Concerti Grossi Op.6: Pinnock / Englsih Concert
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西荻椿山 | 東京都 | 不明 | 2013年02月20日
第1番から第8番クリスマス協奏曲までは緩急をくりかえすタイプ、その他はPreludioの後に舞曲が続くタイプです。全64楽章のうち3分台のものは6、4分台のものは2の計8でこれらが比較的長いのですが、それらでさえうち5まで2部以上の構成です。つまりめまぐるしく気分が入れ替わるにもかかわらず、すっかり退屈してしまいました(どちらかといえば第9番以降の舞曲タイプのほうがマシ)。1楽章が同じ音型のくりかえしに聴こえ、緩徐楽章で旋律が伸びない。ひとかたまりの楽章を1曲の合奏協奏曲と認識するには、聴きこむ必要があるが、その意欲はおこりませんでした。ピノックのCembの弾きぶりによる古楽器使用の演奏で、受賞もしているようです。上記のような感想だし、他盤を聴いているわけでもないので、本盤の特性については鈴木昭裕氏の見解を引用させていただきます。「過剰を嫌うピノックはコレッリのきりっとした抒情性の表現にぴったりである。一糸みだれぬアンサンブルが軽快に刻んでいく和音の響きがじつに美しい。爽快、喉ごしならぬ耳ごしがいいとでもいうべき演奏」0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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