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マスネ(1842-1912)

DVD 『タイス』全曲 コックス演出、ロペス=コボス&メトロポリタン歌劇場、フレミング、ハンプソン、他(2008 ステレオ)

『タイス』全曲 コックス演出、ロペス=コボス&メトロポリタン歌劇場、フレミング、ハンプソン、他(2008 ステレオ)

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     |  広島県  |  不明  |  2010年05月27日

    フレミングはこの年齢でありながら、この容姿とスタイル、声を維持しているのはまことに立派というほかない。アタナエルのハンプソンも美声だし、破綻もない。コボスとメトのオーケストラもこれまた美しい響きだ。舞台美術も悪くないと思う。しかし、やはり物足りなさもまた否めない。万事が綺麗ごとに過ぎるのである。アタナエルは苦悩を歌いはするがそれだけだし、タイスに至ってはそれさえもない。聖なるものと肉なるものの葛藤を視覚化してこその『タイス』だと思うのだが。なお音質、画質はともに美しい。

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  • ★★★☆☆ 

    村井 翔  |  愛知県  |  不明  |  2010年04月11日

    タイスはもともとアメリカ人ソプラノ、シビル・サンダーソンのために創られた役なので、フレミングが演ずるにふさわしい。例によって深みのないお嬢様芸との批判もあろうが、もともとヒロインの「改宗」が音楽としてそんなに説得力豊かに描かれているわけではないし、美人であるのは確かなので、これもまた悪くない。もう少し性的欲望のうずきが見えるような演唱だと良かったが、ハンプソンのアタナエルもイタ・オペに比べれば違和感は少なく、ハマリ役の一つか。しかし「霊と肉の葛藤」はどこへやら、4回もお着替えするフレミングのファッション・ショーに堕してしまった凡庸な演出は非難を免れまい。バレエ音楽のカットも賛成できないし、百年前のサンダーソンは上半身裸も辞さなかったというのに、何ともお上品過ぎる。ヒロインの衣装を除けば、メトらしからぬ貧相な舞台はがっかりで、フリットリ/ノセダ(指揮)/ポーダ(演出)のトリノ組に大差をつけられてしまっている。

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