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Kusoiinkai

CD [USED:Cond.AB] Deformer No Aojashin

[USED:Cond.AB] Deformer No Aojashin

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    micarosu  |  神奈川県  |  不明  |  16/April/2017

    前作「ダウトの行進」がとんでもない名盤だった。 これを超える作品にはなかなか出会わないと思ったのだが、まさかこんなにも早くそれをも超える名盤に出会えるとは。 既出曲「私が雪を待つ理由」、「ビジョン」、「色恋狂詩曲」はもちろんどれも素晴らしかったのだが、今作では特にアルバム曲の秀逸さに注目して欲しい。 中でも岡田さん作曲の「何者」、「恋とは贅沢品」、「通行人「R」」の素晴らしさだ。 以前からキャッチーなメロディを作らせたら文句なしだったのが、更に磨きがかかり、一度聴いただけで忘れらないくらい耳に残る曲になっている。 それだけでも十分良いのだが、三浦さんの歌う言葉の響きが綺麗にメロディに乗っていて、詩の内容までもが自然に伝わってくるのも良い。 この3曲については本人が編曲までこなしていることもあり、何をどう伝えたいのかという楽曲のイメージが音から垣間見えることも、この楽曲を名曲に昇華させている要因の一つだろう。 ここまで絶賛してしまうと他の曲はそうでもないの?と思われてしまいそうだが、まだまだアルバムの魅力がまだまだある。 岡田さんがここまでキャッチーで優しい楽曲を聴かせてくれたが、その対となる格好良さを示してくれる佐々木さんの曲の存在を忘れてはいけない。 「キラーチューンキラー」はイントロのギターリフから格好良いのだが、そこから重みのある音とメロディ展開で聴かせつつ、その中に心地良い疾走感を魅せるのが堪らない。 唯一のインスト曲「Sign -instrumental-」のアコギをメインに据えた、インパクトある音には思わず聴き入ってしまう。 「私が雪を待つ理由」という壮大で優しいバラードの後にあることで、それぞれの楽曲が引き立っているのも聴きどころである。 そして忘れてはいけない三浦さんの楽曲の存在。 アルバムの始まりを告げる「スタートシグナル」はイントロのカウントダウン的に響いてきて、スタートを後押しするような詩の内容とも相まって、感情が高ぶってくる。(アウトロのギターもすごく格好良い) 「解の恋式」は恋に対する解の公式を求めている主人公の成長に、ちょっと癖のあるメロディの融合させるというまさに真骨頂。 こういう曲があると安心するし、楽しくなってくる。 「アイシテイルの破壊力」も近いところはあるのだが、言葉を届けることの難しさに向き合うもどかしさを示すような浮遊感ある音色でまた違う一面を見せてくれる。 最後を飾る「罪と罰」は集大成であり、進化を見せる楽曲。 歌声も含めて静かな始まりだったところから徐々に音が重なりあって、最後には壮大な世界を聴き手に魅せる。 こういう楽曲はある種の自信と実力が無ければできないので、それが出来るところまで来たということを感じずにはいられなかった。 ここまでモテない男の心情を描くことが多かったが、今作ではそれだけでない世界も描いていることで楽曲の幅は大きく広がった。 それにより感じた今までの良さと新しい良さ。 まさに集大成であり、進化が垣間見えるアルバムになっている。 冒頭でも絶賛したが間違いなく名盤。 聴いて絶対に損はない。

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