フルート協奏曲集 パユ、トネッティ&オーストラリア室内管弦楽団
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一人のクラシックオールドファン | Hyogo | 不明 | 2013年08月06日
音楽史上初のフルートの為の協奏曲としてヴィヴァルディが作品10でまとめた六曲は私などもタイトル付きのものは他の演奏家でも聴いてはいましたが本盤は2005年人気のフルーティストであるパユ・・・当時35歳・・・がR.トネッティ(40歳)率いるACOをバックに演奏したものを集めたもので有名な「四季」に似たパターン・フレーズも所々現れ親近感が沸き難しい事抜きに聴き流すには打ってつけかと思いました。パユの演奏は万全なテクニックをベースに攻めるべき処は奔放に攻めニュアンスを大切にすべき処は慎重にアプローチし音色として決してトレンディな懐古趣味と安っぽさに陥る事無く、剛と柔を併せ持つ明快なフルートがヴィヴァルディのバロック世界へ導いてくれます。収録曲は作品10-1「海の嵐」(トータルタイム6’17)、10-2「夜」(同8’53)、10-3「ごしきひわ」(同9’13)、10-4(同7’06)、10-5(同8’46)、10-6(同8’09)の六曲に付け加えるにフルート協奏曲RV440(同8’56)、RV429(同7’54)の二曲は作品10以降のフルート協奏曲の古典派への橋渡しを示す作品として聴かれる意図を有しているのだそうです。私個人としては特に10-2「夜」の巧みな語り調が印象に残りました。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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