ユージン・オーマンディ/ザ・コロンビア・レガシー(120CD)
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レインボー | 不明 | 不明 | 2023年05月16日
ユージン・オーマンディが、コロムビアに録音したモノラル音源を纏めたボックスもの。 オーマンディは幅広いレパートリーで知られているが、本CDでも定番どころはもちろん、何度も録音したシュトラウス・ファミリー(本ボックスにも何枚か取り上げられている)やオペラの全曲、同時代のアメリカの作曲家の新曲等々、様々な作曲家の作品が取り上げられておりうち、なんと152曲が初CD化というもの。 これはこのボックスの売りの一つだろう。 この時代のオーマンディは後年の端正なサウンドに加えて、速めのテンポをとっている曲が多い。 そのため、のちに録音がある曲でもこちらの方が良いと言う演奏も多く、これもこのセットの聴きどころの一つ。 オーマンディ以外の指揮者の録音も意外と多く、ミトロプーロスやワルターと言った有名人から、カストン、ヒルスバーク、オコンネル、トムソン(この人は作曲家として知られるが)といった今では無名の指揮者の演奏も収録されており、なかなか楽しい。 録音年の割にどれも音は悪くない。 加えて大変丁寧なボックスの作り。 解説書はカラーな上、録音データ等も記載されている。 当時のデザインをそのまま復刻した紙製ケース(但し2枚以上を纏めたものは片方のみ、それ以外は解説書に収録)にCDは収録され、CDのデザインもSP盤を模したものだが、ちょっとどれも同じに見えるのが難点だろうか。 尚、ソニーミュージック・ジャパン出荷分のみ、オーマンディの研究家市川幹人氏によるライナーノーツが付いており、その熱いオーマンディへの文は必読。 購入から聴き通すのに約2年程かかったが、非常に満足度の高いボックスであった。 決して安いとは言えないが、興味を持っている人は是非ともおすすめする。4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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toku | 埼玉県 | 不明 | 2021年04月15日
アーティストに対する尊敬と愛情を感じる、心地よいボックスでした。オリジナルジャケットも嬉しく、録音・発売された時代が、どのような時代だったのか、まさしく時代の記録としても、楽しむ事ができます。日本では評論家受けしなかった、マエストロ・オーマンディですが、実力はまさに一級品。じっくりと楽しませていただきます。他のアーティストボックスも、このようなものであって欲しいと思います。 ステレオ録音以降のボックスは発売されるのでしょうか?、かなりの枚数がダブりますが、このようなボックスであれば、購入したいと思います。12人の方が、このレビューに「共感」しています。
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だんご | 大阪府 | 不明 | 2021年04月11日
オーマンディのオリジナルジャケットでのセット物の発売を楽しみにしていましたので、ワルター、セルなどのセットと同じ丁寧な作りなので充分満足であります。ただ1つ不満を言えば、せっかくオリジナルの発売を重視するなら、もともと1枚で発売していたレコードを今回のCD化では2曲を1枚のCDにまとめるのではなく1枚ずつで発売していただけたら良かったと思います。CD3やCD4などです。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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楽に寄す | 大阪府 | 不明 | 2021年03月14日
ハイフェッツ、ルービンルシュタイン、ミュンシュ、ライナー、ワルター、セル、スターン、バーンスタインなど大規模ボックスからジュリアード、フランチェスカッティ、ブライロフスキ、バルビローリ、そして発売予定のロジンスキなど10枚前後のボックスまで1枚1枚オリジナルジャケットで個性の映える貴重な音源がこのように発売されるのは我々往年の名演奏を慈しみ、楽しむ世代には喜びにたえられませんね。過去の人類共通の遺産ともいえる演奏記録を所有し、発売する権利を有する企業は、その社会的使命を自覚され、是非、ソニーを見習って、オリジナルに近い形でまだ日の目を見ない多くの演奏記録を広く世の中の愛好家に提供して欲しいと念願する次第です。14人の方が、このレビューに「共感」しています。
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せごびあ | 愛知県 | 不明 | 2021年03月13日
1944年から1958年までの15年間に残されたモノラル録音を網羅したものということなので、あらためてその後のステレオ全集が出るということと期待を込めて理解しました。8人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ノエル | 青森県 | 不明 | 2021年03月11日
モノラル録音中心は歓迎。ステレオ録音は相当数持っているので安心しました。初めて聴ける曲もあるので楽しみです。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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不明 | 東京都 | 不明 | 2021年02月03日
このセットの中で以前聞いたことがある春の祭典は、オーケストラの弾きぶりが見事でびっくりした記憶があります。でも考えてみれば1940年にディズニーのファンタジアで同曲をバリバリ弾いていたわけだから、オーマンディの録音時には世界でこの曲を最も弾きこんでいたオーケストラ の可能性もあるかなと思います。音楽史の新しいレパートリーの開拓者としてのオーマンディとフィラデルフィア管弦楽団には興味津々、それらの演奏を楽しみに勿論即購入です。 春の祭典の出来ぶりから見れば高評価も可能ですが如何せん聞いてない演奏が多すぎるので、星 4つにします。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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miya3732 | 香川県 | 不明 | 2021年01月30日
待望久しいユージン・オーマンディのコンプリートボックスがいよいよ発売となる。しかも、今まで全く顧みられて来なかったモノラル時代の録音の完全全集ということで、望外の感激である。先般ブルーノ・ワルターのコロムビアにおけるコンプリート・ボックスが発売された際に、次は是非オーマンディをお願いしたいと、レビューに記したものです。しかしながら、その際に望んだのは、ステレオ録音の全てと、ステレオ再録音の無い曲目のモノラル録音すべてという希望でした。それがなんと、モノラル録音の完全全集ということで、これは狂気乱舞するよりありません。しかもオリジナル・ジャケットに裏面の解説も完備ということでは、感謝の言葉もありません。 確かに、ステレオ録音の完全全集が発売されたとしても、CBS録音、RCA録音を含め、国内発売はもちろんのこと海外盤まで含めれば、ほぼ90%以上はすでに持っていますので、ほとんどの重複を免れないところでした。今回のモノラル録音になると、「春の祭典」など、ほんの一部しか持っておりませんし、それこそ耳にした経験もほぼありません。ステレオで再録音されなかった膨大なリストを見るにつけ、期待が大いに高まっていきます。 個人的な思い出を書きますが、オーマンディとの最初の出会いは、小学生の時に親が買ったコロムビアのセパレートステレオについてきたサンプル盤(17cm)に収録されていたのが、オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団のカルメン前奏曲で、その豪華な響きに陶酔したものです。高校時代になって二番目に買ったLPがチャイコフスキーの「白鳥の湖」、(ちなみに最初に買ったのはバーンスタイン指揮の新世界交響曲でした)当時、高校生の小遣いに対し、LPは高価だったために、飽きずに同じレコードを繰り返し聴いたものです。最高の思い出は、1978年5月、このコンビの3度目の来日の際の倉敷公演で実演を聴けたこと。多彩なプログラム(ピストン、アイヴス、ベートーベン、ドビュッシー、ストラビンスキー、バッハ)と、豪華な音響に満たされました。オーケストラ実演の最高の思い出として心に残っています。 さて、あとはこのモノラル時代の録音がどの程度の音質で再現できるのか、大いに期待するものです。発売日を楽しみに早速申し込みます。11人の方が、このレビューに「共感」しています。
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