片山 杜秀

本 皇国史観 文春新書

皇国史観 文春新書

商品ユーザレビュー

  • ★★★★★ 
    (1 件)
  • ★★★★☆ 
    (0 件)
  • ★★★☆☆ 
    (0 件)
  • ★★☆☆☆ 
    (0 件)
  • ★☆☆☆☆ 
    (0 件)

レビューを書いてみませんか?

レビューを書く

検索結果:1件中1件から1件まで表示

  • ★★★★★ 

    Verdi  |  神奈川県  |  不明  |  2021年07月01日

    タイトルがまぁ直球というか何というか。刺激的というか、さすが文藝春秋、さすが片山杜秀といったところか。但しどちら向きにせよある種のイデオロギー的なものを予見するのは見当違いと言っていい。むしろ周到に一歩引いたところから「皇国史観」というものの変遷を読み解いており、取り上げられている論者は江戸時代から平成にまで至る。そう、これは「皇国史観」史と呼ぶべきものであり、その中には「この人は”皇国史観”の人なの?」と思うような人も入っている。だが、著作の中で、特に最後に著者が触れている通り、「皇国」というものがあって、それは何であるか、と考えれば、なるほどこういうことなのか、と腑に落ちる仕掛けになっている。面白い。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

検索結果:1件中1件から1件まで表示