して、演奏のほうは大変素晴らしい出来栄えになっていると思います。 ヴァイオリン協奏曲のソロを務めた高木の演奏もグッド。 吹奏楽なら結構録音のある大栗裕ですが、管弦楽曲の録音は少なく、ましてや管弦楽曲ばかりを集めたこのCDは大変貴重な一枚ではと思います。

 

Marthy  |  POLAND  |  不明  |  2010年07月27日

全曲通して”大阪らしさ”がほとんど感じられない演奏で、このCDの指揮者は大栗先生の音楽をほとんど理解されていないように思います。特に「大阪俗謡による幻想曲」は、同じ大フィルでも朝比奈隆氏指揮のライヴ盤および大阪市音楽団との吹奏楽版を聴かれることをおススメします。大栗先生の音楽特有の大阪弁でしゃべっているような演奏をされていて、「これぞ大阪！」と言わせる濃厚な音楽を聴かせてくれます。あと、吹奏楽版で大阪府立淀川工業高等学校吹奏楽部（指揮はすべて丸谷明夫先生）の数種類あるコンクール・ライヴ盤は、どの演奏も素晴らしくまさしく”大阪の祭囃子”そのものです。ただ、吹奏楽コンクール規定の時間制限のため大幅に楽曲カットされている点は残念ですが、このカットは、大栗先生と淀工の丸谷先生との話し合いの元でアレンジされたとのことです。 珍しい「ヴァイオリン協奏曲」が収録されているので星２つにさせていただきました。

 

KENNARD  |  愛媛県  |  不明  |  2009年05月04日

大阪らしさが全曲を通して感じられます。 下野さん・高木さん共に若くてエネルギッシュで聴いていて面白いです。 高木さんは大阪出身ですので、この曲にはかなり愛着があってﾚｺｰﾃﾞｨﾝｸﾞが楽しかったとお聞きしたことがあります。

 

京都のタケさん  |  日本やがなｗ  |  不明  |  2007年05月22日

確かに、「大阪」のクラシックですわｗ　あちこちに大阪弁っぽいフレーズがありま＾＾ダンジリばやしまで入ってるんやから、大阪の人にはみょぉ〜な親近感あるんとちゃうやろかｗ　ま、いっぺん聴いてみなはれｗ

 

ボール犬  |  兵庫県  |  不明  |  2004年06月07日

全体的に練り込み不足の演奏だと思う。クラシックの作品なのは分かるが、やはりここは日本人ならではのリズム感、歌い回しを見せつけるべきではないのか･･･。民俗調の作品ほど平凡に聴こえるのが悔しい。録音も薄く霧がかったような感じで、弦楽器の音が薄めのバランスなのもつらい。作品が魅力的なので、さらなる名演の出現に期待したい。

 

よしふみ  |  長野県更埴市  |  不明  |  2003年05月24日

ブラス界では有名すぎる曲！オケ版のCD化は大いにWellcomeです。演奏は少し落ち着きすぎているような感じだが、聴きなれてしまえば、違和感なく受け入れられるといった感じ。しかし、もうちょっと弦の麗しい響きが前面に出てきてほしかった。気の抜けたブラス曲を聴いているようでいまいち感動に欠ける。これは、演奏というより、録音に問題があると感じられる。曲自体は、大変素晴らしいもので、日本人であれば一度は聞いてみる価値がある。

 

michiharri  |  兵庫県神戸市  |  不明  |  2003年01月26日

全体的にまずまずの演奏。ＣＤの安さを考えれば充分な内容ではあるが…。

 

alex  |  岩手  |  不明  |  2002年06月21日

作曲者自身が編曲した吹奏楽版で聴き慣れた曲が、非常に新鮮に感じられる演奏だ。オケの響きも素晴らしいし、演奏の質も非常に高い。ＣＤの金額以上の価値があり、購入して満足している。

 

才谷  |  東京  |  不明  |  2002年05月09日

ついに出た俊英下野竜也のデビュー盤。それも彼ゆかりのオケ大フィル。また作品が大フィルゆかりの大栗裕。演奏は期待を上回る素晴しいものでした。邦人作品の録音にありがちな「お仕事」的演奏ではなく熱のはいった誠実なアプローチ。Vnソロも素晴しいし、金管、打楽器も気合十分。一聴の価値あるものだと思います。下野氏の今後の活躍に大いに期待したいです。