Rosenkranz-Sonaten : Lucie Sedlakova Hulova(Baroque Vn)Jaroslav Tuma(Organ)
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gonz | 北海道 | 不明 | 2021年01月24日
ビーバーの作品の中で、ザルツブルクミサと並んで好きな曲です。数多くの演奏を聴いてきたつもりですが、奏者2人によるものはこれが初めてでした。この曲のスコアには、ヴァイオリンと通奏低音の2人分の譜表しかなく、多くの演奏で愛用されている複数楽器のとりどりの通奏低音による演奏というのは、この長大な曲を飽きさせずに聴かせ、また演奏するための工夫でしょう。しかし、伴奏がオルガンだけのこの演奏でも退屈することはありません。オルガンは時にかなり低い音も出すし、ヴァイオリンはほんの少し絶妙なタイミングでごく控えめな装飾を施して音を紡ぎます。特別個性的な表現ではありませんが、全体的に優れた演奏といえます。レツボルとは対極にあると言えますが、どちらの演奏も好きです。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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