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ショパン (1810-1849)

CD ショパン:前奏曲集、モンポウ:『ひそやかな音楽』第15番、他 タロー(p)

ショパン:前奏曲集、モンポウ:『ひそやかな音楽』第15番、他 タロー(p)

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    ひのき饅頭  |  愛媛県  |  不明  |  2010年02月21日

    今回の評価は「3つの新しい練習曲」のモノです。他の練習曲同様、簡単な音型の組み合わせからできている。しかし常識とされている、市場に氾濫するショパン的な音の使い方(実は大間違いなのだが)を意識すると、その魅力の半分も出ない。普通はf→As→Desの順に収録されるが、タローはf→Des→Asの順に配置する。この発想が凄い。調性が上昇して生命感が満ちるはずの曲が、調性を下降させることによりその背後に潜む、ある種の希求と漠然とした怖れを提示することに成功している。この録音は用意周到に仕掛けられたコンセプトアルバムだ。その効果もあってか、ここに聴かれる「3つの練習曲」は歴代の演奏と比較しても文句無く傑出している。ただし「前奏曲集」に関する感想は変わらない。やはり残念なのは「前奏曲」の24番。この曲は全く規則的な6拍子が要求されている。しかしコレをきちんと弾けるプロは滅多にいない。まずコレをクリアしなければならない。この演奏もリズムを執拗に刻むあまり、やはり6拍子が4つに割れている。「別のリズムを刻むことを意図して演奏する」という主張は、この曲に関しては全くの論外です。(ちなみにこのポイントはポリーニ程度では全く駄目ですので、念のため)

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    ひのき饅頭  |  愛媛県  |  不明  |  2008年11月29日

    今ピアノを聴いてみたいと思われているなら、一般的に安心して薦められるピアニストです(ショパンの言葉「Cは最後に弾いてください」の意味がわかる人には別の録音を薦めますけど)。しかし他の曲で聴かれるタローの技術水準を考慮に入れると10、24が練習不足。世界的な名声を手に入れると同時に、多忙から音楽を失う演奏家が多いことを考えると、タローほどの才能。持ちこたえてほしい。とはいえ次元の高いレベルでの話です。この出来上がりでも、メジャーの演奏屋達の録音を軽く引き離してくれます。

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