Jackie Gleason / Bobby Hackett
Music.Martinis.And Memories
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雲谷斎 | 埼玉県 | 不明 | 2012年03月22日
このCDのライナーの表現を引用すれば「度を超したほどのロマンティック」な演奏がジャッキー・グリースンの身上であり、彼はほどなくロカビリーが全米を席巻する世情のなかでもそのスタイルを崩すことはなかった。この54年リリースのLPは、数えきれないほどある彼のアルバムのなかでも絶対に忘れることのできない傑作というにふさわしい1枚。ゆったりしたストリングスに、グレン・ミラー楽団で名演を残したボビー・ハケットのトランペットがソフトに絡み、夜のしじまを哀感たっぷりに演出する。それにこのジャケット!これがLPなら申し分ないが、これほど静かな音楽をスクラッチを気にせず聴けるのはCDならでは。ジャケの小さいのも許してしまえそう。このCDはまさにムード音楽の歴史に残るLPを見事に蘇らせてくれた。大拍手!それに音だって、54年のLPだというのに立派なステレオ録音!あの頃のアメリカは本当に夢のような世界を創りあげていた。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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