ヴラディーミル・アシュケナージ/デッカ・ピアノ・ソロ録音全集(89CD+BDA)
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saitaman | 埼玉県 | 不明 | 2023年08月17日
元々持っているものも含めて時間をかけて全て聴いた。アシュケナージというピアニストの特徴は徹底的にそれぞれの作品の標準的な解釈を突き詰めて弾いている点にある。派手なパフォーマンスや演奏家の個性の発揮が第一といったような巨匠然とした演奏は避け、作品に真摯に向かい合い作曲家の意図を読み取り丁寧に再現することに誠心誠意尽くしている。テクニックだけなら技術が発達した現代の方がもっと指が動く人はいるけれど、標準演奏を求めるならこれほど安心して聴けるピアニストは今でもいない。一言で言えば、ハズレが無い。バッハやベートーヴェンはもちろん良い。ショパンはこんなにたくさん録音していたのかと驚いた。ドイツ・オーストリアものの中ではシューマンが特にオススメである。フランスものは少しだがラベルは非常に良い。また、ロシア音楽でのアシュケナージの優位性も再認識した。プロコフィエフは見事だし、スクリャービンは今でもこの演奏がベストだと思う。ショスタコーヴィチの24のプレリュードとフーガは作曲家直伝のニコライエワのものと並んで双璧である。カラヤン等と並んで録音芸術としてのクラシック音楽の全盛時代を作った貴重な音楽遺産である。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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だまてら | 千葉県 | 不明 | 2022年06月10日
> この企画も、50周年全キャリアでの50CDではなく、「ピアニスト・アシュケナージ、アナログ(録音時代の)50CD」だったらなんぼか良かったのに・・・と無いものねだりをしたくなりました。 上記は2013年3月、DECCA録音50周年記念BOXが発売(50CD、但し指揮者アシュケナージを含む)された時のレビュー後半部分です。9年の歳月を経てそれ以上の内容でリリースされるとは!「念ずれば通ず」に感慨深いものがあります。BDA盤はせめてショパンの全録音を、と言いたいところですが、1枚に収録できるベストな選曲であり楽しみに待つこととします。5人の方が、このレビューに「共感」しています。
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