ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番、ショパン:ピアノ・ソナタ第2番、舟歌、子守唄 グリモー(P)
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Marthy | POLAND | 不明 | 2011年07月15日
メインに収録された大曲よりも、ショパンの「子守歌」素晴らしいです。録音も優秀だと思います。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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つよしくん | 東京都 | 不明 | 2011年06月18日
本盤にはショパンとラフマニノフのピアノソナタを軸に、ショパンの有名な2つの小品がおさめられているが、その中でもダントツの名演はラフマニノフのピアノソナタであると考える。ラフマニノフのピアノソナタは、ピアノ協奏曲や交響曲、そして、フィギュアスケートの浅田真央の選曲で有名になった前奏曲「鐘」などの影に隠れた存在に甘んじており、レコーディングも著しく少ないと言えるが、そのような渇きを癒してくれる素晴らしい名演と高く評価したい。ラフマニノフの演奏は、これはピアノ協奏曲などでも同様であるが、ロシア風のメランコリックな抒情を美しく歌い上げた濃厚な表現が数多く行われていると言える。確かに、そういった濃厚な表現も十分に感動的であるが、グリモーは、もちろんロシア風の抒情の歌い方にも申し分はないのであるが、むしろ一音一音を精緻に描き出していくという純音楽的なアプローチを行っており、これはオーソドックスなアプローチではあるものの、ラフマニノフの演奏としては実に清新なイメージを与えるものであると言える。さらに、グリモーが素晴らしいのは、どこをとっても彼女の美貌を思わせるような気品の高さに貫かれていると言うことであろう。グリモーは、約20年前の1985年にもラフマニノフのピアノソナタを録音しており、それも名演の名に値する思うが、前述のような格調の高さや音楽性の豊かさにおいて、本演奏の方をより上位に置きたいと考える。なお、併録のショパンのピアノソナタ第2番や、子守歌、舟歌についても、グリモーの名をいささかも辱めることがない気高い名演であるとは言えるが、他の海千山千のピアニストによる名演が目白押しの楽曲であり、ラフマニノフほどの魅力はないと考える。録音は従来盤でも十分に満足できる音質ではあったが、今般のSHM−CD化によって、音質が非常に鮮明になるとともに音場も格段に幅広くなった。SHM−CDとピアノ曲との相性は抜群のものがあるところであり、グリモーによる名演をSHM−CDによる鮮明な高音質で味わうことができるのを大いに歓迎したい。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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おっさん | 神奈川県 | 不明 | 2010年08月08日
ショパンも良いけど、ラフマニノフがやはりうまい。私は旧録音の方が好きだが、こちらはより洗練され、深みが増している。なぜ旧盤が好きかというと、私があまり好みではないラフマニノフを一気に開眼させてくれたからだ。しかも録音時の年齢を見ておどろく。たしか15歳か16歳くらいだったろう。その無名の少女のデビュー盤がどこかで賞をとっている。現在の人気は当然とも言えるだろう。あとこのCDで泣かせるのがショパンの子守唄だ。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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音楽の巨神 | ロンドン | 不明 | 2008年11月29日
アシュケナージとの共演のラフマニノフの演奏の質がかなり良かっただけに期待したが・・・。全くの期待はずれ。あれほど美しいかったピアノの一音一音はどこに行ってしまったのか?ラフマニノフは原典版を中心に構成されているようだが、ペダリングが悪いのか、音符の棒読み状態。いい意味での「棒読み」ならいいのだが、集中力に欠けるような演奏。これは期待はずれ。もっと実力のあるピアニストだと思う。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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MusicArena | 神奈川県横浜市 | 不明 | 2008年10月30日
昔はずっとイングリット・へブラーのLPレコードを愛聴していた。その後CD時代になって復刻のワイセンベルク、ブレンデル、定番アシュケナージ、浪漫漂うポリーニ・・・と往年の名録音は枚挙の暇がない。グリモーの葬送だが、そのジャケットの美貌に騙されてはならない(^_^)。どうしてどうして、なかなか剛直で温度感の低いショパンである。それぞれの場面での鋼のような剛健なタッチとジャケットで微笑むノーブルな顔立ちとは全然結びつかない。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ポランスキーのP | Tokyo | 不明 | 2007年02月24日
ラフマニノフはやたらと和音をバラす演奏が多くて疑問だが、ここまできっちり弾いてもらうと、ラフマニノフの曲作りがいかにしっかりしたものかわかる。とても良い。ショパンも、やたら旋律がでてくるコブシの効いた演歌ショパンが多い中、内側から音が絡むようなしっかりした演奏。ラフマニノフとショパンの違いが鮮やかに分かるのが良い。さすがプロフェッショナルだなあ。全く素晴らしい。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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徳力勝利 | 東京都 | 不明 | 2006年09月26日
ラフマニノフを推奨したい。さすがである。ショパンは他に多くの演奏家がいますから…。「すばらしい」の評価をしたいが、ラフマニノフと容姿をもって「最高」とする。なお最近の彼女はオーラが出ています。我々から遠い存在になってほしくない反面、いっそうの活躍を祈っている。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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jm | 東京 | 不明 | 2006年08月23日
ほぼ同じ内容のプログラムを、ロンドンのロイヤルフェスティバルホールで聴きました(2005年2月)。登場からグリモーは心からの暖かい拍手で迎えられていました。彼女の演奏は、それに甘えことなく、光と陰のコントラストの強い、思索的なものでした。プログラムが終わると、いっそう暖かな拍手が彼女を包みました。会場のみんなが演奏家としての彼女の成長を支えようとしているように感じられました。素敵な時間でした。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ひろ | 横浜 | 不明 | 2005年07月09日
2005年7月5日、東京サントリーホールにて当CDと全く同じプログラムによるコンサートを聴いた者としてコメントします。コンサートの時の方が即興性と自発性に溢れていて、ショパンのソナタの第一楽章等は当CDよりももっと切迫感がありました。また、子守歌等でのピアニシモの美しさは、コンサートの方がよりすばらしさを実感できました。当CDはコンサートよりも全体的にやや身構えた印象が残りますが、当日の印象をまざまざと回顧させてくれます。この方は録音よりもコンサート向きかもしれません。一度会場に足を運んでみることをお勧めします。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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sunnyside | Suginami City, Tokyo | 不明 | 2005年04月08日
fukaさんに賛成,です。やはり,奏者の内面が鍵盤に吐露される形で音となる訳ですから。それを「比較」により顕著に確かめられるのが本盤。ラフマニノフ。歴然とした,デヴュー盤との違い(どちらがどう,という意味合いではなく)。ブックレットは死生観を語っていますが,スピーカから聞こえてくる彼女の呼吸に,なにかそれが表れているような気までします。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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fuka | 横浜 | 不明 | 2005年02月13日
付帯情報なしで音楽だけを純粋に楽しむことも大事ですが演奏家の考えていることを少しでも知りたいと思います。このCD(輸入盤)のbookletは何度も聴いた後に読みましたが彼女の考えがすごくよく出ています。フランス人の彼女が自分の考えを表現する英語の語彙の豊富さと卓越した抽象的思考に驚きます。Chopinのsonataの終楽章の謎や舟歌がどうして心を捉えるのか(Lipattiとはもう全然違う演奏なんだけど)などが自分の近くに感じられるのです。7月がとても楽しみ!1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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