交響曲第3番/同第5番 ラプル/ウィーン放送交響楽団
検索結果:2件中1件から2件まで表示
-
Dewurich | 埼玉県 | 不明 | 2020年06月13日
3番は1951年完成の作品ですが作風としてはブルックナーとマーラーを近代化し亡命地イギリスのヴォーン・ウィリアムズ風味も加えコンパクトにまとめたもので、巧みなオーケストレーションと美しい旋律と和声は第1級の才能を感じさせます。 決然とした力強さに満ちた第1楽章、不安な響きの中からやがて絶望的に甘美なロマンが零れ落ちる第2楽章、才気弾けるスケルツォの第3楽章、凄絶な行進で締めくくるフィナーレは圧倒的です。 1956年完成の5番は調性感は希薄で前衛現代音楽登場直前の終戦直後型近代音楽の一種の典型ですが、全曲を貫く格調高い緊張感はヴェレスの優れた才能を十分に示しているといえましょう。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
このレビューに 共感する
-
オランダ船のリゴレット | 大阪 | 不明 | 2007年10月20日
現代音楽の部類なのでしょうが、退廃的なブルックナーって感じの楽想です(宗教色はゼロですが)。所々にはロマン派的な盛り上げもありますし、この荒んだ現代的ご時世を反映してるかと思えばすんなり受け止められます。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
このレビューに 共感する
検索結果:2件中1件から2件まで表示