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サン=サーンス (1835-1921)

CD 交響曲全集 マルティノン&フランス国立管弦楽団(2CD)

交響曲全集 マルティノン&フランス国立管弦楽団(2CD)

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    風信子  |  茨城県  |  不明  |  2019年03月28日

    特別なDiscだ 50年近く昔の録音でありながら市場から消えない それほどに優れた演奏であり特異な選曲による他に類を見ないレコードなのだ サン=サーンスの全交響曲を網羅しているというだけで何が特別なのだろうか 5曲中4曲が作曲者が23歳までに書いた作品であり 実質コンサートで取り上げられるのは彼が50歳で書いた最後の1曲であって 他の4曲はほとんどの音楽ファンは聞いたことがない だからディスクにして出版しても需要がないので 第3番「オルガンつき」だけが大量に店頭に並んでいる マルティノン盤に代わる全集が出たことが無いわけではないが 少数であり このマルティノン盤は今以て貴重な録音として流布している 初期の4曲中2曲が出版され番号が振られたが 10代中ばで書いた”イ長調”そして21歳の時の”首都ローマ”どちらも番号付きの2曲に引けを取らない魅力を聞かせる これらの交響曲にはサン=サーンスのアポロン的芸術観が色濃く染めこまれている もしまだなら あなたも如何    

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    吉川英治  |  奈良県  |  不明  |  2013年08月25日

    過去にCD化されたマルティノン指揮によるサン=サーンスの交響曲第3番は、アランがオルガンを担当したエラート盤が演奏録音ともEMIの全集盤を凌駕していた。が、このエラート盤は「編集ミス」により第二楽章の91小節と92小節が丸ごとカットされているという「記録」としては致命的なキズがあった。 一方のEMIの全集盤は、それなりのシステムでの再生では高音域ばかり強調された、悪名高いT社のOKAZAKI氏によるドンシャリマスタリングのためその価値を減じていた。 このSACD盤の登場によって、やっとアナログ時代に盛名高かった仏EMIの優秀録音が蘇ったように思える。ただし、第3番のオルガンとの距離感はやはりエラート盤の方に軍配を上げたい。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2013年03月17日

    サン・サーンスは、番号付の交響曲を3曲、そして番号が付かない交響曲を2曲の合計で5曲にわたる交響曲を作曲している。この中で、交響曲第3番のみが「オルガン付き」という愛称もあるせいか極めて有名であり、その他の交響曲については無名の存在で、演奏すらされることが稀である。したがって、録音も、その殆どが交響曲第3番のみであり、サン・サーンスの交響曲全集を録音した指揮者は殆ど限定的であると言える。そのような状況の中にあって、フランス人の超一流の大指揮者マルティノンが、最晩年にサン・サーンスの交響曲全集のスタジオ録音を遺してくれたのは、クラシック音楽ファンにとって実に幸運なことであったと言えるのではないだろうか。マルティノンは、交響曲第3番については、5年前にも同じフランス国立管弦楽団とともにスタジオ録音(エラート)しており、その再録音を含めて、交響曲全集のスタジオ録音を行ったということは、マルティノンの本全集の録音にかける並々ならぬ意欲と、サン・サーンスという母国の大作曲家への深い愛着と敬意を窺い知ることが可能であると言えるところだ。それにしても、演奏は素晴らしい。マルティノンは、持ち味である力強さ、メリハリのついた明快さ、そして繊細な抒情などを全て併せ持つ多種多彩な表現力を駆使した剛柔のバランスのとれた演奏ぶりが際立っており、そうした指揮芸術が、サン・サーンスの各交響曲、とりわけ演奏機会が極めて限定的な交響曲第3番を除く他の交響曲の魅力を引き出すのに大きく貢献しているのを忘れてはならない。また、各楽曲の細部における入念な表情づけも抜かりなく行われており、スコアに記された音符の表層だけをなぞっただけの浅薄な演奏にはいささかも陥っていない。そして、それら細やかな表情づけが施された各旋律の端々からほのかに漂ってくる独特の瀟洒な味わいは、これぞフランス風のエスプリと評しうるものであり、その何とも言えない美しさには抗し難い魅力が満ち溢れていると言える。なお、交響曲第3番については、前述のエラート盤も名演であるが、オルガンのマリー=クレール・アランの存在感に際立ったものがあり、マルティノンの指揮芸術をより味わいたいというクラシック音楽ファンには、ベルナール・ガヴォティによるオルガン演奏がより抑制的であることもあり、本演奏の方をおすすめしたいと考える。いずれにしても、本盤のマルティノン&フランス国立管弦楽団ほかによるサン・サーンスの交響曲全集は、その絶対数が少ないこともあり、究極の決定的な名全集と高く評価したいと考える。音質は、1975年のスタジオ録音ではあるが、数年前にリマスタリングされたこともあって比較的良好な音質であると言えたところだ。このような中で、今般、待望のシングルレイヤーによるSACD化がなされるに及んで大変驚いた。音質の鮮明さ、そして音場の幅広さ、音圧などのどれをとっても一級品の仕上がりであり、あらためてSACD盤の潜在能力の高さを思い知った次第である。いずれにしても、マルティノンによる最大の遺産の一つでもある至高の超名演・名全集を、現在望みうる最高の高音質SACDで味わうことができるのを喜びたい。最後に一言。EMIは、シングルレイヤーSACDシリーズが一段落した後も、ラトルの一連の録音のハイブリッドSACD化、新譜のハイブリッドSACD盤での発売、そして4月にはカラヤンの生誕105年を記念してシングルレイヤーSACD盤の発売が予定されている。同じく大手のユニバーサルが、シングルレイヤーSACD&SHM−CDシリーズを取りやめ、再び中途半端なSHM−CD盤でお茶を濁しているのに対して、EMIの積極的なSACD盤の発売について大いに歓迎したい。ユニバーサルは、EMIの爪の垢でも煎じて飲むべし。ネット配信に対抗する唯一の手段はSACDであることを今一度再認識すべきであることをユニバーサルに対して強く訴えかけておきたい。

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  • ★★★★★ 

    marron  |  東京都  |  不明  |  2011年11月05日

    みなさん第3番のことしか書いていませんが、他の曲も、その演奏もいいですよ。第1番の第2楽章:マルシュ(行進曲)・スケルツォなどとてもチャーミングで、一度聴いたら大好きになりますよ。値段も格安ですし、お奨めです。

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  • ★★★★☆ 

    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  2011年05月05日

    マルティノンは交響曲第3番については本演奏の五年前1970年(マルティノン60歳)に同じオーケストラORTFを振って録音(タイム@20’03A15’09)していたのですが今回本演奏は交響曲全集を完成させる為の再録(1975年、タイム@20’33A15’54)であります。タイム的には両方共近似値だし過不足ないと思います。フランス音楽の指揮者という触れ込みが強かったマルティノンなのに何故か私はDECCAに入れたショスタコーヴィッチやチャイコフスキーの交響曲盤が明滅しておりました。その力強さ、メリハリのついた明快さがそのままサン=サーンスの代表的交響曲にも活かされており第1楽章第1部序奏はある強い意思が示され続いて比較的テンポは速く躊躇なく進んで行きます、管楽器の強調やティンパニーのアクセント縁取りも効果的ですね。この楽章第2部への移行でのオルガン(B.ガヴォティ担当)入りは少し頼りない感じ(1970年録音盤はマリー=クレール・アランが結構存在感を主張しているらしいですよ・・・)がしましたがこのアダージョ感を逆に厚めのオーケストラがその美しさをサポートします。決して焦点ズレさせないでピチカートに乗って時には情熱感を盛り上げます。終わりは潮が引いて行く様に余韻を残して〆ます。第2楽章第1部はややオーケストラに粗さはあるものの力強さはマルティノン節、繰り返しの寸前の間と打楽器の華々しさも面白いし寸前効果的な溜めを経てオルガンの宣誓で始まる第2部はコラール風な処にピアノも参加し次第に堂々たる全奏に移るのも重さには到りません。フーガがらみに執拗な弦バックに管楽器の声高さが素敵です。いよいよフィナーレに向かってオルガンとオーケストラ全奏が大きく見得を切って生々しくティンパニーも役割充分・・・最後は思いっきり引っ張ってフランス楽団独特な大雑把である面はさておき華やかに曲が終わります。我々の世代で馴染みの指揮者による多分唯一?に近いサン=サーンスの交響曲全集としては意義ありましょうが他の収録交響曲は未聴で曲のポピュラー性も勘案して一応★一つ保留ランクにしておきますね。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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  • ★★★★☆ 

    遊悠音詩人  |  埼玉県  |  不明  |  2011年04月30日

    フランス音楽が真にフランス的だった時代は、マルティノンの逝去と共に終わった。彼の最後の録音となったサン=サーンスには、フランス人ならではの冴え渡った魅力がある。特に、殆ど演奏されない曲にもスポットを当て、中々なものに仕上げるのはさすが。だがやはり本命は《オルガンつき》だろう。マルティノンとしては本盤の数年前にも、アランをソリストに迎えてERATOに録音しているが、豊かな音響はEMIに軍配があがる。さすがヴァヴァッスーユの名録音!もっとも、この頃のEMIは、音場優先のため細部の情報がやや曖昧な嫌いがあり、好みを分けるであろう。ホールに鳴り響くオルガンやピアノ、ティンパニなどは迫力充分だが、弦や管の小刻みな動きにはフォーカスが絞り切れておらず、雰囲気でごまかされているようにも感じる。《オルガンつき》の名録音は、ミュンシュ指揮ボストン響(1959年)のXRCD=SHM盤だろう。オルガンの圧倒的迫力もさることながら、各楽器の分離もよく、抜けのよい高音や唸るような重低音、そして何より厚みのある中音域がよい。是非ご一聴を!

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  • ★★★★☆ 

    うさ二郎  |  愛知県  |  不明  |  2011年04月03日

    3番のオルガン付以外はこれといったキャッチーなメロディーがなく聞き流してしまいました。 3番の演奏は色々聴いてきましたが、この演奏は堅苦しくなくて良い。 重くもなく軽くもない。ふわっとした感じからは、フランス人が作曲したフランス人による演奏には価値があると感じました。 繰り返し聴くには疲れなくて良い。それだけでも価値がある。

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  • ★★★★★ 

    mid-massa  |  三重県  |  不明  |  2010年08月28日

    持っているが実のところ3番以外は聴いたことがない。マルティノンはこの録音の数年前にも同オケ(名前は国立放送Oとなっているが同じオケでしょう)でエラートに録音しているが2つを聴き比べると面白い。エラート盤はオルガンがアランで文句はないはずだが、どこか物足りない。EMI盤は連弾のピアノが良く聴こえ、ティンパニも迫力があって断然こっちが素晴らしい。3番はアンセルメやバレンボイム等が有名だが、前者は迫力不足、後者はやりすぎ(オルガンだけ別録音で後でオケを重ねたらしいが)の感じがする。両者とも評判ほど良くない。やはり3番はこのEMI盤がベストではないだろうか?

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    ジンジャーエール  |  川崎市  |  不明  |  2007年10月01日

    3番は、いわゆる「爆演」型とは対極にある表現です。この曲の演奏では、多くが細かい合奏にこだわり、弦がバリバリと前進するドイツ音楽のような盤が一般的ですが、マルティノンの創る世界は、香りたつロマンがすばらしい。大きな呼吸の中に、巨大な空間が広がり、果てしない憧憬が湧き上がります。曲全体を聴き終えて、残るものが違う。当時のEMI録音が音場優先だったこともあり、輪郭があいまいで細部が粗いとの評価もありますが、終楽章に向けて、ただのバカ騒ぎに聴こえない「品位」において、今のところマルティノン盤が最右翼です。

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