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CD ユジャ・ワン/ソナタ&エチュード

ユジャ・ワン/ソナタ&エチュード

商品ユーザレビュー

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    segovia  |  愛知県  |  不明  |  2015年09月18日

    まぁ、すごいピアニストが出たものです。技術一辺倒でなく、大変な音楽性で、音も美しく、弱音の美しさは特筆もの。かつてのロングドレスの陰もない現状には、正直、辟易しますし、損をしていると思います。奇を衒うことなく音楽だけで十分な魅力ある演奏家ですので、控えてほしい。

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    M  |  愛知県  |  不明  |  2012年02月09日

    リスト・ソナタを聴いて。天馬空を行くが如き演奏。20世紀にはギーゼキング、ホロヴィッツという鍵盤の魔術師がいたが、ようやく彼らの後継者ともいうべきピアニストが輩出した。但し魔術師とはおおむね物理的なピアノの音についての話であり、純音楽的表現性でいうとギーゼキングにおいてはピアニズムとの調和という側面から、一種の制限が加えられていたし、ホロヴィッツにおいてはピアニズムと音楽内容との乖離という危うさを抱えていた。対してユジャ・ワンは魔術師ぶりが曲に内在していた本来こうあるべきものの掘り起こしに貢献しているというべきか。優れた音で技巧的難所も難なく乗り切るような狭義の意味でのテクニックは20世紀において押し進められ、更にその上を行くことは困難でもありたいした意味もない。そう考えていくと、まだ広いレパートリーを披露したわけでもないので多くは語れないが、少なくとも21世紀前半の真打的ピアニストが登場した期待感を抱かせるものがある。

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    ミケランジェリ  |  東京都  |  不明  |  2011年10月08日

    思わず買った2枚目のユジャ・ワン。ともかくタッチの多彩さに私は惹かれます。マルカートとスタッカートの間に何種類も段階があるような清潔なタッチ。そして神経の行き届いた音楽の流れ。驚くべき才能!

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    chopianism  |  北海道  |  不明  |  2011年06月20日

    ユジャ・ワンは、天性の「プレイヤー」だ。ピアノを見ると弾きたくてウズウズしてしまうという典型的タイプ。見ているだけで楽しい。音楽と演奏が分離していない。こういう音楽は、いい意味で考えすぎていないから、常にそこから生まれてきたような新鮮さがあり、自由に拡散して聴き手のイマジネーションを試す。それが音楽の原初的な喜びを生む。超絶的なテクニックも独り善がりにならず、音楽に奉仕している。クラシック界では貴重な存在であり、この先の成長も実に楽しみだ。

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    関定子と共に  |  山梨県  |  不明  |  2010年10月22日

    重低音にしびれます。特に低音好きという訳ではないのに…。出ないはずの小型のスピーカーから素晴らしい音の洪水です。ドイツ・グラモフォン56枚ボックスの54枚目で出会った驚異のテクニックと録音。

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  • ★★★★★ 

    かめ  |  東京都  |  不明  |  2010年01月22日

    パワー、テクニックが音楽に奉仕しています。まだ青さもあるけれど、この勢いはだれにも止められない。リストのソナタを何度も聴いてみたけれど飽きることがないのは決して薄っぺらな表現ではないことを裏付ける。右手のメロディーが薄いという批判もあるようだが、分厚い中低音にささえられた音量バランスはむしろ好ましい。 いずれにせよ驚異的な新人がまたデビューした。

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    Kei  |  神奈川県  |  不明  |  2009年07月24日

    聞きなれたショパンが別の曲に思えるほどの大きな緩急のダイナミックス、左手・右手のバランス、タッチの精妙さ等、一楽章が始まるやいなや思わず姿勢を正してしまった。それでいて、有無を言わせぬほどの説得力を持つというのは、若いながら大変なカリスマ性の持ち主である証だろう。デビューしたてのアルゲリッチもこのような鮮烈な印象を与えたのだろうと想像する。

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    meji  |  神奈川県  |  不明  |  2009年07月06日

    気風がいいというか、北京の小姐が歯切れの良い中国語を早口でまくしたてるような勢いがあるが、アルゲリッチのような乱暴さは無く、ディテールの表現など実に丁寧。さすがに深いタッチやテクニックの凄みを期待するのは無理だが、かといって未熟さやひ弱さは皆無。近年の若手女流としてはトップクラスの逸材と見た。

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  • ★★★★★ 

    gairo  |  北海道  |  不明  |  2009年05月25日

    とにかくものすごい内容なので、一挙に聴き通すのは自分には無理。それでもショパンはようやく2回聴いた。ショパンに限って言うと、曲の立ち姿は過去の名演に比べ二次元的にも三次元的にも拡大され、壮麗な全体像が現れると同時にどの細部もクリスタル的に輝いているのは驚き。ルービンシュタインもアルゲリッチも子供の演奏のように聴こえてしまう。でもとがった演奏では全然ない。生命の大地から生まれたような呼吸の深さ、それは最もリアルであり、かつ深い慰撫をもたらすものなのだ。

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  • ★★★★★ 

    Chang  |  千葉県  |  不明  |  2009年04月23日

    Abbadianさんが絶賛する気持ちよくわかります。上手いというより凄いと感じさせるピアニストですね。CDの収録曲はピアニスト自ら選んだのでしょうか?そうであれば、自信がないとこういった選曲はできませんね、デビューアルバムで。実演を聴いていませんし、CD一枚のリリースで過剰な評価は禁物かも知れませんが、今後、目の離せないピアニストの一人であることに間違いはないでしょう。

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  • ★★★★★ 

    Abbadian  |  東京都  |  不明  |  2009年04月06日

    (更に続き)なお,彼女がテクニック優先の「指が回るだけのテクニシャン」という誤解を持たれないよう,追記。ショパンの有名な第3楽章の何気ない表情付け,あの短い異形のフィナーレでの,ペダルを効果的に使った多彩な音色と表現,更にスクリャービンの第1楽章におけるデリカシー,そして極め付けはリストでの,女流とは思えない程の広大な表現のダイナミックレンジ−いずれも特筆したい美点だ。加えて,ソナタ3曲の間に挟まれたリゲティのエチュード−特に「魔法使いの弟子」は正に超絶技巧だが−は呆気に採られる程軽やかに,風のように吹き抜けて行く。これは一夜の魅力的なリサイタルだ。お見事!

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  • ★★★★★ 

    Abbadian  |  東京都  |  不明  |  2009年04月05日

    (続き)最高水準のテクニック―特に,女流としては恵まれた指の長さを活かした跳躍の見事さと粒立ちのいいタッチ―は勿論だが,ショパンの第2ソナタ冒頭の変二音の良く通る力強いタッチを聴いただけで(左手の演奏力が凄い),彼女のピアニストとしての総合能力の高さは明らかだ。更に,堂々とした音楽作り,曖昧な音が一つもなく,かつ,野生動物のように敏捷な運動性を兼ね備えるピアニスティックな魅力は,既に完成の域にあると感じさせるに十分である。これは,演奏経験豊富なピアニストでも大変だと思うプログラムを,彼女ならではの演奏で弾き切った,真に記念碑的なCDである。

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  • ★★★★★ 

    Abbadian  |  東京都  |  不明  |  2009年04月05日

     ついにユジャ・ワンの輝かしい才能の全貌が明らかになった。N響との最初の共演(プロコフィエフの第2協奏曲)を視聴し,難曲をこともなげに,しかも活き活きと演奏する高い能力に驚き,既にCDがリリースされているのではないかと探したが,その実力にも関わらず,20歳の彼女はまだCDデビューしていなかったのである。それだけに今回のデビューCDは個人的に待ち望んでいたものだった。満を持してリリースされたこのデビューCDは,曲目からしてとんでもないものだが,演奏も事前の予想を遥かに超える凄いものだった。(続く)

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