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Franck / Debussy / Ravel

CD ヴァイオリン・ソナタ デュメイ / ピリス

ヴァイオリン・ソナタ デュメイ / ピリス

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  • ★★★★★ 

    no music no life  |  奈良県  |  不明  |  2012年12月01日

    2m近い大柄なヴァイオリニスト。彼の演奏会は3度見に行ったことがある。彼がヴァイオリンを弾く様はまるでおもちゃの楽器を弾いているようで視覚的にも面白い。彼の艶があり色っぽい輝かしい音色と極端で見事なコントラスト、攻める時は躊躇無く暴れん坊ぶりを遺憾なく発揮、少し悪魔っぽくSが感じられるくらいもの凄い吸引力でグイグイと音楽を引き込んでいく。  そんなヴァイオリンを信じられないほどの懐の大きさと優しさ、母性でしっかり包み込み受け止めるのが小柄で落ち着きある優美なピリシュのピアノ。本当に見事な二重奏だと思う。男と女だからできる深い呼吸と絡み合う表現。ここに収録されているドビュッシーやラベルも言うに及ばず、彼らの残したモーツァルト、ベートーヴェン、ブラームス、グリーグなどの録音はいずれもため息が出るほど素晴らしい。一つ一つの音は大切に奏でられ、聴いているだけで、音楽だけを感じさせてくれる。今まで何人もの大切な人に薦めてきたが、喜ばれなかった試しがないほどである。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2011年09月10日

    本盤には、デュメイがピリスと組んでスタジオ録音を行った、フランク及びドビュッシーのヴァイオリンソナタ、そしてラヴェルのツィガーヌ等といった、フランスを代表するヴァイオリン曲がおさめられている。いずれも、至高の超名演と高く評価したい。デュメイのヴァイオリン演奏は超個性的だ。持ち前の超絶的な技巧をベースに、緩急自在のテンポ設定、思い切った強弱の変化、心を込め抜いた節回しや時として若干のアッチェレランドなどを交えつつ、楽曲の細部に至るまで彫琢の限りを尽くした演奏を展開しており、その情感豊かで伸びやかな表現は自由奔放で、なおかつ即興的と言ってもいいくらいのものである。楽曲のトゥッティに向けて畳み掛けていくような気迫や生命力にも申し分のないような力強さが漲っており、かかる強靭さや繊細な抒情に至るまで、表現力の幅は桁外れに広いと言える。また、各フレーズに込められたフランス風のエスプリ漂う美しい情感は、いかにもフランス人ヴァイオリニストならでは瀟洒な味わいに満ち溢れており、デュメイの自由奔放とも言うべき即興的な超個性的演奏に、気品と格調の高さを付加しているのを忘れてはならない。そして、このようなデュメイの個性的なヴァイオリン演奏をうまく下支えしているのがピリスのピアノ演奏であると言える。ピリスのアプローチは、各楽曲のフランス風の詩情に満ち溢れた旋律の数々を、瑞々しささえ感じさせるような透明感溢れるタッチで美しく描き出していくというものだ。その演奏は純真無垢とさえ言えるものであり、世俗の穢れなどはいささかも感じさせず、あたかも純白のキャンバスに水彩画を描いていくような趣きさえ感じさせると言えるだろう。もちろん、柔和な表情を見せるのみならず、重厚な強靭さにおいてもいささかも不足はなく、いい意味での剛柔バランスのとれた名演奏を行っていると評価したい。そして、このようなデュメイのヴァイオリンとピリスのピアノという両者の極上の名演奏が見事に融合した結果、おそらくは本盤におさめられた各楽曲の演奏史上最も格調が高く、そしてフランス風のエスプリ漂う美しさの極みとも言うべき至高の超名演を成し遂げるに至ったのだと考える。音質は本従来盤でも十分に満足できる高音質であるが、先日発売されたSHM−CD盤は、デュメイのヴァイオリンの弓使いやピリスのピアノタッチがより鮮明に再現されるとともに、音場が幅広くなったように思われる。デュメイ、そしてピリスによる至高の超名演をできるだけ良好な音質で味わいたいという方には、SHM−CD盤の方の購入をおすすめしておきたい。

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  • ★★★★☆ 

    セザール・フランク  |  東京・国分寺市  |  不明  |  2009年02月14日

    「すばらしい」にもピンからキリ迄あるとすればこれはキリに近い。フランクは、華やかさや力強さや気品が渾然一体でなくてはならないが、同時に各楽章に一瞬現われては消える「幽けさ=憂愁」の翳が欲しい。「秋の日のヴィオロンの溜め息の身に沁みてひたぶるにうら悲し」の味わいである。デュメイとピリスにはこれが欠けている。演奏は一級、雄弁な演奏ではあるが奥行きがイマイチ。譬えば、ギリシャ彫刻の素晴らしさだがロダンのような内面性に乏しいと言えばいいだろうか。

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  • ★☆☆☆☆ 

    和愚練庵  |  東京都  |  不明  |  2007年04月18日

    フランクと言えば、SQ4チャンネル時代に録音されたLP時代の、デュメイ&コラール盤が、曲にインスパイアされた魂の飛翔と、馥郁とした薫りを味あわせてくれるモノとしてスタンダードだったけれど、これにはガッカリしました。年を重ねた味わいなどと言うより、生命力を感じさせてくれなかったから。ピリスもコラールの前では、眠っているようにしか聞こえません。再販されないかなぁ。

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  • ★★★★★ 

    no music,no life  |  Nara  |  不明  |  2007年04月01日

    艶があり色っぽい輝かしい音色と極端で見事なコントラスト、攻める時は躊躇無く暴れん坊ぶりを遺憾なく発揮、少し悪魔っぽくSが感じられるくらいもの凄い吸引力でグイグイと音楽を引き込んでいく。  そんなヴァイオリンを信じられないほどの懐の大きさと優しさ、母性でしっかり包み込み受け止めるのが小柄で落ち着きある優美なピリシュのピアノ。本当に見事な二重奏だと思う。男と女だからできる深い呼吸と絡み合う表現。一つ一つの音は大切に奏でられ、聴いているだけで、音楽だけを感じさせてくれる。

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  • ★★★★★ 

    ヴァイオリンパパ  |  茨城  |  不明  |  2007年01月19日

    フランクは確かにすばらしい演奏です。ベルギー生まれのフランクの曲を、あたかも、2人の血が弾かせるような(デュメイはフランス、ピリスはポルトガル出身?)自然でありながら、深みのあるすばらしい演奏です。もちろん、ドビッシーやラベルも名演!とくにラベルのすばらしいこと。このコンビのブラームスやベートーベンもすばらしい演奏ですが、今ひとつなにかが欲しいかな?という思いが残りましたが(あくまで趣味の問題で、名演には違いありません!)、このCDは、全曲まったく不満なし。最高です。

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  • ★★★★★ 

    ドクターペイン  |  仙台市太白区  |  不明  |  2006年09月01日

    フランクのソナタはとにかく美しさということではこの曲のNo.1の演奏だろう。またフランクのソナタでは気宇壮大なオイストラッフとリヒテルの演奏とまた違う意味で最高の名演奏だ。出来れば、オイストラフとリヒテルの競演盤と両方持っていて聞き比べると素晴らしいと思います。

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  • ★★★★★ 

    メロン  |  Tokyo  |  不明  |  2006年04月16日

    心が洗われるようなそんな一枚です!かなりおすすめです!

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  • ★★★★☆ 

    ねこちゃん  |  横浜  |  不明  |  2005年10月22日

    デュメイのフランクは、このピリスとの共演盤の僅か4年前に、それまで盟友だったJ.P.コラールとのEMI録音がありました。新盤(これ)ももちろん良いのですが、私は旧盤を最初に聴いてしまったこともあり、コラールとのEMI盤の方をむしろ好んでいます。デュメイのソロはむしろ旧盤の方が充実していると思うし、また旧盤を聴いた後だと、ピリスとの共演盤は悪く言うと二番煎じに聴こえてしまう。カップリングのマニャールのVnソナタが、またゾクゾクするような素晴らしさ。パリ、サル・ワグラムでの89年超優秀録音。但し今は廃盤のようです。

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  • ★★★★★ 

    reon  |  東京都練馬区南大泉  |  不明  |  2005年05月02日

    私はこの曲が大好きで数多くの演奏家の組み合わせで聞き、それぞれ楽しんでいますが、現在、このデュメイとピリスの演奏を堪能しております。 個人的には、この30年来出た中で、一番いい演奏の一つだと思っています。まさに至福の時を過ごさせていただいています。 この曲はピアノの比重が高く、ピアノが弱いとだめなのですが、ピリスはすばらしいの一言です。

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  • ★★★★★ 

    津田  |  兵庫県西宮市  |  不明  |  2001年11月14日

    デュメイ/ピリスによるフランクのバイオリンソナタは、抜群のニュアンスに富んだ素晴らしい出来映えです。2人の絶妙な掛け合いを聴くたびに、よくぞこのCDを録音してくださったと思います。

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