ヴァイオリン協奏曲集、バラード フェルシュトマン、ポルセリーン&ラインラント=プファルツ州立フィル
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シャルヴェンカ | 千葉県 | 不明 | 2023年05月05日
ちょうど2年前にとあるきっかけで始めた室内楽曲探求も1000曲。隠れた短調作品を探すついでに弦楽器の協奏曲にも食指を伸ばして100作品。そんな中、ヴァイオリン2、チェロ3作品とも短調とあれば当然レントゲンに白羽の矢。実は少し前にヴァイオリン、ヴィオラ、チェロソナタ、ピアノ三重奏曲などレントゲンの短調作品をまとめて入手し、最高の信頼度を獲得してのこの協奏曲となる。すると期待を遥かに超える出会いになった。これまで印象に残ったヴァイオリン協奏曲はブルッフの3番、プフィッツナー、エルガー、ドホナーニの1番、ニールセン、ミャスコフスキーなどだったが、レントゲンは1、3番共にトップに躍り出た。どれよりも独創的で洗練された大人の音楽だ。名曲解説書や名盤紹介の本もかなり読んでいるが、レントゲンの作品に出会った試しがない。評論家諸氏の方々はレントゲンの作品を知っているのだろうか。知らないのなら専門家としての見聞が足らないし、知っているとすれば感性が足りない。いずれにしても、わざわざ本によって世間にその感性や知識を広めるのなら、もっともっと沢山の作品を知って欲しい。音楽之友社の名盤大全に載っていない室内楽、協奏曲の短調作品の名曲のストックがついに200を越えたので、近い将来対抗する書籍を出版します。まだまだこのコーナーでも隠れた名曲を紹介します。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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