スティーヴン・キング

本 シャイニング 下 文春文庫

シャイニング 下 文春文庫

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    Kooさん  |  東京都  |  不明  |  2021年04月25日

    雪山に建つリゾートホテルの冬季の管理人としてやってきた作家親子が味わう恐怖。いよいよホテルの黒歴史が明かされてゆき、作家の過去を振り返り父親の暴力の記憶が呼応してしまう。このまま閉ざされた館の中で凄惨な事件が起きてしまうのか。唯一の希望はシャイニングという能力を持った息子ダニーだけである。

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    メタリック  |  東京都  |  不明  |  2010年04月22日

    「シャイニング」は、映画から原作の順番だったので、原作を読んでいてもジャック・ニコルソン=ジャック・トランスというイメージが抜けきりませんでした。 映画の恐怖と、原作の恐怖は別物ですね。映画は「ホテル」の影響により精神異常を起こしますが、原作は「ホテル」の意思により、ジャックが獲りこまれます。 また、「輝き(シャイニング)」能力を持つダニーの「ホテル」に対する漠然とした恐怖と、明確な恐怖な差といった、やはり活字ならではの恐怖(人間の空想力を刺激)は必読の価値ありですね。映画自体にスティーブン・キングは酷評をしたそうですが、活字のパワーにはやはり勝てるものは無いので仕方ないでしょう。 私自身、2度3度と読んでいますが、この作品は読むたびに見えてくるイメージが違うのが面白いです。成長と共に読むと良いですよ。ただし、映画を観るとどうしても”あのシーン”ではジャック・ニコルソンの顔しか出てきませんけど。

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