作品集(ジャロン、ノモス・アルファ、コムホイ、他) ブーレーズ、タバシュニク、ホイナツカ、他(2CD)
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Ed-JA | 千葉県 | 不明 | 2011年08月08日
2001年に惜しくも糖尿病の悪化で亡くなったクセナキスですが、現代音楽が行き詰まった中で唯一才能のある作曲家が彼だと私は思っています。現代音楽と聞くと調性感が無く、不協和音だらけでよく分からないというイメージがありますし、彼の作品も調性感や不協和音が頻発しますが、なぜかヒューマニズムが根底に存在し、数的処理が作曲に組み込まれていても決して機械的な作品に仕上がらないのが不思議です。私はこの輸入盤そのものは持っていないのですが、復刻された国内盤は所持しています。特にトロンボーンの無伴奏曲「ケレン」はアンサンブル・アンテルコンタンポランで活躍されているベニー・スルチンが演奏し、クセナキスは彼に献呈しています。そして、この曲は演奏するには勿論難解な曲ですが、曲想がとても調性的で何回聴いても飽きの来ない彼の代表作の1つに入ります。新ヴィーン学派を徹底して聴かれた方には特に良さが分かる1枚だと思います。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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