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CD シューベルト:交響曲第4番、フランク:交響詩『プシュケ』〜プシュケとエロス、ドビュッシー:海、他 ジュリーニ&ベルリン・フィル(1969 ステレオ)

シューベルト:交響曲第4番、フランク:交響詩『プシュケ』〜プシュケとエロス、ドビュッシー:海、他 ジュリーニ&ベルリン・フィル(1969 ステレオ)

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    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2010年02月13日

    ジュリーニが得意とした諸曲を組み合わせた演奏会の記録である。演奏当時は69年。ジュリーニが円熟の境地に達する少し前の演奏であり、若さ故のエネルギッシュな生命力溢れる劇的なアプローチをしていることが特徴と言えるだろう。冒頭のセミラミーデからして、当日の演奏会の開始を告げるのに十分な迫力ある演奏を聴かせてくれる。シューベルトの第4は、後年にバイエルン放送交響楽団と録音を行っているが、演奏の性格のあまりの違いに唖然としてしまう。演奏の完成度という点に鑑みれば、バイエルン放送交響楽団との演奏に軍配を上げるべきであるが、本盤には若き日のジュリーニならではの劇的な凄まじいまでの迫力があり、特に、この曲の副題でもある「悲劇的」を体現して見せたという意味においては、高く評価しなければならない名演であると言える。フランクのブシュケとエロスは、後年のベルリン・フィルとのスタジオ録音と比較しても遜色はない重厚かつ堂々たる表現を行っており、ライブならではの熱気を考慮すれば、本盤の演奏の方をベストの名演としたい。海は、ジュリーニが何度も録音している十八番とも言うべき曲であり、同時発売の78年のライブ録音が超名演であるだけにどうしても分が悪いのは否めないが、若き日のジュリーニならではの生命力溢れる激越な表現には大いに見るべきものがあると言える。録音は、60年代後半のライブ録音とは思えないほどの鮮明さだ。

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